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ワールドオーダー  作者: 河和時久
旅立ち編
13/70

13:ハンター

「おはようございます」


 どうやら準備はすでにできているらしく、今日はゆっくりとしているランドさんに挨拶した。どうやら奥さんが見送りにきているようだ。この奥さんもなかなかの美人だ。この世界は美人しかいないのか。


「おはようございます。今日はよろしくお願いします。依頼を受けてくれた護衛のハンターの方々はまだいらしてないようですのでしばらくお待ち下さい」


「おはようございますロキさん。いつも主人がお世話になってます」


「おはよう奥さん。こちらのほうがいつもお世話になってるよ。ランドがいないとあの村は生活できないくらいランドに頼ってるしな。そのランドを護衛するのはあの村のやつなら義務みたいなもんさ」


 どうやらランドさんはマルクート村のかなり重要な位置を占めているらしい。


「おはようございます。遅くなり申し訳ありません」


 そういってやってきたのは鎧を着た金髪のイケメンだ。


「ああ、ちょうどよかった。こちらの2人が今回いっしょに護衛して下さるロキさんとキッドさんです。ロキさんは普段からよく私の護衛をして下さってる元銀7のハンターです。協力して護衛のほうよろしくお願いします」


「銀7!? それは心強い。はじめましてロキさん。クラン[栄光の道]、リーダーのフェルカです」


「ロキだ。よろしく。こっちはキッド。新人だがなかなかの腕だ」


「はじめましてキッドです。よろしくお願いします」


「こちらこそよろしく」


 クランというのはハンター同士のチームのようなもので、少ない所だと2人から、大きいところだと数十人という規模で組んでいるらしい。そうこうしてると向こうからなにやらうるさい声がする。


「まったくもうあんたはいつも食い過ぎなのよ!」


「依頼に遅れるのはどうかと思います」


「うぅ、食ってすぐ動くと気持ち悪い……」


 フェルカさんと挨拶をして握手をしていると向こうからなにやらやってきた。


「遅いぞおまえ達」


「だってフォルがなかなか食べ終わらないんだもん」


「しかたないだろ、依頼にでたらしばらくガルニャ食えなくなっちまうんだから」


「それにしたって5羽は食べ過ぎだと思います」


 どうやらこのクランの仲間らしい。


「こちらは今回一緒に、護衛してくれるロキさんと新人のキッドだ」


「へー新人なんだ。私は弓使いのシェルム、銅7よ。よろしく。気軽にシェリーって呼んでね」


 地球的にはあり得ない薄い緑っぽい髪の短髪の女の子が元気いっぱいにいってきた。


「俺は斧使いのフォルサ、銅8だ。よろしく新人さん」


 やたらとでかい斧を持ったゴツイ兄ちゃんだが愛想はいいみたいだ。しかしこんなでかい斧振り回せるんだろうか。俺よりでかそうなんだが。


「初めまして。ソフィアと申します。一応、魔導師をやらせていただいてます。ランクは銅5です」


 これまた地球的にありえない真っ青な髪をしたおっとり美少女だ。


「では改めて、クラン[栄光の道]、リーダーの剣士フェルカ、銀1だ。よろしく」


「キッドです。銅1の新人です。よろしくお願いします」


「ロキだ。今は引退してるが以前は銀7だ」


「銀7!? ってロキってあの飛龍を落とした2射のロキ!?」


「おっちゃん有名なのか?」


「有名もなにもこの国にいて何で知らないのよ!? 飛龍をたった2射で打ち落としたハンター壱の弓使いじゃない!」


「へー、おっちゃん有名人だったのか」


「銅1の新人がなに偉そうに口聞いてんのよ! あんたなんかが気安く話せるような人じゃないんだからね!」


「よしてくれ、俺はもう引退した身だ。それにこいつは俺の命の恩人でな。口は悪いがいいやつなんでそれくらいにしといてくれや」


「ロキさんがそうおっしゃるなら……」


「おっちゃんの方が命の恩人なのによくいうよ」


「銅1ってことはほんとになったばっかりか? それで命の恩人ってなにやったんだ?」


「それは秘密です。でもハンターになったばっかりってのは本当です。依頼はまだ薬草採取1回しか受けたことありません」


「それで護衛なんてできるの?」


「やるからには全力で頑張ります」


「頑張るだけじゃ依頼は果たせないぞ?」


「だからみなさんがいるんでしょう? 私は足を引っ張らないように頑張りますよ」


「ずいぶんと他人任せなんだな」


「銅1の新人の私になにをさせるつもりなんです? だいたい、どんなランクでも1人でできる事なんてたかが知れてますよ。必要なのは各自ができることを完璧にこなすことなんじゃないですか?」


「口だけは達者なようだな」


「これでも30歳ですから」


「30!?」


「年上かよ!」


「嘘!」


「まぁ」


 だいたい予想通りの反応だった。まぁ銅1のド新人が護衛なんて受ける時点で警戒する気持ちはよくわかる。こういう依頼の場合、役立たずが1人いるだけで障害が1つ増えたようなものだからだ。お荷物を余計に抱えて尚かつ商人と商品を護るのはかなりきついだろう。特に役立たずが人の話を聞かずに好き勝手やるような場合、そいつは殺した方が安全と判断される可能性も高い。


「では、出発しますよ」


 ランドさんの声がして剣呑な空気が薄れた。そして旅が始まった。御者ができない俺は前衛としておっちゃんといっしょに先頭の馬車に乗り込んだ。おっちゃんが先頭なのはスキルで警戒して進めるためだ。俺はまぁおまけだろう。その後、何の問題もなく1日目は過ぎた。そして街道が森を通過する2日目にそれは起きた。


「何かおかしい……」


 今日もいっしょに前衛をしているおっちゃんが呟いた。


「動物がなにもいない」


 この辺りは結構動物なんかがいるらしい。もちろんそれは魔物も含めてのことだ。それが全くいないとなれば警戒してもおかしくはない。


「考えられる可能性は3つだね」


「それは?」


「1つ、本当にたまたま今はいない」


「2つ、何者かに全て殺された」


「3つ、何かにおびえて逃げ出した」


「普通、鳥すらいないことなんてありえないから1はない。残りは2か3だが……殺されてるなら少しくらい血の臭いがしてもいいがそれもない。ってことは3ってことになるんだが……」


「どうやらそのようだぜ、この先にでかい反応がある。馬車を止めろ!」


 馬車を止め[栄光の道]の人達を呼ぶ。


「どうしたんです?」


「この先にでかい反応がある。何かはわからんがこの辺りの動物が逃げるようなやつだ」


「迂回はできませんか?」


「この街道は森の中にあるから無理だな。戻って大回りすると10日は余計にかかる」


「ここを通るしかないか……まずはそのでかいのがなんなのか調べないとな」


「スキルを持ってる俺がいかんと不意打ちされる危険があるから俺が行こう。キッドもついてこい」


「えー」


「何事も経験だ」


 そういっておっちゃんが馬車を降りた。俺もそれについていく。[栄光の道]の人達は馬車で警戒だ。


「いざとなったらおまえが頼りだからな」


「なんか使えそうなカードだしとくか……」


 そういって俺達は先へ進んだ。しばらくするとおっちゃんが手を前にだして俺を止めた。


「近いぞ」


 そういうと辺りを警戒する。すると森の奥から木をなぎ倒す音が聞こえてきた。


「よりによってオーガかよ……」


 おっちゃんはあり得ないといった感じで呟いた。


「鬼って割りに角とかないんだな」


 オーガは体長が3mくらいの巨人だった。角はなくつるっぱげだ。ただ歯が鋭く下から牙のような物が生えている。服は腰に布のような物を巻き付けているだけだ。そして全身が緑色。森と保護色でもしてんのかこいつは。


「前やった熊よりは弱いがそれでも銀3ランクの相手だ」


 なにげに強いらしい。さぁ困ったどうしよう。


「いったん戻るぞ」


 そういって俺達はいったん馬車に戻った。


「まさかオーガが……」


 絶句したようにフェルカがいう。


「ガハハ、オーガなんて初めてだぜ!どんだけ強いんだろな?」


 フォルサは一人だけ元気いっぱいだ。これだから脳筋は……


「オーガって銀3クラスでしょ?勝ち目ないじゃん!」


 シェルムもずいぶん動揺している。


「どこかに移動してくれるのを待てないでしょうか?」


 いつも通りおっとりとソフィアがいう。


「移動を待つ場合こちらに移動してきた時に対処ができない。しかも昼ならまだしも夜に来られたらまずい。暗闇で馬や荷物をまもりながらオーガと戦うのは無謀すぎる」


「ならどうすれば……」


「キッド」


「なに?」


「ちょっとこっちこい」


 そういわれておっちゃんに少し離れたところに連れて行かれる。


「前のあれはつかえんか?」


「あれはもうないんだよねぇ……そいえば今日の分引いてなかったな。ちょっと引いてみる。ドロー!」


 向こうの人達にみえないようにカードを引く。


No060UC:速度倍加 自身の速度を倍加する。

No082C:疲労回復 体力を回復する。

No086C:重力倍増 対象の重さを倍にする。

No090C:移花接木 対象の姿に変わる。

No098C:次元収納 

No100C:火球投射 


 やはり次元収納はでやすいのか。うれしいんだが今はNo100のほうが嬉しいな。しかしあのハンター達にばれないようにするなら身体能力アップ系のほうがいいだろう。


「おっちゃんあいつに矢はとおるか?」


「鉄の矢なら深くはないがなんとか刺さると思うぞ」


「ふむ……」


 そして俺は徐にすぐ近くの木をなぐってみた。ベキッ。普通に木に穴があいた。身体補正すげえ!


「これならなんとかなるか。まぁ一人で勝てる気もするけど目立たないようにあいつの足止めだけするから、止まったらおっちゃんは頭ぶち抜いてくれ。あの人達にも攻撃には参加してもらうか」


「わかった」


 ほんとは攻撃魔法系つかえば手っ取り早そうなんだけどさすがにそれはバレるとまずいからなぁ。そういって俺達は馬車へと戻った。


「とりあえずキッドにあいつの足止めをしてもらう。そこをみんなで攻撃して倒す。なにか質問はあるか?」


「ちょ、ちょっとまって下さい。新人にオーガ相手の足止めをさせるんですか!?」


「ああ、新人だがこいつは規格外なんでな。こいつなら可能だ」


「詳しくは内緒ですけど、そういったことに向いたスキルがあるんですよ」


 ほう、そんなスキルが……などといいながら、なんとか納得はしてくれたようだ。

そして万が一のためリーダーのフェルカとソフィアを馬車の護衛に残して、俺達はオーガの元へと向かった。


 オーガは先ほどよりもこちらに近づいているようだった。馬車から1kmは離れているといっても安心はできない。


「俺が引きつけてる間に筋肉さんは後ろに回り込んでください」


「ぶふぉっ」


 シェルムが吹き出した。女の子にあるまじき吹き方だ。


「なぁ……確認なんだが筋肉さんって俺のことか?」


「あー、とっさに名前が思い浮かばなくて。俺、人の名前と顔覚えるのが何より苦手なんですよねぇ」


 これは事実である。幼い頃からなぜか人の顔を覚えられない。声を聞くと分かるんだが……おそらく俺は自分のモンタージュすら作れないだろう。鼻がどうとか目がどうとか毎日見てる自分の顔ですらパーツ毎にどうかなんて全くわからないからだ。だから最近のアイドルとか全くわからない。みんな同じじゃねえかと。なんか量産型のコピー品の子供が溢れてるようにしかみえなかった。

だから俺は他人を区別するときは、自分の中でわかりやすいあだ名を付けて覚えている。もちろんそれを直接本人にいったりはしないが、今回は事態が急なのでしょうがない。


「フォルサだよ! そんな長い名前でもないだろ!フォルでもいいよ! っていうかシェリー笑いすぎだ!」


 横をみるとシェルムがおなかをかかえて「筋肉……筋肉……くくくっ」と笑いをこらえている。


「あーフォルさんね。了解。で、俺がオーガの足を攻撃して止めるんで動きがとまったら後ろから頭吹っ飛ばしちゃって下さい。届かないようなら腕でもいいです」


「わかった」


「おっちゃんとシェル……ム?さんは前後だと俺かフォルさんが射線上にきちゃうから左右どちらかにまわって弓でフォルさんの援護ね。やれるようなら頭ぶち抜いちゃってもいいよ」


「なんでそこで自信なさげなのよ!? シェルムであってるわよ! 援護ね、了解」


「了解だ。オーガは熊よりも弱いけど生命力は熊以上だ。油断するなよ?」


「了解」


 そういって俺はGパンのポケットに入っているカードをたしかめた。手に触れていないと発動できないのか、それとも少しなら離れていてもいいのか、まだ検証ができてないため、一応直接手に触れて発動することにした。


「60セット」


「74セット」


No060UC:速度倍加 自身の速度を倍加する。

No074UC:先見之明 数秒先をみることができる。


 念のため2枚程発動してオーガの前に走り出す。こちらに気づいたオーガは雄叫びを上げながらすぐさまこちらに向かってきた。


 オーガは巨大な棍棒のような物を持っていた。こんなもの一体誰が作ったのか……こいつらにそれくらいの知能はあると言うことなんだろうか。そんなことを考えている内に相手の間合いに入る。すると自分の今の位置に棍棒が振り下ろされる映像が見える。すぐさま左に避けると先ほど見た映像通りに棍棒が振り下ろされた。74のカードは1秒から2秒程先が映像として見えるようだ。これなら攻撃を喰らうこともないだろう。そして俺は攻撃を余裕を持って避けながら懐に潜り込む。


「ふんっ」


 狙いはオーガの左膝。一瞬堅いフィールドのようなものを感じたが、そのまま何事もなかったかのようにフィールドを貫通し、メキメキと音を立てて膝にたいして拳がめり込んだ。ガアアアアアア!


 オーガは絶叫しながらも棍棒を振ってくる。しかし俺はそれをさらに潜り込んで左にかわし、今度は右膝を殴りつける。両膝を砕かれたオーガは立っていることができずに、そのままその場で尻餅をついた。


「オラアアアアア!」


 後ろに回り込んでいたフォルサが巨大な斧を頭に振り下ろす。ガアアアアア!

 フィールドに阻まれたのか完全にはめり込まなかったが攻撃は届いたようだ。オーガは両膝を砕かれているせいか後ろを振り向くことができずにいる。棍棒を離し、そのまま頭に刺さった斧をつかみ外そうとする。グアアアアア!


 しかしそこに矢が2本刺さる。両方とも正確に目を貫いている。片方はシェルムさんか? おっちゃんだけがすごいと思ってたがこの世界の弓使いはみんなこんなにとんでもない精度が普通なのか? 目に刺さった矢を抜こうとしている間にフォルサが斧を引き抜く。その間にオーガの頭に矢が2本刺さった。しかしオーガはまだ動いている。


「とどめだああああ!」


 フォルサがバットを振るように横から思いっきり斧を振り付ける。首を飛ばそうとしたのか首に斧がささった。先ほどよりは深く刺さったがそれでもまだ飛ばすことはできなかった。そうしてる間にも頭にどんどん矢がささってるがオーガは全く意に介していない。


「生命力があるにも程があるだろ……」


 少し離れたところでぼーっと見てた俺が呟く。正面からの接近戦では捕まる可能性があるので後は他の人に任せている状態だ。まぁ避けれるだろうけど俺の仕事は足止めだったし、仕事は完遂してるからいいだろう。これ以上矢が刺さるところがないくらいにオーガの頭を蜂の巣にしたところでやっとオーガの動きが止まり後ろに倒れた。


「ふう、やっと倒れたか。さすがオーガ。しぶといなんてもんじゃないな」


「念のため首を切断しといてくれませんか?」


「さすがにもう死んでんだろ」


「僕は臆病なんで念には念を入れておかないと安心できないんですよ」


「わかったよ。ったくあんなに強ええくせに慎重だなぁ」


「強いなんてもんじゃないでしょ! 実質オーガを一人で倒してるじゃないの! これで新人とかなんの冗談よ!」


「ハンターだけが強いというわけじゃないんですよ」


「あなたまさか近衛兵!? いや、でもこんな兵士いるとは思えないし……」


 そういってるとフォルサが首を落としておっちゃんが魔石を取り出していた。


「これ何級なの?」


「熊程の大きさはないがこれも2級だ」


「すごい! 2級の魔石なんて初めて見た!」


「いくらになるんだろうなこれ」


「青色魔石なんでそこまではしないな。多くてせいぜい金貨80枚くらいだろう」


「80!? 私そんなお金みたこともないんだけど!?」


「ガルニャ何匹食えるかな……」


 2人は興奮冷めやらぬようだ。俺は別に金に困ってないから特にいらないんだが。


「それじゃみんな心配してるかもしれないから戻りましょうか」


 まぁ心配してる相手に俺は入ってないだろうがな。そういって俺達は馬車に戻った。


「たっだいまー!」


 シェルムが元気に叫ぶ。


「シェル! 無事で良かった……」


 おっとりさんが馬車の向こうから飛び出してきた。


「どうだった? 特に怪我もないようだが……」


「無傷で圧勝だよ! まぁ私にかかればオーガなんてラビみたいなもんね!」


「おまえ動けない相手に遠くで矢撃ってただけじゃねえか……」


「まぁラビかどうかはわからんが嬢ちゃんの弓の腕前はなかなかの物だったな」


「ほんとですかロキさん!?」


「あんまり煽てないでくださいよ……こいつすぐ調子に乗りますから」


「むっきー! 調子になんて乗ってないもん!」


「まぁトドメは矢だったが実際にはそこに行く前にもう勝負は付いてたしな」


「まぁ悔しいけどそれは認めるわ。完全に足を止めてくれたから攻撃を受ける心配もなく矢を射ることに集中できたし……」


「そんなにすごかったのか? どんなスキルなんだ?」


「詳しくはわからないけど、とりあえず私の目を持ってしても新人の動きは全く見えなかったわ」


「俺もだ。止まってる所しか見えなかった。止まってると思ったら次の瞬間すでに別の場所にいるんだ」


「俺でも目で追うのがやっとだったくらいだ」


「おっちゃん見えたのかよ!? だてに髭じゃねえな」


「髭関係あんのかよ!?」


「じゃあそろそろ出発しましょう。思いの外時間を取られてしまいましたし」


 ランドさんの声で俺達は来た時と同じ態勢で出発した。そしてなんとか夜までに森を抜けることができた。


魔石は赤い程、魔力の質が高いです。そして大きいほど保有量が多いです。

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