ホラ、君も差別してるでしょ?
ウソは書いてない。
「人を殺しては駄目です」と、人は言う。
それを聞けば、当たり前じゃん? で、終わるだろう。
でもさ、
「虫を殺しては駄目です」と、誰かが言ったとするよ。
それを聞いても、当たり前じゃん? では終わらないよ。 人は虫を殺すからね。
虫を殺しても罪には問われない。それはなぜか分かる?
「虫[は]殺していい」 これが世の中だからだよ。 爆笑だね。 だってさ、対象が虫でも人でも、殺すという行為に変わりはないんだよ? 命を潰すんだから。それなのに虫を殺したら駄目なんて法律はないんだよ? すげー、すげー。人類がいかに自己中なのかが分かるよ。
生きる権利は平等にあるというけれど、そんなのウソ、ウソ。
その中に入ってるのは人類だけだよ。それも一握りの。 人以外の動物にはそんな権利の存在すら無いから。
◎例え話 [あなたは犬を飼っています]
この時点ですでにおかしいよね。 だってそうじゃない? なんでその犬は飼われなきゃいけないの? おかしくない? 犬が「俺を飼え」とか言ったなら飼っても…まぁ、良いよ? でもさ、そんなこと言う奴は、犬に限らずいないと思うよ? だって、わざわざ自分の生涯を自ら縛る奴なんていないじゃん。 いたとしたらそれは思考回路が変態サンなのさ。
でもね、人はそんなことすら分かってないんだよ。自分の都合の良いように解釈し、自分以外の生物の存在を、自分の良いように縛りつけてるんだ。
「この子(犬)は私に甘えている」 そんな根拠は何処にあるんだろうね?
そう、そんなものは何処にもない。 ただの空想ショートコント。
まぁ、なにが言いたかったって言うと、
人は皆、自分以外を知らず知らずに見下してるってことよ。
でもさ、それで良いんじゃない?
差別してるから、他の命を食べられるんだから。
差別をしない奴なんて何も食べられないよ? 今着てる服だってそう。動物の毛とかを良いようにもてあそんで作られてるんだし。 毛とかを使われた奴の意見なんて無視よ?
だから本当に「差別は駄目です」と言ってる奴は服なんか着ないし、何も食べないんだよ。 でも、そんなことできないでしょ?
だから今まで通り、差別しながら生きるしかないんだよ。