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男なら一国一城の主を目指さなきゃね 作者:三度笠

第三部 領主時代 -青年期~成年期-

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第四話 安易な予想

7448年4月29日

 ロリックへの説明の後、ビンスを呼び出したアルは彼にも説明を行った。

「……ありがとうございます。アルさん。いや、伯爵閣下」

 目を瞑り、一度深呼吸をしてから返事をするビンス。

「ああ、ビンス。あんたなら近隣の貴族たちとも上手くやってくれるだろうと思ってな。さっきも言った通り、ヒスにも協力させてしっかりな。何と言っても准男爵家の出でもあるし、頼りにしてる」

 アルが彼に与えようと考えているのは四つある開拓村では一番北に位置するミドーラ村だ。
 ミドーラ村は四十年近く前にロンベルト王国が開拓し、その後一度デーバス王国に占領された。
 奪い返したのは今から十五年程前である。
 その後、ミドーラ村の南方向に立て続けに二つの開拓村、リーグル伯爵領では最東部に位置するベージュ村が切り拓かれ、同じく最南部に位置するガルヘ村が再占領された為、この二つの新しい村が盾のようになったためにそれ以降は一度も戦火に曝されていない。

 つまり、領内にある比較的新しい開拓村の中では一番安全な場所に位置しており、実質は開拓村を脱して普通の村へと開墾が重ねられている成長株だ。
 また、位置関係から言って更に北、ウィードとの間に位置するバーリ村と北西にあるクドムナ村とも行き来が盛んなようだ。

「つまり、あんたと同様に貴族の出とは言え、武芸の稽古に夢中になって社会的な事については殆ど興味を持たずに成長してしまったトリスやベルだとバーリ村を治めるミーズ士爵家やクドムナ村を治めるラヒュート士爵家との付き合いが上手く行くか心配でな……」

 アルはちっとも心配そうな顔色一つ見せずに平然として言う。

「ふっ。いいですよ。気にしなくて。私には充分な事です……」

 ビンスは首から下げた小さな袋を握って言う。

「ユリエールを葬る場所を下さってありがとうございます」

「ん……それもいいだろう。だが、今回の件は妹さんとは関係がない。人柄と能力から言ってあんたが適任だと思っただけだ。それに……」

 何か言いかけて止めたアルにビンスは不思議そうな目を向ける。

「それに?」

「……いや、あんたがミドーラに妹さんを葬るのは勝手だが、それももう少し様子を見てから決定した方が良いかもな」

 アルは少し言い難そうだ。

「と、言うと?」

 アルの言う意味がよく解らなかったビンスは思わず続きを催促してしまう。

「……一生ミドーラ村だけを領有して終わるならそれもいいってことだ」

 ビンスにもやっと意味が理解出来た。
 将来、新たな領地として増やす土地にはもっといい場所があるかも知れないぞ、と言いたいのであろう。

「ああ、そういう事ですか。大丈夫。その時はまた掘り出して新しい場所へ埋め直しますよ」

 ニコリと笑ってビンスは答えた。

「え? 埋め直すって……そういうのアリなのかよ……」

 アルの言葉は口の中だけで発せられたためビンスには聞こえなかった。
 因みに、一度葬った魔石の墓を移動させるなんて普通はまずしない。

 ビンスの次にアルが呼び出したのはカームである。

「ふぅーん、ベージュ村っていうのかぁ……でも、平民の従士かと思ってたら一足飛びに士爵ねぇ……。元々聞いてたけどまさか本当に上級貴族になるとはねぇ……」

 カームは感慨深げな顔つきで零す。
 そもそもアルは金を貯めてそれで上級貴族位を「買う」と話していた。
 国王の言質も取り付けてあり、必要なのは金だけだと嘯いていたのだ。
 まれに国王と会っている事は知っていたし、そこで話された内容について必要な事は会合のあった後に都度報告されていたため、最近ではアルの大言壮語について疑いを持つ者もいなかった。
 二十数年前に迷宮から「誰でもファイアーボールが使える短杖ワンド」を入手し、それを献上したことで子爵に列せられて大きな街の太守となった伝説的な冒険者、グリムソン子爵については知らない者を探す方が難しい街だ。

 昨年の夏に入手したワイヴァーンの鱗についてはその直後にとんでもない値が付くことが予想されていたために殺戮者スローターズ内部では「鎧の価格が決定すればアルはグリムソン子爵のように上級貴族になれるだろう」という考えが大半を占めていた。
 アルもそれを否定しなかった。

「士爵じゃ不満か?」

 ニヤリと笑いながらアルが言う。

「まさか! でも正直に言うと最初は従士にして貰える程度かなとは思っていたわ。農奴も若くて活きの良いのを五人買うように予約入れてるしね。勿論それは無駄にはならないから全然問題ないけどさ。でも……領主になるのなら五人じゃとても足りないわ。もっともっと買わなきゃいけないわね」

 顔の前で手を振りながら言うカームの顔はすっかり上機嫌だ。

「そう言えばキムも一緒に農奴を予約したんだっけ?」

「そうよ。まだ奴隷を買ってないのはロッコくらいじゃない? あのケビンですら、私んとこに“奴隷買うから付き合ってくれ”って言いに来たしね。農奴の予約くらい一人で行けってのよ。全く」

 殺戮者スローターズのメンバーの殆どは、平民となって家を興して領主に直接仕える身分になれる物だと思い、かなりの人数が奴隷の注文を行っている。
 それを知ったアルも「いいのを選べよ」と言うだけで止めなかったので購入の予約はほぼすべてのメンバーが済ましていた。また、予約ではなく既に納品させて教育を施している連中すらいる。
 そんな中、ロッコ一人だけは予約すらしていない。
 彼は「農奴なんざ直前でいいんだよ、直前で。それよりルクソーに入った新人の子、最高だわ」と無駄に散財し、呆れた仲間に諌められる始末だった。

 上機嫌で軽口を叩くカームを見ながらアルは口を開く。

「カーム。あんたには従士としてキムを付ける。彼女となら上手くやっていけるだろう?」

「え? キムを!? うん、キムなら言う事はないわ。ああ見えてしっかりしてるし。無駄遣いなんかしないしね」

 カームはすっかりご満悦だ。

「……あと、ベージュ村だけどな。隣のランセル伯爵領との境界に近い。去年から今年にかけてそっちの方で紛争があったし、ガルへ村よりも北にあるから暫くデーバスから攻められるような事にはならないと思う」

 アルの言葉を聞いたカームは少しにやけていた表情を真剣なものに改めた。
 過去にダート平原の戦に赴き、参加した事もあるロリックには殆ど説明の必要が無いばかりか、むしろその概要については彼から学んでいたくらいなので僅かな確認のみが行われて各種の数字についてのみを話しただけで納得されていた件である。

「それでもラッド村、ガルへ村と共に一応最前線に指定されてる村だから王国騎士団が駐屯する。今は騎兵が十騎に歩兵が三百人ほどだ。輜重部隊は北のミドーラ村と北西にあるクドムナ村に駐屯しているから彼らの食い物についてはまず心配する必要はない」

 机の上に左手をつき、右手で地図上の各地点を指差しながら説明するアル。
 その説明にいちいち頷きながらしっかりと耳を傾けるカーム。

「騎兵は全員王国騎士団で正騎士の叙任を受けている。だが、そもそもの人数が少ない上に定期パトロールを何部隊か出しているからな。平時でも村に居る騎士はこの半数もいないと思った方がいいらしい。兵隊を抑えつける奴が少ないと必ず悪さをする奴も出るだろう。その辺り、しっかりと見張らないとだめだ」

 それを聞いたカームは溜息を吐く。

「で、だ。そんな跳ねっ返りの兵隊共を抑えるにはそれなりの人材が必要だろう。勿論、カームでも問題なく抑えられるだろうが、人はまず見た目で判断するもんだ。カームは背が低いからな……」

「舐められる?」

「多分ね。おまけに生まれついての貴族という訳じゃない。成り上がり者の俺と一緒に行動していた冒険ならず者上がりだ。兵隊共を抑えるには一番苦労するだろうな」

 アルの言葉を聞いたカームは下唇を噛む。

「そうかもね……流石に私とキムだけじゃ心配になってきたわ……」

 それを見ながらアルは少しだけ難しそうな顔をした。

「そうだろうな。だから、もう一人従士を付ける」

 少しだけカームを気遣うような口調であった。

「え? 貴方の従士が減っちゃうじゃない。いいの? ありがとう。誰かしら?」

 もう一人従士を付けて貰えると知ったカームは僅かに安堵したようだ。

「いいさ。気にするな。ロッコを付ける」

「え゛?」

 カームは驚くと同時に考えた。
 彼女はロッコについて、その剣の腕は認めている。
 非常に頼りになる前衛だ。
 だが、得た収入は瞬く間に使い果たしてしまうだらしのない性格については正直言って嫌っていた。
 たまに自分の武具を新調したりする程度で、その金遣いは荒く見える。
 実際にはあの日光サン・レイに所属していたくらいなので、冒険者平均から考えるとそれ程荒い訳でもなく、それなりに貯蓄もしているのだが、それを匂わせないのがロッコという男である。

 しかしながら、確かにロッコであれば荒々しい兵隊達や、村に残っている従士達を力で抑えつけるには最適である事にも納得する。

「……何か問題があるか?」

 押し黙ってしまったカームに心配になったアルが尋ねた。
 その顔はまるで「失敗した」と言わんばかりだった。

「いいえ。ないわ」

「……嫌がっているのかと思ったが、そういう訳じゃないんだな? 何にしても納得してくれて助かった」

 アルはホッとしたように話した。

「ラルファやグィネじゃあるまいし、そこまで子供じゃないから安心して。確かにロッコが居れば頼りになるから。でも大きな心配事はまだある」

「何だ?」

「万が一攻められた時は、私達を含め村の人はどうなるのかしら?」

「駐屯している騎士団の隊長の指揮下に組み入れられる。だから、まずやらなきゃいけないことは村に元々居る従士達なんかの住人は別にして、カームの連れて行った従士や奴隷から誰が戦力になって、誰が戦力にならないかを隊長に報告することだ」

 アルは机の上についていた手を離すと腕を組みながらカームに言った。

「……新しく買う奴隷には戦闘奴隷も必要みたいね」

 少し暗い顔でカームが呟くように言った。

「ま、そこは無理に戦闘奴隷にしなくてもいい。その為に騎士団が居るんだしな。デーバスが攻めて来るという知らせが入れば俺も伯爵領の騎士団を率いて駆けつける。多分半数くらいだろうけど」

「それは心強いわね」

 アルの返答を聞いたカームは僅かに安心したようだが、その表情はすぐれないままだ。

「まだ心配なようなら、五年間の期限付きでメックとヘンリーを貸し出す。彼らは元々騎士だし、騎乗戦闘も可能だ。それなりの教育も受けているだろうから領地の経営についての助言もしてくれるだろう」

「いいの?」

「良いも悪いもないよ。俺だってカームに任せるベージュ村が陥落するのは避けたいんだから」

 肩を竦めながら返答するアル。
 納得したカームにもう戻っているのであればトリスとベルを呼んでくれと言いつけて退出させた。



・・・・・・・・・



 ノックをして部屋に入ってきたトリスとベルに言って地図を広げた机の前に座らせる。
 椅子が二脚しか無いので俺は立ったままだ。

「さて、お前さんらが最後だ。残念だったな。もう余りものしか残ってないぞ」

 地図を見ながらその言葉を聞いたトリスとベルは顔を見合わせると笑った。

「何下らないこと言ってんですか。どうせ一番危ないとこでしょ? 任せて下さい!」

 少しは悔しがって欲しいものだが、解ってるなら話は早い。

「……ここがミドーラ村、ベージュ村、ラッド村だ。で、ここがお前らに任せたい村、ガルヘ村の位置になる。見ての通り一番南に突出しているからな。それなりの覚悟はしておいてくれ」

 トリスを士爵に任じ、ミースとジェルを従士として付ける旨を話したあと、各村の位置を領主として任せる者の名や駐屯する騎士団の概要を交えて説明する。

「ガルヘ村が出来たのは十年くらい前らしいが、その後、村の主人は三回も入れ替わっている。その度毎に村の住人は全員殺されるか捕らえられて奴隷になってる。それに、村が出来るもっと前にはこのあたりで五千人規模の戦闘があったそうだ。その時のデーバス側の陣地がガルヘ村の元になってるんだと」

 あまり縁起の良い土地とは言い難い。

「何にしても現在のロンベルト側に属してからはまだ七年ほどだ。最前線の開拓村なので十二年間は税が免除されるとのことだから、俺達が赴任する来年の春から数えて四年間は農業収入に税は掛からない。その分で奴隷を買うなり必要な農機具を揃えるなりしてくれ」

 二人が揃って頷いたのを確認して先を続ける。

「要するにリーグル伯爵領で戦闘が起こったのは七年前だ。今年辺りガルヘ村か、その南に十五㎞程離れたところにあるというデーバスの開拓村のどちらかで戦闘になるのではないかとも予想されている。そんな顔をするな、二人共」

 自分の領地となる予定の村が戦場になるという可能性を聞いて気が気ではないようだ。
 さもありなん。俺が彼らでも心配になる。

「万が一デーバスに取られたら取り返す。それだけだ。その場合、俺も先頭に立つつもりだ。まぁでもさ、ここだけの話にしておいて欲しいんだけど、次はこっちから打って出るみたいだぞ。今年の年末にな」

 姉ちゃんの状況が知りたかった俺は、去年の夏、ワイヴァーンを仕留めた頃に姉ちゃんが出征してから第一騎士団の人に色々と話を訊いて回っていた。その中に「次はこちらから打って出よう」という話もちらりと耳にしていた。この「次」というのは当然もう紛争の終わっている姉ちゃんが出征した戦の「次」だ。

 姉ちゃんが出征していた戦はリーグル伯爵領の東にあるランセル伯爵領の防衛戦だ。だから次はこちらから攻めてやるという事らしい。

 つまり、トリスとベルに与えようと考えているガルヘ村が戦場になる可能性は低いと予想される。侵攻が成功するか失敗するかは全く予想が付かないが、デーバスの開拓村に侵攻する本隊をバックアップするために輜重部隊によって物資が集積されたりするくらいが関の山じゃないだろうか。

 成功してくれれば少し面倒そうな領地が一つ、俺の手に入る。失敗したらしたでロンベルトの侵攻部隊を首尾よく撃退出来たことでデーバス側が嵩にかかって追撃でもして来ない限りガルへ村は無事だろう。ロンベルト王国もその程度のことくらいは考えて居るだろうから村にはそれなりの守備隊も配備したままだろうし、近隣のベージュ村とラッド村にも守備隊はいるからそれが駆けつければ防衛する程度の事は可能だろう。

 要するに現在のリーグル伯爵領には大した影響はない。どちらにせよ当面はリーグル伯爵領が戦闘の舞台になるようなこともなさそうだし、余裕を持った開拓が可能になるだけの話だ。

 この辺りの事を掻い摘んで説明すると二人共納得してくれたようだ。

 じっと地図を見つめたまま黙って聞いていたベルが口を開く。

「でも、この位置……。アルさんは当面の間こちらからは打って出ないと言っていましたけど、それはいつごろ迄のつもりですか?」

 そう焦りなさんな。

「ん……基本的にはトリスとベルに預けるガルヘ村の税収が安定するまでだな。打って出るにしてもガルへ村を前進基地にしなきゃならんだろうし、全ての食料をそこまで運ぶのも手間だ。ガルヘ村単体でそれなりの備蓄が出来ていないと話にならないから……。でも、そこはあんまり気にしなくていい。魔法の蹄鉄もあるし、物資や人員の輸送については俺達の方がデーバスより一枚も二枚も上手だとは思う」

 豆茶を一口飲むと更に続ける。

「正直言って村の一つや二つ、俺達が皆で掛かればすぐに落とせるだろう。だが、占領しても維持が出来ん。リーグル伯爵騎士団は騎士が二十六、いや、団長は王都に戻るんだから二十五人。従士が二百人くらいの所帯だそうだから、これをもっと増やす必要もある。今までは王国騎士団が守備隊として駐屯していたから、最前線とは言ってもリーグル伯爵騎士団自体の人数は他の領地とあんまり変わらないんだ」

 俺がぼやくように言うと、二人も難しい顔をした。

「王国騎士団の守備隊だってタダじゃない。それなりの上納金を食われる。が、俺が独立するまでは上納金さえ払い続ければ駐屯はしてくれるんだ。皆にはその間に出来るだけ地力を付けるようにして欲しいもんだよ」

「それを考えると四年間無税というのは助かりますね」
「そうねぇ」

 そんな所で恩を着せるつもりはない。
 その分、リスクも高いんだしね。

「でも、一番リスクが高くて一番新しいガルへ村の村長さんの仕事は大変だぞ。無税のうちに出来るだけ人数を増やせ。従士も増やしたほうがいいだろうな。お前らも戦闘奴隷、注文してんだろ?」

 彼らは二十人程の奴隷をロンスライルの店から購入済みで、そのうちの四人は戦闘奴隷だと聞いている。でも、一口に戦闘奴隷と言っても、本当はヘンリーやメックのように元騎士の奴隷を注文したかったらしい。そのために奴隷商へ注文の話を持って行ったのだが当初は入荷の目処が立たなかったので諦めてしまったのだ。しかし、今月末から来月の頭に今回姉ちゃんが出征していた紛争で捕らえた奴隷市が王都のベーニッシュ商会主催で開かれるそうだ。先月末にその情報を聞き付けた二人は早速ロンスライルのマダムに元騎士の奴隷が居たら仕入れてくれと頼んでいた。今はそれに大きな期待を掛けているんだって。

 トリスとベルとの話が一番時間が掛かった。

 何しろ、こいつらときたら南進はいつか、するなら何処をまず攻め落とすつもりなのか、細かく聞いてくるんだもんよ。
 そんなの、その時の状況や情勢によって左右されるんだし、今から心配しても始まらないだろうと言ってもなかなか解放してくれなかった。
 途中で中座して晩飯を食いに行ったんだけど、戻ったらまた二人揃って俺の部屋に突撃してきやがんの。

 簡単に言うと、どのくらいの手柄をあげたら褒美として村に相当するのか、ウィードのような街ならどのくらいの手柄が必要になるのかということを確認したかったらしい。

 そんなもん、デーバス側の細かい地図もない状況で知るかよ。なぁ?
 でも、気持ちは解る。
 ゼノムを男爵に封じてウィードの街を任せると言ったもんだから、焦ってるんだよ。
 そんなに心配すんなっての……。

 悪いようにはしないからさ。

 
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