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男なら一国一城の主を目指さなきゃね 作者:三度笠

第二部 冒険者時代 -少年期~青年期-

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第百十五話 事前準備

7445年3月2日

 明日は桃の節句、雛祭りだ。この二日間で丁度三十七匹分のオーガの魔石を稼いだので冗談で言ってみたらラルファが並べたいと言い出したので、ひな壇っぽく魔法で出した土の上に並べてみた。七段目のお輿入れ道具から始まり、六段目の嫁入道具揃、五段目の仕丁、四段目の随身(左大臣・右大臣)、三段目の五人囃子、二段目の三人官女、一段目の内裏雛と小道具全てに見立てて並べてみた。

 石が段になって並んでいるだけなのでちっとも面白く無い。

 女性は楽しいのかとも思ったが、ラルファ以外何の興味も示していなかった。ただ一人、ラルファだけが部屋の隅っこに土で作った雛壇の前に座ってうっとりとした表情で魔石を見つめているだけだ。

 そもそも、オースにも鳥居を備えた神社があるのでこの辺りの行事もあるかと思っていた時期もあった。だが、基本的にはこういう行事は日本の宮中行事などが元になったものだとベルが言っていた。なので、オースの神社では日本の行事などは関係が無いんだろう。

「おい、アル。ありゃ一体何だ? ラルファは何をやっとるんだ?」

 心配したゼノムに小声で尋ねられたが、俺としては「前世の神社の行事だな。女児の健康な成長を祈るんだ。毎年三月三日に行われる。本当は魔石じゃなくて高貴な人を象った人形や精巧に作られた小道具を飾るんだ」と言うしかなかった。

 部屋の隅で妙ちきりんな雛壇の前で胡座をかいてそれを見つめるラルファの後ろ姿は泣いているように見えた。あいつはあいつで何か思うところはあるんだろうし、ひょっとしたら雛祭りに何か特別な思い入れでもあるのかも知れない。

 ラルファに向かおうとしたグィネの肩に手を掛け首を振った。あんな時くらい気の済むまでそっとしといてやれ。明日元気になっていればそれでいい。付き合いの長い友人とはいえ、放っておいて欲しい時だってあるだろうさ。



・・・・・・・・・



7445年3月3日

 二十匹のオーガを倒し、合計五十七個+αの魔石を得て迷宮から引き上げた。今回の収入は四千七百五十一万Z、ボーナスとして九十五万Z(銀貨九十五枚)だ。バストラルはその半額の四七万五千Zがボーナスとなる。端数を除いて十万Z単位で天引きしているのでバストラルは碌に現金を持っちゃいないが、俺への返済額は今回の迷宮行で三百十万Zを超えた。

 それを教えてやると、当然彼も理解していたようで、猫耳をぴょこぴょこ動かしながら興奮を抑えきれないようだった。

「この調子ならゴールデンウィーク前に借金返して少しくらい貯められるんじゃないか?」

 拳を握って喜びを噛み締めているバストラルにそう言ってやると、嬉しそうに頷いたが同時に不思議そうな顔をした。

「ゴールデンウィークなんかあるんですか?」

「ん、一応そういうことにして大型の連休を作ってる。年末年始とゴールデンウィークだけだけどな。お盆はねぇけど」

「その月の収入はちょっと減っちゃうけど、王都を泊まりで見物して美味しいものを食べたり、服買ったり出来るし、息抜きには結構良いですよ」

 ベルもそう言ってにこにこしていた。

 迷宮を出て魔石を換金し、みんなでいつもの様に食事をした。



・・・・・・・・・



7445年3月4日

 ランニングを終え、朝食を摂ったあと、俺は一人で「奴隷の店、ロンスライル」へと足を運んだ。有閑マダムのように色っぽい精人族エルフのマダム・ロンスライルは俺の顔を見ると申し訳無さそうな顔をした。まだ盾を上手に使える奴隷は手に入っていないようだ。だが、今日はその件で来たんじゃないんだ。

 応接セットに腰を下ろし、店で使っている奴隷に淹れて貰った豆茶を啜りながら時候の挨拶などを済ます。さて、本題だ。

「ロンスライルさん、戦闘奴隷とは別に注文があります。指名なんですが何とかなりますかね?」

「指名? ですか? まぁ相手が奴隷であれば持ち主と交渉次第になりますが、全く無理ではありません。で、どこの誰でしょう?」

 キセルの灰をテーブルの灰皿に落とし、紫煙を吐き出しながらマダムは色っぽい声で尋ねた。

「ロンベルト公爵領、まぁ天領ですね。の、ロックフォル村の農奴の女です。名前はキャサリン・エンフォール。人種は猫人族キャットピープル。歳は十六か十七の筈です。昨年の十一月の終わりまでは確実にその村に居たという情報を得ています」

 膝の上に肘を乗せ、広げた股の間で手を組みながら話した。

「……と、言うことは今は居ない可能性もある、と?」

 マダムはちょっと気落ちした様な感じで聞いてきた。肉体的に頑丈でないキャットピープルだとちょっと安い。利益は薄いだろう。まして、女でしかも農奴だ。

「いえ、どこかに売られている可能性は極小です。おそらく今もそこに居るはずです」

「キャットピープルの女で農奴ですか……。器量の程は?」

 ああ、器量が良ければ女でも値段が跳ね上がる可能性がある。一部の店舗などでは給仕の仕事も器量によって買う奴隷を選んでいるとも聞くし、更に一部の店舗では奴隷の容姿などが大きなポイントにもなるからだ。

「さぁ、そこまでは……」

 俺がそう言うとマダムは一瞬唖然としたが、すぐにいつもの微笑を取り戻した。

「ご存じないのに買われるんですの? もしお差し支えなかったら理由を教えて頂けないかしら?」

「いえ、そんな大層な理由じゃありません。うちの新入りがその村の出身でしてね。その娘と結婚の約束を交わしていたそうなんです。そろそろ支払いの目処も立ちそうなんで、どこかに売られるより先に確保しておいてやろうと思いましてね……」

 それを聞いたマダムは薄く笑うと、次いでにっこりと微笑んだ。

「グリード様は……まぁ良いでしょう。丁度来週次の仕入れに王都の奴隷市に行く予定でした。うちの番頭に言って出向かせるよう手はずを整えましょう」

「やぁ、ありがとうございます。感謝しますよ。これからも余程の理由がない限りはこちらを使わせて頂くことをお約束しますよ」

「まぁ、お上手ですこと」

「さて、そこで物は相談なのですが、その奴隷、出来るだけ安くして欲しいんですよね。勿論、利益を取るなとは申しません。ですが、出来るだけサービスをして欲しいんですよ。仕入れ値の交渉にも力を入れて頂きたいんです。相手が売り渋るようであれば買主の名前も出して交渉してください。買主はサージェス・バストラルです」

 お茶を一口飲む。呆れた目で見られたが、そりゃ仕方ない。

「その代わりと言ってはなんですが、次の戦闘奴隷は多少高くても結構です。と、言うより、実力のある戦闘奴隷であれば金に糸目は付けないつもりです。若く、頑健な奴でお願いしますよ。もし、本当に実力も兼ね備えているのであれば一人とは言いません、二人以上の購入も視野に入れています。元騎士なら言う事はありません」

 それを聞くとマダムは相好を崩した。現金なもんだが、当たり前だろうな。農奴のキャットピープルのガキなんかいいとこ二百万Zだ。女だし。よほど飛び抜けて容姿が優れているなら仕込んだ上で性奴隷にすればもっと高価格になるだろうがそんな可能性なんか低いだろうし。

 対して戦闘奴隷は安い奴だって六百万Z、高いと一千万Zの値がついても不思議ではない。元が騎士とかだったらン千万になるかも知れない。普通の騎士と言うと、身近ではシャーニ義姉さんしか知らないが、魔法抜きでもあのレベルの剣や槍の戦闘力に加え、きちんとした騎乗戦闘技術も修めているのであれば二千万どころか三千万Zだって惜しくはない。マダム・ロンスライルの利鞘は段違いだ。

 極論を言えばそのくらいの金額、数日間七層で頑張れば稼げるし。

「まぁまぁ、それはまぁ! グリード様は嬉しい事を言って下さいますわね!」

「ええ、ですので、くれぐれも宜しくお願いしますよ」

 あとは確実に仕入れをお願いした上、バストラルに金が貯まるまでの間、他に売らずに在庫として抱えて貰うことや、大体の入荷の目処(俺はロックフォル村がどこにあるのかは大体の方角程度しか知らなかった)などを確認して店を辞した。入荷は奴隷市が済んでから仕入れに行かねばならいので最低でも一月半はかかるらしい。まぁ余裕を見てゴールデンウィーク前くらいか。

 その頃には借金を返し終わる頃だろうか。価格にもよるが、仮に二百万Zと仮定した場合、六月半ば以降になる。その辺りもマダムには言い含めておいた。つまり、早く手放したければ安くしろ、と言うわけだ。

 ああ、入荷してもそれをバストラルに教えるつもりはないよ。稼ぎを焦ってドジこかれても困るからね。結婚の儀式の費用も含めて確実に買えるくらい金が溜まった頃を見計らってここに連れて来るつもりだ。

 バストラルが最初に慶弔休暇を使うことになるんだろうな。



・・・・・・・・・



7445年4月5日

「エンゲラ、済んだか?」

 五層の祭壇の間で俺はフロストリザードの死体から魔石を取り出すと、まだ済んでいないことを解っていながら相棒に尋ねた。

「すみません、あと二匹です」

 そう答えながら手際よくガーゴイルの死体の胸を切り開いていくエンゲラ。二人共少し顔がにやけている。

「んじゃ一匹は俺が手伝おう」

 そう言って土を消したあとで首を刎ねられて頭と胴体が泣き別れになっている一体に近づいてエンゲラ同様に胸を裂き始めた。程なくして心臓らしき器官の側に魔石を見つける。周りの肉ごとナイフでえぐり取るとこびりついた肉片や血を洗い流し、革袋に入れた。すぐにエンゲラがたった今回収したばかりの三つのガーゴイルの魔石を持ってきたのでそれも洗って革袋に収めた。

 祭壇を見上げ、顔を見合わせて微笑み合う。そりゃそうだ。主人である俺の収入は奴隷の収入も一緒、俺の喜びは奴隷の喜びであり、俺の悲しみは奴隷の悲しみだ。勿論、その反対でもある。俺はうちのパーティの転生者たちは新人のバストラルを除いてかなり信頼しているが、同じくらい付き合いが長く、しかも俺の言うことに服従してくれる奴隷には別枠の信頼がある。

 ステータスが誰でも見れるからこその信頼だ。何しろ「グリード家所有奴隷」と出ちゃうんだからな。まず裏切りなんか考える必要がない。俺の分身と言っても良い。

「なぁ、エンゲラ、あれ、なんだろうな」

 【鑑定】もせずににやにやとやに下がりながらエンゲラに尋ねた。

「さぁ、なんでしょう? でもあれは、私には武器に見えますね」

 エンゲラもにやにやしながら返してきた。

「武器か。うん、俺にもそう見えるな。では、エンゲラ、取ってきてくれ」

 鷹揚に返事を返しながらエンゲラに命じた。

「畏まりました」

 エンゲラが祭壇に上り、扉の開いた祠に手を伸ばす。
 【鑑定】なんざ奴隷が俺の目の前に品物を持って来てから自分の手の中でゆっくりやりゃあいい。

 俺の奴隷が恭しく獲物を差し出してきた。

 精緻な装飾を施された革製の鞘に包まれ、なんだか人間工学に基づいたかのような妙な形をした柄が見える。受け取って少し眺めたあと、ステータスオープンを掛けてみる。

頑丈な剣ショートソード・オブ・スターディ

 続いて小魔法キャントリップスの「マジカルディテクション」。
 反応がある。
 そして、おもむろに【鑑定】をしてみた。

頑丈な剣ショートソード・オブ・スターディ
【鉄】
【状態:良好】
【生成日:5/4/7445】
【価値:1】
【耐久値:28610】
【性能:91-125】
【効果:樹皮防御バークスキン(但し、一日で三回まで)】

 ほうほう、サブウインドウを読んでみると、柄を握った装備者が刃の表面に刻まれた呪文コマンドワードを唱えることによって一日に三回だけ「樹皮防御バークスキン」の魔術を使ったのと同様の効果を得ることが出来るらしい。しかも、魔術の使用者として百レベル相当の魔術師が使ったのと同等とのことだ。

 「樹皮防御バークスキン」の魔術は俺も知っている防御用の魔術だ。だが、効果時間が短い。レベルと同じ秒数しかたず、魔力を注ぎ込んで効果時間を延長することも出来ない。そして、効果時間中に受けた一回の攻撃に効果を発揮して終わりだ。それだって心持ちダメージを減らせるかな? 誤差かな? という程度の効果だ。はっきり言って裸よりはマシ、粗末でも革鎧を着ていた方が余程良い、というようなものだ。

 なのでお袋に聞いた時に少し練習したくらいで、今でも使うときには一分くらいは集中が必要だと思う。その割に地と水の元素魔法は二レベル必要だし、無魔法に至っては四と五レベルが必要だ。合計十三ポイントもMPを食う割に効果が薄いと思ったので頭の中で使えない魔術にカテゴライズしていた。

 だが、百レベル相当の術者であれば百秒保つだろうから、MPを食わないのであれば有用と言えるだろう。単純に歩兵用の剣(ショートソード)と考えてもかなり性能は優れている。

「魔法の武器のようだな……」

「おめでとうございます、ご主人様!」

 エンゲラが我が事のように喜びを表現してくれる。尻尾がパタパタと振られていた。
 彼女の前で鞘から剣を引き抜いてみた。
 ぎらりと輝く鈍色の刃、薄く掘られた血溝、そして刀身の手元の方に「ガブバド」と呪文コマンドワードが刻まれている。

「ふむ……」

 柄の握り部分は指の形に窪みがあり、しっかりと握れるようになっている。

「ん? ご主人様、何か書いてありますね。私は数字しか読めないので意味は解りませんが、名前でしょうか?」

 ま、試してもいいかな。

「うん、これはガブバドうひっ」

 柄を持ったまま呪文コマンドワードを口にした瞬間、俺の体が薄く淡い、青い魔術光に包まれた。ぽかんとして自分自身を鑑定してみると【状態:良好(樹皮防御中:物品アイテム)】となっていた。

「ごっ、ご主人様っ!?」

 エンゲラが慌てて声を張り上げるのを「落ち着け」と制し、「樹皮防御バークスキンの魔術のようだな」と言って冷静さを取り戻させた。たった四文字、一秒とかからずに瞬時に展開出来、魔力も食わないのであれば十分だろう。

 歩兵用の剣(ショートソード)だし、売るまではベルにでも持たせておけばいいだろう。



・・・・・・・・・



「いいんですか!?」

 俺から【頑丈な剣ショートソード・オブ・スターディ】を手渡されたベルは目を輝かせている。ベルは早速ステータスを見て、更に言われたとおり「魔力検知ディテクト・マジック」の魔術まで使ったようだ。

「一回試したんだが、刃に呪文が刻まれている。柄を握った状態で呪文を唱えると剣に備わった魔術を使えるようだ。防御の魔術みたいだな。あとで時間を見つけていろいろ試してみたら良い」

 五層の転移の水晶棒の部屋でシャワーを浴びていたらベルたちが来たので早速手に入れた剣を渡してやったのだ。じゃじゃーん、と言いながら見慣れない革の鞘に入った歩兵用の剣(ショートソード)を取り出した俺を見たみんなはすぐに迷宮内で手に入れたものだと気がついたようだが、流石に魔法の武器だとまでは思わなかったようだ。

 ベルは剣を抜いて刀身を眺めている。その周りで皆が口々に「やっぱ刃の輝きが違う」とか「切れ味も良さそうだ」とか口々に適当な事を言っている。

 名前の通り耐久値も高いし、いい剣だと思うぞ。大事に使ってくれ。



・・・・・・・・・



7445年4月11日

 三連休の真ん中の日、いつものように丸一日、ミヅチと一緒に魔術の修行をして過ごし、夜、皆と飯を食っていた時だ。

「あっ……」

 ミヅチを挟んで俺の左に座っていたラルファが声を上げた。なんだよ、肉でも落としちゃったのか? と思っていたら、ミヅチが立ち上がってラルファを店の奥にいざなった。

 てめー、何あたしの上に肉落としてんだよ、汚れちゃったじゃんか。生意気なんだよ、ちっとツラ貸せや。

 ってなもんだろうか? 俺は目の前に座っているトリスと顔を見合わせるとどちらともなく立ち上がろうとした。俺の右の四人がけのテーブルにギベルティとバストラルと向い合って座っているゼノムは既に酒が回っているのか全く気がついていないようだ。

「いいから、止めなさいよ」

 ベルがトリスの袖を掴んで席に引き戻そうとしている。

「だけどさ……」

 俺の左に座っていたミヅチの席の足元に焼き肉が一つ落ちていた。ミヅチがいつも持ち歩いている小物入れも無い。まじかよ。ミヅチも大人気ないなぁ、と思って席を立った。ベルはトリスを座らせようとしている。

「行かないほうがいいです」

 ラルファの前、ベルの隣に座っていたエンゲラが俺を見て言う。俺達は六人がけのテーブルだ。

「いや……そういう訳には行かないだろ?」

「そんなんじゃないです。放っておいて上げて下さい」

 俺達の左、こちらも四人がけのテーブルにズールーと向い合って座ってズールーの女と喋っていたグィネが話を中断し、俺を見上げて言った。頭に?マークを浮かべてしぶしぶと席に座ったが、どうにも気になる。

 ベルとエンゲラは何か小声で話し合ったあと、澄まし顔で薄切りの焼き肉を口に運んでいる。
 あ、ああ。始まっちゃったのか……。
 トリスも気がついたようで、俺と顔を見合わせると照れたような、困ったような笑みを浮かべた。俺も大して変わらない顔つきだろう。

 何を言っていいかわからず、ビールを飲み、飯を口に運んだ。

 その晩、ミヅチに聞いてみるとやはり急に生理が始まってしまったようだ。予定日とはずれていたので生理用品が無い事にいち早く気づいたミヅチが、こんな事もあろうかと持ち歩いていた新品の生理用下着を持って行ったらしい。

 そりゃまぁ、体調なんかで生理日がズレることなんかままある話だ。

「ん……女性の事は私が気を回しておけばいいでしょ。貴方はいちいちそんな事を心配しなくてもいいわ」

 そりゃ助かる。出来るだけ色んな事態を想定して用意するように心掛けているとは言え、そこまで気を回したことも無かったし、仮に俺が用意していたとしてもそれを使うのは嫌だろうからミヅチに任せられるのであればそれは助かる話だ。

 
樹皮防御バークスキン」アルタレーション
(地魔法Lv2、水魔法Lv2、無魔法Lv5、消費MP13 無魔法組み合わせ)
対象の皮膚の防御力を樹皮のように上げる。樹皮になる訳ではないので対象の行動は阻害されない。効果時間が切れるか、樹皮に術者のレベル以上のHPダメージを受けるまで効果は持続する。効果時間は術者のレベルと同じ秒数。

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