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悪魔にお仕置きを!
作:高良月奈


チャリン♪ チャリン♪


俺の名前は 泉金徒しみず かなと
背は高校1年生にしては高いくらいで、
頭はいいほうだと思う。
ケンカは好きだ。

性格はマイペースかつ気まぐれ。
彼女はいない。っていうか、いらない。


初めの文からして、俺のやっていることが解るだろう。

は? 解らない?
おっまえフザケンナよ〜?


†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†



『クックックッ・・・・・』

高い高い空で、何かが不気味に笑った。
姿は、人間+悪魔 のようで、女だった。
銀に光る髪はどこか上品で、白い肌は強調されていた。
白が強調されているのは、着ている黒いマントのせいでもある。

『あれが・・・・次のターゲットか』

少女は『フンッ』と笑うと、姿を消した。

『アイツは数秒後、車にはねられ死亡だ』

そんな言葉を残して。


†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†


「フンフフ〜ン♪」

うまいでもない鼻歌を歌いながら、
俺は自転車で信号を渡ろうと、歩道に出た。

キキ―――――ッ!!

「おっと、サイフ持って来たっけ?」

そう言って俺は自転車を止めバックの中を見た。
実は今日、『ジ○ンプ』を買いに来たのだ!!

ドォンッ!!!

財布を発見したとたん、
俺の左から、すさまじい音。
どうやら車が突っ込んできたようだった。

「ま、救急車でも呼んどくか。」

俺はそう呟いて救急車を呼び、再び進んだ。

†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†

『んな・・・・っ!?』

少女・・・・いや、悪魔が呟いた。
彼女は相当驚いているようだ。

『私の決めた運命を・・・・いとも簡単に!?
 いや、これは偶然だ! あり得ない!』

悪魔はそう叫ぶと、
『まあ良い。次で終わらせる』と呟いた。

『ヤツは、転落死だ。』

悪魔が再び呟いた。

†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†


「おおぅ! いいところだな、此処は!」

俺が自転車を止め、森の中へ入っていった。
此処は、俺がよく遊んだ場所だ。

「あん時は無邪気だったよなぁ〜」

そう呟いた。俺の知り合いがいたら、
間違いなく『今も無邪気だ』と突っ込まれていただろう。

「お、ついたか〜?」

此処は、案外低い森で。
―――――と言っても、二階建ての家よりはあるが。

ズルッ

「おぉー?」

俺の足が滑った。
俺はバランスを崩し地面へ落ちた。

†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†

『フン・・・・。来たか』

悪魔が笑った。

『これで次の仕事へいけるな・・・』

悪魔が消えようとした直後だった。

†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†

「あぶね〜な〜」

俺はみごとに着地成功。
周りのガキ共が『すげー』やら『猫みてぇー』やら。
オイこらガキ。猫と俺をいっしょにするな。



†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†

『な・・・・っ!!
 なんでだっ!? なんで・・・・!』

悪魔が呟いた。
銀髪がゆらゆらと揺れた。

『・・・・よし、だったら次・・・・ヤツは殺される。』

悪魔が『これなら大丈夫だ』と呟いてから、
『くっくっくっ・・・』と笑い出した。

†―――――――†―――――――★―――――――†―――――――†
†―――――――†―――――――☆―――――――†―――――――†


『くっくっくっ・・・・私が出向いたのだ。
 死なないわけがあるまい。』

悪魔はキラキラと光る銀髪を一つに結い、
黒いワンピースを着ていた。
勿論、ここ日本で目立たないわけが無い。

「ちょっと・・・・外人?」
「・・・・てか美人じゃん!」
「きれー・・・・・」

いろいろ誉め言葉続出。
しかし悪魔には聞えていない。
彼女には、前方にいる金徒しか見えていないのだ。

「おおッ!!」

金徒が叫ぶ。
悪魔は何事かと金徒の横へ移動。

「これは・・・・これうわぁああああああ!!」
「・・・・・・・・・」

金徒の叫んだ理由がわかった悪魔は絶句。

「これは、限定賞品じゃあないかああぁあああああ!?」

ガチャ

呆れた悪魔はとっとと仕事イタズラをしようと金徒に銃を突きつけた。
金徒が『なんだ? それ。オモチャ?』とのん気に聞く。
悪魔が答えた。

「お前に付き合うのも此処までだ。
 とっとと死ね――――」

そういい、悪魔は銃をうった。

バァンッ!!

そんな乾いた音が、街を駆け巡る。

「なっ!?」

悪魔が驚きの感嘆をもらす。

そこにいるのは『金徒』。
死んだはずの、彼だ。


「あーあー、ひどいねコリャ。
 ちょっとしたお仕置きが必要だわ♪」

金徒がニヤリと笑う中、悪魔が顔を真っ青にした。
『お仕置き』と、手に持っている銃にも青くなったが、違う。

『何故、悪魔の攻撃を人間がよけられるか』だ。


人間とはジツに興味深い。



「オーラオラオラ!! 泣き叫べぇぇぇぇぇ!!!」
「いっ・・・・やぁああああああああああああ!!!」


人間は、自分の運命を自分で作る。



「ふっははははは!!!
 ドS王ナメんなよ―――――ッ!!!!!」



悪魔はこりた。

ある、人間のおかげで。



悪魔にお仕置きをする人間。




それは、地獄でも、天界でも、語り継がれるであろう。




「フンッ! 俺に勝てると思うなよッ!!」



彼 史上最強の人間、

泉金徒。




「出直してきやがれ!!!」





悪魔な彼からお仕置きを。




「You asked for it!」

(それは自業自得だ!)




少年が叫んだ。



ドゥン!! ドゥン!!!















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