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男なら一国一城の主を目指さなきゃね 作者:三度笠

第二部 冒険者時代 -少年期~青年期-

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第六十二話 代価

7444年1月1日

 骨だけに成り下がったメイネイジを放り投げ、リュックサックからもう一匹の干物を取り出し、コンロの上の五徳に乗せ、また焼き始めた。俺の周りでカールをはじめとする妖精たちは一心不乱に手に持った干物の身にかぶりついている。

 腹側のよく脂が乗った部位を手にした奴は身を丸めるようにして他の妖精から守るように食べているし、頭から頬肉や目玉の奥にある肉をほじりだした奴も同様だ。うーん。こいつら、身長は大体30cmくらいってことは、まぁ大体俺の五分の一以上六分の一未満ってとこだ。俺の身長は170cmくらいになったばかりだから、十五歳にしては結構大柄と言えるだろう。

 とにかく身長が六分の一ということは体重は6の3乗くらいか? 正確には6弱だから俺の二百分の一くらいということだ。なにが言いたいかというと胃袋の容積の事を言いたいんだけどね。俺が持ってきたメイネイジの干物は全長30cm程。可食部は頭は別として首から尻尾の付け根まで20cmってところだろう。育ち盛りの俺としては一匹だとさすがに少ない。二匹とパンがないと一食にするには少し足りない。

 妖精は全部で百匹以上はいるだろうか。二百匹いてもおかしくはない。と、すると、やはり彼らも一匹だとちょっと物足りないだろうな。ああ、二匹買っといて良かった……。

「これはなに?」

 もぐもぐと口を動かしながらカールがマヨネーズの瓶を右手で指さしている。左手にはメイネイジの肉片をまだ持っていた。お前、取りすぎだろ。

「ああ、マヨネーズだ。身にちょっとつけると「ああ、マヨネーズか。いらないや。酸っぱいし」

 そうかよ。仕方ないのでさっき切ったパンにマヨネーズを塗り、そのまま食べた。食べながら言う。

「で、さっきの続き、聞かせてくれないか?」

「話? なんだっけ?」

 口いっぱいに噛んでんじゃねぇ。デコピンするぞ、羽虫が。

「魔法だよ、報告レポートの魔術の話だ」

「ああ、よく覚えているね。どこまで話したっけ……ああ、まぁいいや。とにかく報告レポートはあまり知られてない魔術のはずだ。使うのにも制限がいるからね。制限は話したっけ?」

「いや……」

「そっか。報告レポートは特定の相手にかける魔術だ。魔力もすごく必要になることが多い。大抵の場合、魔術の使用者と対象者の間には距離が離れているか、最初は近くても、後々距離が離れることを想定しているものだからね。
 だから、まず第一に使用者はすごく大量の魔力を持っていることが条件になる。それから、魔術をかけるには相手のことをよく知っている必要がある。普段一緒に暮らしている家族並みにね。全く知らない他人にかけられなくもないらしいけど、その場合、更に大きな魔力が必要になるんだって。まぁそもそも報告レポート自体、他人だろうが家族だろうがものすごく魔力が必要だからどうでもいいだろ。
 ところで、この魚、初めて食べたよ。すごい、美味しいね。昔ジョージが持ってきたメイザッシュより美味しい! これなんて魚?」

「メイネイジだ。それからメイザッシュは魚の名前じゃないぞ。魚を干す時の形態の名だ。多分その魚はエイワスって魚だ。何匹かまとめて目に串か縄が通されてなかったか? それに、こいつみたいに身も開いてなかったはずだ。そんなことより」

「な、なんだってー! 知らなかったよ。アルは何でも知ってるんだな。博識ってやつだ」

「何でもなんか知ってるわけないだろ。その証拠に報告レポートのこととか……魔法の十三あるという系統のこととか初耳だ。だから、続きを早く教えてくれ」

「もう、アルはせっかちだな。そんなんじゃモテないだろ? 人の話くらいちゃんと聞いた方がいいよ」

 こいつ……目刺しにして干してやりてぇ。パンを噛みちぎりながらカールの頭を食いちぎるところを想像し、気持ち悪くなってやめた。

「……なんだい? 急に黙っちゃって。あ、反省しているのか? そんなにモテたいの? お気の毒だけど、俺たち妖精族フェアリー普人族ヒューム「どうでもいいよ、頼むから続きを教えてくれよ」

「はじめからそうやって下手に出れば教えてあげるのに……恥ずかしがり屋だな、アルは」

 もうまじでこいつ死なねぇかな。

「なぁ、カール。頼むよ、知りたいんだ。教えてくれ……教えてください」

「そこまで頼まれちゃしょうがないな。じゃあ、続きだ。とにかく報告レポートの魔術を使うにはとてつもない程大きな魔力が必要ってこと。だから神様くらいじゃない? 使えるのは」

「は? 神様?」

「そう。神様くらいだろうね。イューヅ様とかヴァグィナ様とか、知らない?」

 イューヅはともかく、ヴァグィナとか放送禁止用語一歩手前の名前なんぞ知らんわ。

「知らない。それも初めて聞いた。神様の名前なのか?」

「うーん、そうか。二柱とも結構古いしね。まぁ正確には神様じゃなくて亜神デミ・ゴッドだね。最近はリルス様ってのも亜神デミ・ゴッドに昇格したらしいしね。まぁ最近といっても俺が生まれる前らしいからよく知らないんだけどさ。それより、メイネイジ、だっけ? ずらしてよ」

「ああ、はいはいっと」

 俺はカールの要求のまま干物が炎に当たる位置をずらした。

「とにかくその亜神デミ・ゴッドみたいなとんでもない魔力でもない限り報告レポートなんて魔術は使えないよ。だから、俺はまたてっきり、最初はアルはどこかの亜神デミ・ゴッドが遣わした使者かと思ったくらいだったよ」

「技能じゃないんだな?」

「へぇ! さすが固有技能を持っていると言うことが違うね!」

 え? 俺固有技能のことなんか一言だって……

「何を驚いてるのさ。妖精の目は全部の技能が見えるんだ。……そう言えばジョージも驚いてたね。彼はアルより沢山の固有技能を持ってた。そうそう知ってるかい? ジョージはさ、自分の名前をジョージじゃない……なんだっけ? とにかく別の名前だと言ってたんだ。おかしいよね。ジョージ・ロンベルトって名前があるのにね。まぁそんなことより報告レポートの魔術の件だった「そんなことよりってお前……!」

 慌てて言葉を挟んだが、カールはそのまま続けた。

報告レポートはさ、使うときに対象を選択するらしいんだけど、別にそれは視界に入っている必要はないんだって。だけどさ、普通視界に入ってなきゃ選びようがないじゃんね。あははははっ」

 こいつと話してると無駄に疲れるのは気のせいじゃないだろうな。

「待ってくれ、固有技……いいや、順番に聞くよ……」

「そうそう、アル。人の話をしっかり聞くのは大切なことだよ。で、報告レポートの魔術は使用者が誰かに対して使う魔術だってことまで話したっけ? うん、そう。でね……」

 カールの話は途中であちこちに行ったり来たりしながらも重要なことが幾つか判った。

 まず、報告レポートの魔術について。使うには多大な魔力を必要とする。どのくらいかは判らないが亜神デミ・ゴッドと呼ばれる神の領域に達するくらいでないとダメらしい。俺の魔力で使えるかは全く判らん。

 で、ここからが重要なのだが、報告レポートは魔術の対象者が見聞きしたことを全て垂れ流すかのように使用者に対してだらだらと伝えるような魔術ではないとのことだ。あくまでも使用者が対象者の頭の中にあることを覗き見る程度の効果しかないらしい。だから、対象者がある程度強く意識して記憶に留めているような事じゃないと見れないと言っていた。それに、使用者が対象者の頭の中を見るには対象者の意識レベルが低下しているような睡眠中などが殆どだそうだし、使用者が望んだときにだけ見れるらしい(つまり、使用者が望まない限り自動的に見られるということではない)。

 そして、使用者に見られた対象者の記憶は奪われる。奪われる、というのはかなり語弊がある。正確には「奪われたかのように封印される」というのが正解だ。例えが悪いかもしれないが、Aという事象を対象者が強く意識して記憶した。魔術の使用者が対象者の睡眠中に見た記憶にAが含まれていた場合、Aについての記憶を対象者は「奪われたかのように」封印される。あくまで封印なので、何かのきっかけで思い出すことも多々ある。

 ここでいくつか思い当たることがあった。一年ほど前も、その前も度々重要なことを忘れていたことがあった。勿論、重要ではないことを忘れるなんて誰しもあるだろうから俺が気がつかないだけで忘れていたことなんか幾らでもあるだろう。俺に報告レポートの魔術がかけられていたのであれば肯けなくもない。

 対象は誰でもいい。一番良いのは親子とか兄弟とか近い血縁者。次がもう少し親等しんとうの離れた血縁者。そして夫婦や同居人など血縁関係はないが親しい付き合いをしている家族のような人。友人、知人、顔見知りと関係が疎遠になるにつれて魔術はより沢山の魔力を必要とするようになる。最終的に、ここから何百Kmも離れた全然知らない名無しの権兵衛さんにも使えることは使えるらしい。

 また、他人とは言っても遠くの親戚なんかより近くに住んでいる親しい人や価値観を共有する人の方がいいらしい。例えば、俺が自分の親や子(子供はいないけど)に掛けるのが一番楽だが、目的を絞ることによって他人の方が掛けやすくなることもあるそうだ。

 漫然と全ての頭の中を覗くのではなく“元自衛官で喧嘩が原因で除隊した魚が好物の人”とか、もっとゆるく“新しい靴を欲しがっている人”など俺と同じ価値観、と言うか、うまく表現できないが、何かを共有している可能性のある人の方が、下手に立場が近い人よりも魔術の対象にしやすいこともあるらしい。インターネットのキーワードによる検索を思い出す。多分関係ないけど。

 カールによると俺につながって見える報告レポートの魔力には更に何らかの制限があるようで、当然制限(検索条件のようなものか?)が多いほど掛け易いそうだから、肯けはするものの、いい気がしないことは確かだ。距離もカールの推測によるとものすごく遠いらしい。報告レポートの魔術にどのくらいの頻度や深さで掛かっているかにもよるらしいが、封印される記憶も誰かに指摘されたりすれば思い出すことが多いらしい。

 俺の記憶障害の原因は多分これだ。いつから掛けられたのかまでは正確には判らないとカールは言っていたが、それでも十年以上も昔ということもないらしい。最初は俺を転生させた神様を疑ったのだが、そうではないということか?

 次に俺の興味を引いたのはカールの言う、過去にここに訪れたことのあるという“ジョージ・ロンベルト”という普人族のことだ。十中八九、初代ジョージ・ロンベルト一世のことだろう。

 伝説は本当だったということだ。

 そして、ジョージ・ロンベルトは固有技能を沢山持っていたらしい。つまりは俺と同様の転生者だ。カールがなんとなく覚えているのは、二十くらいの固有技能を持っていたということだ。どんな技能なのかは覚えていないと言っていた。会ったのが初代ジョージ・ロンベルト一世なのであれば五百年くらい昔のことだから、これを責めるのは酷だろう。名前を覚えていただけでも上出来だ。

 それから魔法だ。カール曰く、地水火風の元素魔法と無魔法の五大魔法というのは一番初心者用の分け方なのだそうだ。確かに特殊技能で名前が出るので解りやすい。しかし、魔法は行使するにあたって必ず目的がある。当たり前の話だが、目的のない行為というのは存在しない。どんなにつまらなく、くだらないものでも目的は目的だ。そして、その目的をかなえるには大抵の場合、無魔法が大きな要素を占める。

 元素魔法と無魔法を組み合わせて魔術を作り出すのだが、魔術にはそれぞれ手順がある。元素魔法により元素を魔力からどのように作り出すのか、作り出す順番や、作り出した後、無魔法によってどうするのか。それらを体系化する考えが魔法体系と呼ばれる十三種の系統なのだそうだ。

 例えば、何でもいいが2レベル(以上)の元素魔法と2レベル(以上)の無魔法を組み合わせることによって一番簡単な治癒キュアーという治癒魔術を使える。この「何でもいい元素魔法」というのが曲者だ。地魔法でも水魔法でもいいのだ。勿論火魔法でも風魔法でも構わない。それに無魔法を組み合わせて起こす魔法的な治癒現象がキュアーの魔術と呼ばれている。

 では「キュアー」というのはどういった系統の魔法なのか?

 ということになる。確かに特殊技能をベースに考えるのであれば極端な話「全系統」と呼んでもいいかも知れないが、それは学問としての魔法を投げ出す思考停止の産物だそうだ。

 主に外傷などの治癒をさせるキュアーや軽治癒キュアーライトなどのキュアー系統や、身体部位欠損を接続する再接続リコネクション(やっぱあるんだな)など身体の健康などに何らかの影響を与える魔術系統を総してネクロマンティク系統の魔術と区別しているのだそうだ。

 麻痺を解く解麻痺リムーブパラライズや毒を中和する毒中和ニュートラライズポイズンなどのリムーブ系統と呼ばれるものも区別はある。解麻痺リムーブパラライズはアブジュレーション系統であり、毒中和ニュートラライズポイズンはオルタレーション系統だ。

 これには目から鱗が落ちた。確かに魔力をふんだんに使える俺はいろいろな魔術を使い、練習を重ねてきたので理解しやすい概念だ。

 攻撃に使うような魔術も、オース一般ではグラベル系、アロー系、ボルト系、ジャベリン系などの単純な弾頭を飛翔させるものや、アザーヘッド系と呼ばれるもの(ファイアーボールは勿論だがライトニングボルト、アイスコーン、ディスインテグレイトなどもこの系統に入る。簡単に言うと上記の枠組み以外のもの)など多種多様な元素魔法とその規模で分けるのが当たり前だった。

 これを先の系統で分けると例えばストーングラベルはストーンアロー、ストーンボルト、ストーンジャベリンなど全て同様にオルタレーション及びサモニング系統になるが、誘導性を付加したストーン○○ミサイルになるとオルタレーション及びサモニング及びインヴォケーション系統に変わる。これがストーンではなくアイスだと、オルタレーション及びコンジュレーション及びサモニング系統になり、アイス○○ミサイルだとオルタレーション及びコンジュレーション及びサモニング及びインヴォケーション系統となる。

 他にも、フレイムスロウワーはオルタレーション系統だが、ファイアーボールはエヴォケーション系統となる。同様にショッキンググラスプはオルタレーション系統で、その規模を大きくしているとばかり考えていたライトニングボルトはファイアーボール同様にエヴォケーション系統だ。

 魔法の音(オーディブルグラマー)腹話術ヴェントリロキズム分身ミラー・イメージ透明化インヴィジビリティ麻痺パラライジズなどはイリュージョン及びファンタズム系統とのことだ。

 そして、魔術の話は俺の全く知らない領域にまで進む。精神に関連する魔術だ。相手の正常な思考を阻害して混乱に陥れる混乱コンフューズの魔術(これはエンチャントメントとチャーム系統になるらしい)。こちらの提案を受け入れ易くさせる仄めかし(サゼッション)など、エンチャントメントやチャーム系統はかなり有効そうな魔術が揃っていると言うし、同様に伝説になっているディヴィネーション系統には罠発見ファインド・トラップ魅了感知ディテクト・チャーム嘘看破ディテクト・ライ天候予測プレディクト・ウェザーなどとんでもなく有用そうな魔術が山のようにあった。

 ちなみに特別だと言われていたポゼッション系統は魔法の壷(マジック・ジャー)という魔術だけだそうだ。対象者の精神を予め用意しておいた容器(瓢箪が一番良いらしい)に閉じ込めてしまう、恐ろしい魔術だ。

 簡単に言うと無魔法の使い方によって分けていると言える。正直な話、いろいろな魔術を使える俺のような存在でなければ系統立てて魔術を整理し、学ぶことにあんまり意味はない。だが、俺にはぴったりな考え方だった。

 そこに考えが及び、改めていろいろな魔術の存在を知った俺はメイネイジの干物をぱくつくカールに頭を下げていた。

「カール。どうか俺に魔術を教えてもらえないだろうか。俺に出来る礼なら幾らでもする。頼む、この通りだ」

 俺の願いを聞いたカールは、

「えー、面倒くさいよ。俺だって全部上手に使えるわけじゃないし……その報告レポートの魔術をアルに使った相手に頼めば良いじゃないか。それにそろそろお腹もいっぱいだし、俺は忙しいんだ。何しろこれから昼寝をしなきゃいけないからね」

 と言ってどこかに行こうとする(多分寝床に引っ込もうとしたんだろう)。なんとか捕まえて再度頭を下げた。

「あのさぁ、俺は眠いんだ。もう充分に教えたじゃないか。いい加減にしないと本当に怒るよ。それに、もう、メイネイジはないんだろ。帰りなよ」

 あ、そうか。

「わかった。今日はもう帰る。だけどまた来ても良いかな?」

「それは構わないよ。だけど来れるかな? 迷宮の一層からここへ来られる場所に転移するには偶然だけじゃダメなんだ。四ヶ月に一回、つまり一月、五月、九月の最初の日だけ運がいいと転移出来るようになってる。それに、どうやったかは知らないけどスネーク・ジェネレーターを突破しなきゃいけないし、途中にあった落とし穴の底にあるスイッチを正確な順番通りに押さないと扉は現れないよ。ああ、教える気はないから」

 ほほう。

「そうか……カール、残念だ……」

「俺も残念だよ、アル。君は美味しいもの持ってきてくれたしね」

「うん、ところでメイセイヴァーって魚、知ってるか? 今度はそれを持って来てやろうかと思っていたんだ。好みもあるだろうが俺はメイネイジより旨いと思ってる。是非カールに食べて貰いたかったんだ。でも、仕方ないな」

「はは、固有技能を持っている人は皆そういったことを言うんだね。その魚には確かに興味があるけど、幾らなんでも食べ物と秘密は引換には出来ないよ。でも、また四ヶ月後、会えたらいいよね。その時また魚を持ってきてくれたら話はしてあげるよ。じゃあね。帰りは似てるけど違う場所に出るからね。じゃあ、おやすみ~」

 カールはそう言うと樹の上の方に飛んでいってしまった。

 カールだけでなく、他の妖精もとっくにいない。俺は池の真ん中でたった一人ぽかんとしていた。仕方ない、帰るか。手早く荷物をまとめ、元来た方へ歩き出した。扉の穴をくぐり、振り返ってみたが扉は影も形もなかった。

 今度はもっと沢山魚を持ってこよう。

 なお、扉を潜って転移したのは迷宮の二層の全く別の場所だった。途中で二層だろうとアタリを付けられたが、三時間も用心しながら歩き、やっと転移の水晶棒の部屋に行けた時にはかなり疲れた。

 
魔法の設定についてはいずれ別にアップすると思います。
また、今回言及されている報告の魔術ですが、これだけでは不十分です。
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