しゃしょり座なのじゃ！

前回までのあらすじ
「俺の正体だあ？そんな事は、俺が勝ってから考えやがれ！」

── 一番怖いのは人間だ ──

　主人公・執印周（しゅういん・あまね）は、空中都市・新生（にゅう）淡路の高校一年生。喧嘩で天下統一し、空中都市で宇宙時代の心身に磨きを掛けていた周は、突如として執印邸に現れたメカフェチの気がありそうな幼女『きよ』に番長生活をかき乱されながら、都市を急襲した『爆獣デデロギロン』を退治する。
　都市の平和を取り戻した周だったが、『きよ』の弟を名乗る『つき』『はや』が現れ、幼児達の存在がますます定着してしまう。

　そんな中、周が通う高校に、転校生『響・彼方』が現れて、他校の番長を倒す為の助っ人を頼まれた。
『光の忍者』を名乗り『昭和』ナンバーの単車を駆る、謎の同級生『響・彼方』と敵対しているのは、歴史の中に滅びたはずの平家の一族だった！
『天驤衆』を名乗って超常的な能力を振るいつつ、『寿永』『建仁』ナンバーの単車を駆る『平・敦盛』『城・板額』を撃破し、『女王』を巡る戦いを制した周達だったが、『天部衆』を名乗る『世阿弥（ZEN）』『金春禅竹（HAL）』が『平・敦盛』を復活させて、異能の力で共に再び周達に襲い掛かる。

　戦いの末に周達の味方となった『世阿弥（ZEN）』『金春禅竹（HAL）』、『響・彼方』の姉の『響・日向』は、依然正体が謎のままである『女王』を狙う『花の御所』からの刺客に襲撃された！
『天驤衆』名乗る暗殺者『崇明』『朝顔』『昼顔』とその軍勢を、異時空間『像苑』で倒した一行だったが、全員深手を負ってしまう。その光景を空から眺める一人の幼女『きよ』は、『日本国王』を名乗る『源・義満』から『女王』と呼ばれる。周は、女王を守り、女王を狙う者を誅滅する為の存在であった『天驤衆』『天部衆』達に私心を咎められ、また執印邸が襲撃される事を避ける為に『響・彼方』達からは『きよ』が『女王』である事は伏せられていたのだ！
　周は、『花の御所』の主『源・義満』が、平家方より先に『女王』を掌中にすべく『大樹ロボ・百武』で『平・敦盛』に挑んだ戦いに突撃した。

　女王の行く末は？『令和』ナンバーの男は何者なのか？『平・景清』が持つ力とは何なのか？
　周の熱い魂に惹かれて集い来る男達の物語が宇宙を焼き尽くす、最終決戦が今始まる！！！