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モンスターのご主人様 作者:ショコラ・ミント/日暮 眠都

6章.

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21. 辺境伯軍の蹂躙

(注意)本日3回目の投稿です。(3/4)












   21


「ルイス様。目的地に到着いたしました」

 馬上のルイスに、副官が声をかけた。

 声と表情とに、戦いを前にした兵士の高揚が現れていた。

「そうか」

 応じるルイスは落ち着いたものだった。

 その立ち振る舞いには、指揮官としての格があった
 平民の、それも孤児でありながら、一軍を纏める立場にまで登り詰めた男が、弛まぬ努力のすえに手に入れたものだ。

 視線の先に村の防壁を認めると、ルイスは馬をとめて指示を出した。

「大隊長に伝達しろ。攻撃準備。手筈通りに進めるように」
「了解しました!」

 全軍が整然と動き出した。
 行軍の間にやや崩れていた陣形を整え、あるいはより攻撃に適したかたちに組み始める。

 辺境伯軍の主力は、歩兵、弓兵、魔法兵の三種の兵種で構成されている。

 兵士には全員に胴鎧が支給されており、更に歩兵は盾と長槍を携えていた。
 重装備だが、動きはきびきびとしている。
 盾を揃えて槍を並べた陣形には一部の隙間もなく、練度のほどが伺えた。

 弓兵は盾と槍の代わりに弓を手にしており、近接戦用の剣を腰に下げている。

 位置は歩兵のうしろ。
 彼らは攻撃の要とも言える存在である。
 士気は十分、矢の数にも不足はなかった。

 最後に魔法兵だが、彼らは数が少なく、他の兵種に埋没しがちだ。
 武装も盾と短剣と、一見、地味である。

 しかし、彼らの装備に埋め込まれた宝玉に気付けば、彼らこそが辺境伯領軍の華であることがわかるはずだ。

 それらはすべて、魔法を補助し、魔力の消耗を抑える魔法道具である。

 五千の兵士のうち、魔法兵は二百名ほどだが、そのすべてに魔法の武具が行き渡っていた。

 これ以上の装備を備えた軍隊と言えば、それこそ、聖堂騎士団や皇帝を守る親衛隊くらいのものだ。
 魔石を産出する鉱山を領内に複数抱え、豊かな財力を保有する辺境伯領ならではの装備と言えるだろう。

 無論、装備ばかりが立派なわけではない。
 豊かな辺境伯領で十分な訓練を受けた兵士は、ひとりひとりのレベルが高い。

 実際、これだけの大軍で樹海表層部を移動している以上、これまでモンスターとの遭遇も何度かあったのだが、そのことごとくを被害を出すことなく跳ね返していた。

 また、本隊とは別に、騎兵の遊撃隊も控えている。

 南部貴族の雄たるマクローリン辺境伯軍にふさわしい精強さだ。
 敵対するものにとっては、悪夢の軍団というべきだろう。

 ほどなくして、副官が戻ってきた。

「準備できました。いつでも行けます」
「よろしい」

 ルイスは頷いた。

「目標は偽勇者、真島孝弘が潜む村。これより我らは、総攻撃をかける」

 双眸が冴え冴えとした鋼の光を帯びた。

「殲滅せよ」

 命令は下され、隊伍を組んだ兵士たちが前進を開始した。

 なにもかもを蹂躙する大軍だ。

 その整然たる前進を見て、低い呻き声があがった。

「……貴様」

 語尾に怨嗟の震えがあった。

 ルイスが振り向く。
 手首を拘束された男性が、ルイスを強く睨み付けていた。

 アケルの人々がこの光景を見れば、怒りに頭を沸騰させたかもしれない。

「フィリップ殿下。お越しになりましたか」

 フィリップ=ケンドール。
 兵士に連れられてきたのは、アケルの第二王子その人だったのだ。

 実のところ、アドルフがリリィたちに語っていた予想通り、フィリップは辺境伯軍をとめるために動いていた。

 甘い顔立ちとは裏腹に、彼もまた尚武の国アケルの王家の一員だ。
 守る者であり、戦う者である。

 人類を守る戦いの最前線に飛び込んで行った苛烈な妹と同じものを、芯のところに持っていた。

 そんな彼だからこそ、国王への報告の旅の途上でマクローリン辺境伯領軍の話を聞いたとき、即座にディオスピロへ引き返すことを決めたのだ。

 真島孝弘は、アケルの民を助けた。
 義理を果たし、恩には報いなければならない。

 フィリップはそう考えていた。
 ひいては、それが国のためになると確信していた。

 単に相手が勇者だからというだけではない。
 周囲の大切なものをなんとしてでも守ろうとする孝弘の姿勢を、フィリップは評価していたし、共感してもいたのだった。

 つまらないすれ違いや誤解で、孝弘が殺されるようなことがあってはならないと、強く感じていた。

 だからフィリップは、ディオスピロに舞い戻った。

 王族である自分が乗り込むくらいでないと、ここまで遠征してきた辺境伯領軍はとめられない。
 そう考えて、ディオスピロの王国軍から現状を把握すると、全速力で辺境伯領軍を追い掛けたのだった。

 対応したのは、辺境伯領軍を率いるルイス=バードだった。

 フィリップは対談の場で、真島孝弘が偽勇者ではないことを訴えた。
 たとえ疑いが拭えないのであっても、いきなり攻撃を仕掛けるべきではないと説いた。
 探索隊に連絡を取るなりして、確認してもらってからでも遅くはないだろうと諭した。

 フィリップの言い分には理があった。

 しかし、説得はことごとくが失敗に終わった。
 それどころか、引き下がって対策を練る暇も与えられず、その場で拘束されてしまったのだった。

 迂闊だったとフィリップはほぞを噛んだが、この状況を予測することは難しかっただろう。

 頭が固くて耳を傾けない、などという話ではない。
 はなからルイスには、話が通じなかったのだ。

 逆に言えば、ルイスのほうもフィリップとは会話にならなかったと感じていた。

 けれど、だからと言って、態度を変えたりはしなかった。

「殿下にお越しいただいたのは、他でもありません。そろそろ、気は変わった頃だろうと思いまして」

 ルイスの態度はあくまで丁寧だった。
 拘束したフィリップを相手にしても、一定の敬意を示していた。

「わたしは殿下に危害を加えるつもりはございません」

 嘘のない口調だった。

 フィリップを拘束したのは、あくまでもその必要があったから。
 意見が違っていようと、相手の尊厳を無視してはならない。

 相手は同じ人間なのだから。

 これがたとえ犯罪者であっても、ルイスは同じように接しただろう。

 そこには、ルイス=バードという男の信念があった。

「力を合わせなければ、人はこの過酷な世界を生きられません。国は違えど、我々は同じ大地に生きる同胞です。同胞は慈しむものであって、傷付けるものではありません」

 ルイスは本気だった。

 見方によっては、彼もまたフィリップと同じ性質を持っていたと言える。

 守る者であり、戦う者だった。

 正確に言えば、それはルイスに影響を与えたマクローリン辺境伯家の性質だった。

 ただし、その対象とするものが、アケル王家とマクローリン辺境伯家とでは致命的にずれていた。
 だからこそ、彼らはいがみ合ったのかもしれない。

「わたしは信じています。たとえ邪悪に魅入られてはいても、殿下にもいつかご理解いただけるものと」
「理解などできるものか……!」

 普段は優しげな容貌を、フィリップは大きく歪めていた。

「お前は自分がなにをしたのか、これからなにをしようとしているか、理解しているのか!?」
「無論です。わたしは邪悪を滅ぼし、正義を為します。人々のために」

 ルイスは断言した。
 そうすることに、迷いなど欠片も見当たらなかった。

「モンスターを操るなどという邪悪な存在は、燃やし尽くさなければならないのです」

 その思想は、グラントリー=マクローリンと正確に同一だった。
 だからこそルイスは、辺境伯の名代としてここにいる。

 飯野優奈の直観は正しかったと言える。
 紛れもなく、ルイス=バードは正義の化身なのだ。

 その総身は、ただ邪悪を――『彼らにとっての邪悪』を滅ぼすだけのためにあった。

 そして、『邪悪』はなにも、真島孝弘とその一党だけに限らない。
 なぜなら彼が先程下した命令は『殲滅』なのだから。

「村にいる者はひとり残らず殺します。真島孝弘も、その眷属も――村のエルフも例外ではありません。ええ。エルフもまた、精霊などと称してモンスターを扱う邪悪な生き物、この世にあってはならない異物なのですから」
「……なんと惨いことを」

 フィリップは言葉を詰まらせた。

 ルイスの言っていることが口ばかりではないことを、彼は知っていた。

 正確に言えば、見知っていた。
 すでにルイスは、隣の村を――真島孝弘に味方した、エルフの開拓村を攻撃していたからだ。

 昨日のことだった。

 集落の長の判断で住民の大半は逃がされたが、村に残った少数のエルフたちは抗戦した。

 開拓村はモンスターの襲撃に備えて、防備が固められている。
 しかし、五千の兵士に攻められてはひとたまりもなかった。

 ほんのわずかに生き延びた者もいたが、村は滅ぼされた。

 直前に逃げ出した住民たちにも、容赦なく追手が出された。

 あのままでは、住民たちは皆殺しにされていただろう。
 そうならなかったのは、途中で邪魔が入ったからだ。

「昨日は残念でした。あの異形の狼さえいなければ、殲滅できたものを」

 あと少しというところで、逃げる村人たちの最後尾を守るように、触手を蠢かせる双頭の狼が割り込んだのだった。

 想定していたのは村人の掃討だったため、追跡部隊はそう多くなかった。
 本来の敵との戦いを控えていたこともあり、損害を嫌って部隊は撤退し、お陰で住民は真島孝弘が滞在する村に逃げ延びることができた。

 しかし、それは寿命がほんのわずかに延びただけのことに過ぎない。

 それを理解しているフィリップは、血を吐く思いで訴えた。

「目を覚ませ、ルイス=バード。エルフとて、守るべき民だろう……!」
「いいえ。あれは邪悪な存在であり、滅ぼすべき異物です。あなたこそ、目を覚ますべきです」

 ルイスは取り合わない。

 かつて草原の民への偏見と差別を憂いたその口で、エルフを邪悪な存在と吐き捨てる。

 このことについて、少なくとも、彼のなかで矛盾は生じていない。

 嘘偽りなどかけらもなく、ルイスは人々を愛している。
 力ない人々を命を賭して守るのが、あの日、滅びる村から助けられた自分にできる、せめてものことだと考えているからだ。

 そんなルイスを、部下たちも慕っている。

 良識を持って、善を為す。
 正義を遂行する。
 意見の違う者も、たとえ犯罪者であろうと、相手に対する敬意を忘れることはない。

 けれど、それは相手が同じ『人間』であるのならだ。

 彼の守る『人々』のなかには、そもそも『エルフ』は含まれていないのだ。

 むしろ、それを排除することこそが、良識に則った行為だと確信さえ抱いている。

 これこそが『エルフ嫌いのマクローリン』の正体だった。

 マクローリン辺境伯家の方針に従うルイスの徹底した姿勢は、ある側面では敬虔な宗教者にも似ていた。

 それもあながち間違いではない。
 滅びた村から救い出されたその日から、ルイス=バードはグラントリー=マクローリンという存在を信仰しているのだから。

 その信仰は、いまやこの世界最高の権威の裏打ちを得ていた。

「……おい。そろそろじゃねえのか」

 ふたりのやりとりに、低い声が割り込んだ。

「エドガール様」

 現れた男の名を、ルイスが呼んだ。

「状況は?」

 馬を降りようとしたルイスを制して、エドガールが尋ねる。

 喋り方は乱暴だが、声色自体は静かだった。
 かつては対面する者すべてが感じた、荒々しい印象は失われている。

 ただ、それだけにいっそう、陰惨な印象は強まっていた。

 これなら、争いを求める荒くれ者であったときのほうが、ましだったかもしれない。

 実際、ルイスの副官は顔を強張らせていた。

 もっとも、ルイスの反応は違っていた。

「すべて順調です、エドガール様」

 エドガールに向けられる言葉には、敬意が込められていた。

 ルイスにとって、これは当然のことだった。

 エドガールは聖堂騎士団第四部隊の一員として先んじて真島孝弘と戦うのみならず、無念にも『真島孝弘によって人事不省に陥った』隊長トラヴィス=モーティマーの志を継ぎ、辺境伯領軍の手助けをしてくれているのだから。

 具体的に言えば、辺境伯領軍が攻勢に出る前に捨て身の奇襲を成功させている。

 今頃は、真島孝弘は昏倒しているはずだ。
 士気の低下と指揮系統の混乱は避けられない。
 また、元騎士のグールをはじめ真島孝弘の眷属は、半分以上が行動不能に陥っていることが予想されている。

 言うなれば、エドガールは単独で敵戦力を、まともに防衛さえできない状況に追いやったのだった。

 もっとも、そのときに受けた傷が理由で、エドガールは戦いには参加できないのだが。

 その代わりに、聖堂騎士団第四部隊の生き残りが戦いに参加することになっていた。
 また、いくらかの装備の支援も行っている。

「ここから先は、お前たちの戦いだ。支援はくれてやる」
「わかっております。エドガール様の貢献を無駄にはいたしません。正義のために、全力を尽くしましょう」
「ああ。正義のために、だ」

 ふたりのやりとりを聞きながら、フィリップは歯噛みした。

 聖堂騎士団第四部隊。
 彼らの存在が、辺境伯軍の滅茶苦茶な軍事行動に正当性を与えていた。

 正義のためというエドガールの言葉を、フィリップは信じていない。
 お前はただ、敗北した真島孝弘に対する雪辱を果たしたいだけだろうと思っている。

 だが、それでも、そこにいるのは聖堂騎士団――この世界の正義の象徴なのだ。

 彼らが随伴しているだけで、国境を侵した辺境伯軍を前にして、アケルの国軍は動けなくなってしまう。

 フィリップにしたところで、孝弘に約束をしたのは『すれ違ってしまった勇者と聖堂騎士団の関係を修繕するための場を準備すること』であって、『聖堂騎士団と敵対すること』ではなかった。

 聖堂騎士団に敵対するということは、あらゆる正当性に背を向けることに等しいのだから。

 そんなことできるはずがなかった。

 だから、もはや彼らをとめられるものはいない。

 村に押し寄せる軍勢が鬨の声が響かせた。

「あああ……」

 フィリップは呻き声をあげた。

 ついに攻撃が始まってしまったのだ。

 圧倒的に不利な、絶望の戦いが。
 それをなんと呼ぶべきか、不幸なことにフィリップは知っていた。

 蹂躙。
 蹂躙だ。

「モンスターとの交戦を開始!」

 伝令が前線の様子を伝える。

「苛烈な攻撃を受けつつも、我が軍が優勢!」

 聞くに堪えない報告に、フィリップは歯を食いしばる。
 拘束された身では、耳を塞ぐことさえできはしない。

 村に押し寄せる軍勢は、まるで一個の巨大な生き物のようだ。

 邪悪を喰らう正義の怪物。

「ご報告です!」

 そして、ついにその知らせはもたらされた。

「敵のモンスターを討ち取りました!」

 次の瞬間、喜びが爆発した。

「おお! おお! 邪悪に滅びを!」
「我らの正義に祝福を!」
「辺境伯万歳!」

 口々に放たれる喜びの声を聞き、フィリップは愕然とした。

「モンスターが……眷属が、殺された? そ、そんなことが……」

 真島孝弘を訪ねた際に、フィリップは眷属の全員と顔を合わせて言葉を交わした。

 短い間ではあったが、彼女たちがどんな姿をしていて、どれだけお互いに想い合っているのか、その一端くらいは感じ取れた。

 多分、あれは自分たちが普段『モンスター』と呼んでいる存在とは別のなにかなのだろうと理解した。

 その彼女たちが――死んだ。
 殺された。

 主柱である真島孝弘を失い、半分の戦力は使い物にならなくなった彼女たちでは、この大軍の攻勢には到底堪えられなかったのだ。

 もう駄目だ。
 かすかな希望が断たれ、膝が折れた。

 フィリップはがっくりとこうべを垂れた。

 そのときだった。

「……妙だな」

 ぼそりとつぶやく者があったのだ。

「どうかなさったのですか、エドガール様」

 相変わらず陰鬱な表情のエドガールが、ちらりとルイスに視線を向けた。

「……戦果があがるのが、あまりに早過ぎる」
「我らが功に逸り、誤報をあげたというのですか」

 ルイスの副官がむっとした顔になった。

 自分たちのあげた軍功にケチを付けられたも同然のことだから、当然の反応だった。

「いいや。んなこた言わねえよ。ただ……」

 一拍置いてから、エドガールは尋ねた。

「モンスターが死んだって言ったが、どいつだ?」
「え?」
「隙のないスライムが、真っ先に落ちることはありえねえ。とすると、狐か? それとも、人形か? まさか蜘蛛とか言い出さないだろうな?」
「か……確認します」

 副官が伝令との間に何度かのやりとりがあった。

「どうだった?」
「はっ。報告いたします。倒したのは『兎』だそうです」
「……そうか」

 その一瞬、沈鬱だったエドガールの口元が引き裂かれた。

 愉しげな笑み。
 獰猛な肉食獣の表情だった。

「なら、やられたな」

   ***

 人々が森のなかの道を行く。

 繊細な顔立ちに、尖った耳。
 開拓村のエルフたちだった。

 一行のなかには、魔力で駆動する車や、人力の荷車などもある。
 自分では動くのが難しい怪我人を乗せているのだ。

 道を行くエルフたちは、悲痛な表情をしていた。
 けれど、誰ひとりとして諦めてはいなかった。

 その最後尾に、ひとりの少女の姿があった。

 侍女服に身を包んだ、灰色の髪の少女だ。
 手には長大な戦斧を握っている。

 無機質な顔立ちが、普段より硬質な印象を与えるのは、緊張感と決意の表れだった。

 ふと、その眉がぴくりと動いた。
 後方に追い掛けてくる白い蜘蛛の姿があった。

「ローズ殿」

 呼び掛けるガーベラに、ローズは尋ねる。

「加藤殿の指示通りにしてきたぞ」
「お疲れ様です。これがうまくいけば、多少の時間稼ぎにはなるでしょう」

 頷きを返したローズが、視線を後方に――そちらにいる、正義の軍団に向けた。

「好きにはさせません」
◆というわけで、一挙三話更新でした。

今回、ちょっと難しかったんですが、
辺境伯の正体は、強烈な差別主義者でした。

◆差別自体は、わたしたちの価値観では悪いことですが、
では差別主義者が悪人(悪意を持った人間)かというと……というお話です。ややこしいな。

一言でいえば、価値観の乖離かな。
やはり異世界ですので、強烈に違うこともあるようです。

余計にタチの悪い状況ですが、どうにか第一撃はやり過ごしました。

そして、話は主人公サイドに戻ります。
ローズたちがなにをしたのかについては、次回をお待ちください。
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