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ショートショートの駒台(玉)

いらいらレストラン

 あるレストラン。
 一人の男が険しい顔でメニューを見ていた。ぶつぶつと独り言を呟いている。
 ボタンを押して、店員を呼ぶ。
 すぐさま女性店員が席の横までやってきて言う。
「ご注文は何でしょうか?」
 少しの間の後、男は何かを決心したかのような顔つきに変わった。
 店員には目もくれずに言う。
「噂のやつだ。俺が食いたいのはただそれだけだ。他には何もいらない。
 シェフの自信作なんだってな。とんでもなくうまいと聞いた。
 気まぐれにここに入ったわけじゃない。俺はその味を確認しに来たんだ。
 パスタというのはこういう物だという、その最高傑作――」
 男はここまでを一息で言い切り、息を吸い直して言う。
「――を一つ」
 店員は眉一つ動かさずに言った。
「かしこまりました。『噂のシェフの気まぐれパスタ』をおひとつ……ご注文は以上で?」
「と、ホットコーヒーを一つ」

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