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エト・エウトクタ
作:隆伊



エンドロール


 百三十七億年後。



 ホンダは目を覚ました。いつもと変わらない朝だ。バスケ部の朝練に必要なものをバッグにつめ仕度をした。
 階下に降りてテーブルで朝食を取った。つけっぱなしのテレビから垂れ流されているニュース。殺人事件、虐待事件、いじめ、そして遠い国の紛争、大国の介入。報道されることのない地域の紛争もある。例え三十万人が死のうとも、報道されなければ、なかったことと同じ。いつもと変わらない朝だ。
 寝ぼけ眼でリビングに出てきた弟と入れ違いに家を出た。
 駅のホームで隣りに座っている男が煙草に火をつけた。ここは喫煙ブースではない。ホンダは顔をそらした。
 アナウンスもいつもと変わらない。
「昇降口の付近に座り込んでいると大変危険です……」
 何も変わらない。いつもと同じ朝だ。彼は自分に言い聞かせた。
 それでも、列車に乗り座席に身を沈めると嫌でも脳裏に蘇った。
 とても幻想的な夢を見た。人に話せば笑われるだろう。彼が見たのは、まごうことなき女神の夢だった。光り輝き美しく神々しい。それが彼に言った。
「我が名は『アイ』。我を思い出せ。ホンダ。目覚めよ。汝はルーシファーの腹の中にいる。目覚めよ。汝の剣をさがせ」





ホンダヨウ(耀) →Erebus・si・rukayaruそのコピー
イリア・サロニケ・アニナ →Samyasaそのコピー
アイコ →Ra・putieriその転生者→『i』
野原祐二
川野郁夫
ホンダミキ


拙作読んでいただいてありがとうございます。
前編となるイリア・サロニケ(エト・エウトクタ外伝)もごらん頂ければ幸いです。
この物語において、以下の事項以外はフィクションです。

『エレボス』混沌の子。闇の人格代名詞。ギリシャ神話においては宇宙創造時のカオス的な意味合いをもち、闇の国の王の名である。
『サムヤサとその一族』天界から偉大なるサムヤサらが地上に降り立ち、人類に文明をもたらした。というエノク書の伝聞。さらに、
『エノク書』とその内容。
『ソロモン七十二霊』の悪魔の名と召還した際の姿、その業。召還の際唱える言葉、用いる短剣、そして石。
『バティン』レギナルド・スコットが著書「妖術の暴露」において言及した三つの霊、バティン、パイモン、バルマ、のうちのひとつ。ルシファーの忠実な側近としている。
『福岡県京都郡双子岩神社』『小鹿田』その他、九州の地名旧跡。 施設。













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