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男なら一国一城の主を目指さなきゃね 作者:三度笠

第三部 領主時代 -青年期~成年期-

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第二十一話 コミン村の攻防 2

7448年10月16日

「兵の様子はどうだ?」

 コミン村の耕作地の外れ、急造の陣地に張られた天幕から出てくるなりツェットは尋ねた。
 日が昇る前だが既に当番兵がスープを煮込み始めている。
 スープ以外は干し肉と何週間も前に焼かれ、すっかり固くなってカビまで生え始めたパンが軍隊の食事である。

「不寝番以外まだ寝てるよ。昨日は予定より少ないとはいえ、四回も攻撃した上に最後は全力で逃げたからな。疲れてるんだよ」

 今起きたばかりなのだろう。欠伸をして目を擦りながらヘックスが答える。
 大きな桶に張られている水を柄杓で汲み、顔と手を洗うツェット。
 この水は昨晩のうちにレーンが出しておいてくれたものだ。
 量に限りがあるから無駄遣いは厳禁だが、当然司令官は別だ。

「怪我人の方は?」

「幸い治癒魔術が使える奴は怪我してなかったからな。死人は出てない。……戦死者が合計一〇人って凄いな」

「ああ、運が良かった。レーンは?」

「よっぽど疲れたんだろう。まだ寝てるよ。俺もあんな凄い魔術を見たのは初めてだ」

 肩を竦めながら応えるヘックス。
 彼が昨日聞いたところによると、レーンが最後に使った魔術は効果範囲を二百倍程に広げたアシッドクラウドの魔術らしい。
 陣地まで退却すると水を出してからすぐに「疲れた」と言って眠ってしまったのだ。
 その後は一度起きて怪我人に治癒魔術を掛けると再び休んでいる。

「それもそうかもな……。ベンケリシュの迷宮って広いようで野外程じゃないからなぁ」

 そう言うとツェットは腰に提げた袋から歯ブラシを取り出す。
 転生者達が職人に特注で作らせたものだ。
 何しろ太さと長さを揃えた豚毛を一本一本丁寧に埋め込んであるので、歯ブラシとしては非常に高価な逸品である。

「ほれ」

 ヘックスが差し出す塩の壺から少しだけ塩を受け取るとツェットは歯磨きを始める。

「なんだ、もう起きてたのか? 二人共早いな」

 欠伸を噛み殺しながらミュールが歩いてくる。

「そういうお前もな。まだ日も昇ってないぞ」

 返事をしながらヘックスはミュールにも塩の壺を「使うか?」と差し出す。

「おう、悪ぃな。で、我らが宮廷魔導師殿は?」

「まだ寝てる。起こした方がいいか?」

「日が出てからでいいよ」

 洗面が終わる頃にはスープも出来上がったようで、その匂いに釣られて起きだす兵士も増えてきた。
 日が出始めると見張りに立つ兵士以外は一斉に朝食を摂り始め、陣地は暫しの喧騒に包まれる。

「今日はどう致しますか? 司令官」

 ダヴリン卿が一緒に食事を摂っているツェットに尋ねた。
 当初の予定であれば昨日中にはコミン村へ突入し、今頃は村内で寝起きをしていた筈である。

 勿論、デーバス軍を指揮していたツェットらにしても援軍の到来自体は充分に予測していた。
 だが、リーグル伯爵領のガルへ村への攻撃と時を同じくしてコミン村に攻勢を掛ける手はずになっていた上に、元々少ない人数であった事も手伝ってどうしても周囲への監視が手薄になってしまった事については致し方ないとも言える。

 そもそも、ロンベルトが送るであろう伝令の速度や援軍の規模、到着までの時間については予め予測していた。
 その結果、援軍の到着は昨日の日没頃が最速だろうと予想されていたのだ。

 予測を上回る早さでの援軍到来自体は純粋にロンベルトの伝令がデーバスの予測を超えて頑張った事に加え、地の利を持つロンベルト軍の練度や偶然が重なったためであるが、とにかくあのタイミングでの援軍の到着はデーバス軍にとっては最悪であった。
 あと数時間、到着が遅れていたらコミン村はとっくに陥落していたであろう。

「一晩明けて、怪我人と戦死者の多さに降伏してくれるといいんだがな」

「私もそう願っていましたが……最早その可能性は低いと思います。昨日は相当やっつけましたが、夜中にあれだけの騎馬が来ようとは……」

 昨晩の真夜中、コミン村に対して再びロンベルト側の増援が到着したのだ。
 その数およそ二〇〇。
 夜目の利く猫人族キャットピープル虎人族タイガーマンが見るまでもなく馬蹄の轟く数や移動速度から歩兵は含まれていないであろう事が推測されていた。

 勿論この増援は、二日前にロンベルト側の司令官であるバルキサス卿が隣の領地にある本陣から派遣した援軍である。
 二一五中隊と二三五中隊から抽出した騎兵のみで編成され、道中で各地の騎兵を糾合した援軍は、高い機動力を活かして一〇〇㎞以上にも及ぶ道程を二日間で走破して来た。
 道自体は存在するとはいえ、行程の半分以上の道は整備も満足に行き届いておらず、場合によっては道中にモンスターすら出る場所もある。

 満足な休憩すら取らずに駆け付けたため、戦闘どころではなかったのはデーバス軍に取っても助かったが、碌な照明器具などないため夜戦などは滅多に発生しない。
 松明を持っての移動など狙撃してくださいと言うようなものだし、魔法を使うにしても効果時間は知れている。連続使用しても良いがある程度の数の足元を照らすにはそれなりの魔法の使い手も用意しなければならないし、ライトの魔術への精神集中時間だって無視はできない。

「確かにな……奴らの士気も回復してしまったろう……」

 苦笑いを浮かべなら言うツェット。

「ですなぁ……しかし、我が方も昨日の大勝で士気は高いですぞ」

 ツェットを元気付けると言うよりは、単に事実の確認としてダヴリン卿は口にした。

「うん……。今日の戦だが、まずは昨日の騎兵が出てくるだろう」

「問題はそれですな」

「そこは宮廷魔術師殿の助力を仰ぐ。うまく行けばこれで降伏してくれると思う」

「確かに。ゲグラン様の魔術には度肝を抜かれましたからな」

 ダヴリン卿は余裕すら感じさせる表情で言った。

「それでも降伏しない場合は今一度宮廷魔術師殿の協力を仰ぎ、また魔法で柵にダメージを与えて頂く。そして、午前中は昨日と同じように周回しながら敵を漸減する。……攻撃の効果を確認し、予定通り敵の守備兵力のうち、満足に動ける者の数がこちらの半数以下になったら突入する。今日中にはカタを付けるさ」

 ツェットは心の中でレーンに苦労を掛けることについて詫びながら言う。
 また、防御柵については昨夜のうちに修復されていることは織り込み済みである。

「それしかありませんな。夜中のはともかく、敵の最初の増援にもかなりの深手を負わせたと思われますし……」

 深く頷きながらダヴリン卿は答えた。
 彼も当初は本気でコミン村を陥落出来るなどとは思っておらず、あくまでもガルへ村攻略の陽動であると認識していた。
 それは真の作戦目的を知らされた時でも「幾らミサイルの使える魔術師がいようと、こんな寡兵では無茶だ」と考えていたためにそう変わりはなかった。
 しかし、昨日のレーンの活躍を見てすっかり考えを改めている。
 何しろ目の前に巨大な武勲がぶら下がっているのであるからして当然だろう。

 とは言え、デーバス軍としてはレーンの魔術に頼って徒に突入する訳にはいかない。
 それでは乱戦の規模が大きくなり、どうしても怪我人や戦死者が増えてしまう。
 コミン村の占領維持にある程度の人手を割かなければならないため、北のワッカ村攻略の頭数が減ってしまう。
 非常に贅沢なことだが、ツェットとしてはコミン村陥落までの戦死者はどんなに多くても三〇人迄に抑えておきたいところであるのだ。

「うむ、殺さない程度の深手と言うのは最高だな」

「そうですなぁ」

 ツェットの言う通り、殺してしまっては身代金が取れない。
 抵抗出来ない程度に傷ついていて貰うのが最高なのだ。
 相手が雑兵だとしても、その実家なりなんなりが裕福であれば数百万Zの身代金は取れるし、貴族や騎士なら一千万を優に超える金額になる。
 仮に払えなくても奴隷として売ることも出来る。
 兵士の装備品だって売れるのであるからして立派な稼ぎになる。
 それに、もしも見目麗しい異性を捕虜に出来たのであれば、気の済むまで慰みものにしたあとで性奴隷として売り払ったっていい。
 大きな外傷もなく、健康体に戻せるのであれば価値は落ちないのだから。
 侵略して勝てばいいことずくめなのだ。

 因みに、捕虜の身代金や奴隷としての売価のうち半分は軍が召し上げ、四分の一は部隊全体で折半、残りの四分の一が捕えた者に入る。
 装備品や牛馬も同様だ。
 奴隷として販売する場合、奴隷商に売るのが一般的だが、その際には当然相場より安く買い叩かれるので身代金を取る方が実入りはいい。
 やたらに戦死者が増えない理由でもある。

 また、部隊長が許可をすれば物納も認められる事もある。
 例えば、同程度の槍を四本手に入れたのであれば一本はそのまま頂いてしまっても良いし、四人の農奴を捕虜にしたのであれば一人は自分の物にしても良い事もあるのだ。

「何にしても勝たなきゃ話にならん。ダヴリン卿、今日も宜しく頼みますぞ」

「ええ、お任せあれ。司令官のご命令、毛の先ほどもあやまたず従って見せます」

 獅人族ライオスであるダヴリン卿は獰猛そうな笑みを浮かべて答えた。



・・・・・・・・・



 夜が明け、ツェットに言われたレーンは一つの魔術を使った。
 コミン村にある唯一の門の前を大量の土で塞いだのだ。
 これで騎兵は自ら柵を破壊しない限り村から打って出ることは叶わなくなった。
 高レベルの地魔法を使える魔術師を擁するからこその手だ。
 勿論、門を開けた上で人力による除去も可能だが、敵前で行うにはかなりの犠牲を覚悟せねばならない。
 かつて、デーバスが黒の魔女にやられた戦法を真似しただけであるが、効果的であることに変わりはない。
 大して労せずに騎兵の機動力を殺したデーバス軍はコミン村に対して降伏を勧告したが、機動力はともかく、再びデーバス軍以上の人数に膨れ上がり、士気も回復したために撥ね付けられてしまった。

 そして、同日の十五時過ぎ。

「よーし、退くぞ!」

 ツェットの張り上げる命令が響くと破孔周辺に対して弓を射かけたりしていたデーバス軍は潮が引くように一斉に退いていった。

 昨日同様、朝から今まで合計一〇回もの波状攻撃を三箇所同時に加え、かなりの戦果を上げていた。
 二〇〇名もの騎兵が加わっていても村内での移動は別にして、柵の内側で防御戦闘するのに馬上ではあまり意味が無い。
 せっかく到着した援軍も結局は殆どが下馬して歩兵として戦わざるを得なかった。
 ファイアーボールで壊された破孔を利用して打って出ようにも人馬が一体、どうにか通れるかという破孔では部隊の急速な展開は無理であり、各個撃破の餌食となるだけである。
 一度だけ突撃を試みた際には騎士が一〇名ほど外に出て隊列を組んだ瞬間に遠くからファイアーボールを撃ち込まれ、二人が即死し、三人が重傷を負い落馬。残りの五名も火傷を負って戦線離脱を余儀なくされるなど高い授業料を支払わされた。
 ロンベルト側も不利を悟り、防御柵の各所に対して寄せては引き、寄せては引きを繰り返すデーバス軍に対しては破孔の守りを固めるので精一杯になってしまった。

 ここまでデーバス軍の戦死者は昨日を別にして七名、今後の戦闘に参加不能な程の怪我人は一四名である。
 軽傷を含め、戦闘可能な人数は騎兵が五人、歩兵が一四〇人も残っている。
 対して、コミン村に籠るロンベルト軍は昨日からの合計で戦死者は一五五名、重傷者は昨日毒ガスにやられた者も含めて四〇〇名を超えている。
 戦死者の中には頼みの綱であったクロスボウ・スナイパーの二人も含まれており、戦闘可能なのは軽傷者も合わせて僅かに六〇名程。しかもそのうちの一四名はコミン村に住んでいたミドッジズ士爵やその従士の家族であった。

 村から三〇〇m程離れた耕作地に集合したツェットの部隊は意気軒昂であり、一休みしながら歌を歌い出す者まで出ている。

 何やら厳しい顔で伝令に指示を出すツェットを眺めながらヘックスとレーンが会話をしていた。

「どうやら次で突入らしいな。レーン、疲れてないか?」

「ん。大丈夫よ。ところで、あれだけ被害を与えてもまだ降伏しないのは何で?」

 攻め寄せる度に降伏勧告を行っていたのは二人共聞こえていた。
 二人が知っている戦争の常識であればもうとっくに降伏をしていてもおかしくはない。

「だよな。ちょっと聞いてくるわ」

 ヘックスに尋ねられたツェットは渋い顔で答える。

『どうも向こうの指揮官は頑固なようでな。更なる援軍に期待しているのか、自殺願望でもあるのか……普通ならこの状態であれば……な』

『だよなぁ……幾ら何でももう勝てないって解ってるだろうに、何でだと思う?』

『まず一番考えられるのはさっきも言ったが、奴ら、まだ援軍が来ると期待しているって事だろうな』

『来ると思うか?』

 少し心配そうにヘックスは尋ねた。

『そりゃ放っときゃいずれは来るだろう。だから奴らが降伏するまでのんびりと待ってられないから攻撃する理由でもあるんだけどな。でも、昨日来た増援は明らかに防御的な装備ではなかった。同程度の軍である俺達を蹴散らすために派遣されたんだろう。つまり、俺達が初日に姿を見せた時に要請した増援だろう。近隣のワッカ村やカーダン村、ダーズ村、事によったら領都のバライズから引き抜いて急編成された部隊だと思う』

『うん』

『昨夜到着したのは騎兵ばかりだ。素早い増援と到着以降の平地での蹂躙を狙ってのものだろうが、こちらもレーンの情報について知った上で編成されていないと思われる。弓兵の数が少なかったからな』

『そうは言っても馬上で弓を打てる奴なんてそうそう居ないだろうに……』

『そりゃあ多くはない。多くはないが居ないこともない。ましてロンベルトならそういう奴らも居るから集めようと思えば急いで集めても数十人くらいは集められる筈だ。俺がロンベルトの指揮官でレーンの情報を知っていたのなら援軍の編成はそうしていた』

『そうじゃないってことは……』

『ああ、あの援軍が編成された時はレーンについて向こうの指揮官は知らなかったんだろうな。尤も、レーンに魔法を使わせたのは昨日からだから知る筈もないんだけど』

 してやったり、という表情でツェットは言う。

『確かに馬上槍ランスを装備してたのが大半だろうなぁ』

 実際に見た訳ではないが、今日の防衛戦闘では援軍と思われる鎧の質が良い連中(騎士なのだろうからかなり良い鎧を身に着けていた)は殆どが長剣のみの装備であり、弓や槍を使っていたのは少数であった。

『本当なら夜明け前にそういう奴らを門から外に出しておいて、夜明けと同時に重装備の騎兵と弓騎兵を組み合わせて一気に突撃させただろう。多少の犠牲は覚悟してな。実はそれを一番恐れていたんだが、そうして来なかったのは弓騎兵が殆どいなかったからだろう。重装騎兵ばっかりで突撃させてもレーンを討ち取れなきゃ意味が無いからな。従って、昨晩の増援も初日に出た伝令の情報を元に組織されたと考えるのが妥当だ』

 まさに狙い通り、という笑みを浮かべてツェットは言った。
 だが、すぐに表情が変わる。

『でも、昨日、レーンに魔法を使わせた時に一人伝令を取り逃がしている』

 ツェットの表情は苦虫を噛み潰したようだ。

『そいつが新しい増援を連れてくると……?』

『可能性は充分に考えられるが近隣に駐屯している守備兵のうち、余裕が有るところから引っこ抜いたのは昨日の増援だろうし、昨晩の増援にしても時間的に言ってガルへ村からの派遣だろう。今日は増援は来ないよ』

『じゃあ何で降伏しないんだ?』

『そうだな……あと考えられるのはあの村を治めていた領主が変わったってことかな? 元々得られていた情報だと少なくとも三年前まではミドッジズという士爵が治めていて、彼の実家はここらの領主の家令らしいからな。身代金くらい払って貰えそうなもんだけどな。降伏しないって事は領主が変わってるんだろ。で、実家もあんまり金持ちじゃないから身代金も払えそうにない。領主をやっていた貴族なんて負けたら後顧の憂いがないように殺すしかない。奴隷にするってのもあるが、流石に貴族は教育に時間も掛かるしな』

 捕虜は長くても半年くらいで現金にならないと兵たちが不満を持つ。
 また、奴隷にするにしても人を使う経験に長けた貴族は、同時に奴隷となった兵士などを糾合する事もある。
 それを避けるために奴隷として強く躾けても、元来が誇り高い貴族であればかなりの時間が掛ることが予想される。

『それに、あれだけの損害を出したら、あそこの部隊指揮官だって身代金を払って貰ったとしても帰ったらかなり肩身が狭いだろう。多分やけっぱちに近い気持ちなんじゃないか?』

 ツェットがそう結んだ時。

 コミン村に開けた破孔の一つからロンベルト王国の旗を大きく振りつつ一人の騎士が出てきた。
 降伏の使者としか思えない。
 何しろ降伏の際には使者が旗を振りながら一人で出てこいと勧告していたのだ。

 こうして七四四八年十月十六日午後三時二十二分。
 コミン村は陥落した。

 領主であるミドッジズ士爵はその妻と成人前の長男、次女とともに当日のうちに処刑され、彼の従士や農奴などコミン村の村人達は全員が奴隷として戦利品となった。
 また、百人長クラスの騎士を四人、騎士は一六〇人、歩兵は二七〇人もの捕虜を得ることに成功した。
 その大部分が傷を負って戦闘不能状態にあるものの、近年稀に見る程の大戦果であった。

 ツェットは捕虜となった全員の武装を解除させ、しっかりと拘束し、魔法が使える者の指を念入りに折らせた。
 勿論、一人の騎士をガルへ村攻略部隊に対して伝令として送るのは忘れていない。
 彼にはシュリカーン准男爵に対して余すところ無く大戦果を報告しろと言い含めている。

 占領地の維持や捕虜の管理のため、コミン村はほくほく顔のダヴリン卿を指揮官に五〇程の兵を置き、北方にあるワッカ村には翌朝早々に発つことを宣言した。

 
 もうご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、カドカワ様の小説投稿サイト、カクヨム(https://kakuyomu.jp/)がオープン致しました。

 本作の版元という御縁もあり、カドカワBOOKS様の公式連載ページにて私も一つ、書き始めています。
 小説は「銀河中心点-アルマゲスト宙域-」というタイトルで、ジャンルはSFです。

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154963628

 1960~70年台あたりの古い香りがする感じの作品になると思います。
 SFというジャンルですが、いわゆるハードSFみたいなガチガチなものではなく、緩くて考証もデタラメな作品です。

 もしご興味があればご一読頂けますと幸いです。
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