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第2話書きました。ではでは始まり始まり~。
第2話「ようこそ,死んでたまるか戦線へ」
遊佐から死んだと告げられて,しばらく沈黙が続いたが,
「分かった。」
俺はその言葉を信じることにした。

「・・・すんなり受け入れましたね。」
遊佐は意外そうに言った。

「まぁな。俺はここを知らない。だからお前の言葉を信じるしかないからな。」
俺は空を見上げて言う。
「それに俺にはところどころ記憶が抜けているようだし。」

「・・・記憶が抜けている?事故にでもあったかもしれません。まぁそのうち記憶も戻るでしょう。」
そう言って遊佐は付けていたインカムに手を当て、何処かと連絡をとり始めた。

「・・・こちら遊佐です。ゆりっぺさん。新しい人を見つけました。場所は中庭です。」

『遊佐,中庭にいるなら早く撤退しなさい。そっちに天使が向かってきているわよ。』
そういうとゆりっぺと呼ばれていた相手が一方的に通信を切った。

それにしても天使ってなんだ?

困惑していると遊佐は,
「・・・アオバさん,緊急事態です。ここから撤退します。」
いきなり手を掴んできた。そのまま引っ張られる。

「おい,ちょっと・・・。」
俺の叫びもむなしく,校舎に連れて行かれる。

階段を駆け上がり,3階へ行く。時折,銃声が聞こえてくる。
突然遊佐が止まった。

「どうした?」
俺が聞くと,

「・・・ここまでくれば安全です。」
遊佐は手を離し,窓から外の様子を眺める。

俺はその横に行き,
「天使って何なんだ?」

その質問に遊佐は,
「アレが天使です。」
と言って指を差した。その先には1人の少女がいた。

「どう見てもただの女の子にしか見えないのだが・・・。」

「・・・見かけに惑わされては駄目です。」
天使と呼ばれている少女の歩く先には数名の男子生徒がいた。
各々銃を持っている。

その生徒達が一斉に銃を構える。
「おいおい,たかが女の子1人相手に・・・。」

バンッバンッ・・・
乾いた銃声が響く。
数発の銃弾が天使に当たり,学生服が血で真っ赤に染まっていく。

天使はそんなこと気にする様子もなく,どこから出したのか剣を振り続けている。

「化物かよ・・・。」
思わず呟いてしまった。

すると男子生徒側にさらに数名が助けに駆けつけていた。
一斉射撃が続く。だが天使には一発も弾があたらない。天使はバリアを張っているかのように銃弾を弾き飛ばしているのだ。

その時,弾き飛ばされた銃弾が遊佐の近くの窓ガラスに飛んできていた。
とっさの判断で俺は遊佐を突き飛ばす。

「!!」
遊佐の驚いた表情を見たのは初めてだが,今はどうでも良い。

パリン!!ザクザクザク・・・

見事に窓ガラスが割れ,破片がモロに俺に当たる。
痛い。物凄く痛い。

遊佐が駆け寄ってくる。
そこで俺は意識を失った。





目を覚ますと,遊佐がこちらを覗き込んでいた。
ってあれ?俺はガラスでザクザクじゃなかったのか。

何で生きてるんだ?痛みも全然感じない。
それに傷跡もない。
そんな俺をよそに,

「ゆりっぺさん,アオバさんが目覚めました。」

「そう,アオバ君お目覚めはいかがかしら?」
ここは校長室かどこかか。俺は体を起こし,声のした方を向く。

そこには,ほっそりとした足に痩せ型の体系、紫の短髪とそれに結んだリボンが目立つ女の子がそこにいた。

「ようこそ,死んでたまるか戦線へ。私はリーダーのゆり。」

「小田桐・・・。」

「小田桐アオバ君でしょ。遊佐から聞いてるわ。」

「はぁ,というより何で俺は生きてるんだ?」

「遊佐から聞いてない?まぁいいわ。ここは死後の世界。ここでは死ぬことはないわ。たとえどんな致命傷を負ってもね。死ぬ痛みは味わうけど。」
そうなのか。信じるしかないな。だって俺はいま生きているのだから。

「他に分からないことがあるなら何でも聞いて。」

「じゃぁ1つ。何でお前らは天使と戦っているんだ。」

「あたし達がかつて生きていた世界では,人の死は無差別に・無作為に訪れる物だった。だから抗いようもなかった。だけどこの世界では天使に抗えば生き続けられるのよ。」
ゆりは真剣な顔で言っていた。

「天使に抗い続けてどうするんだよ?」

すると,ゆりは胸を張って答えた。
「天使を消し去り,この世界を手に入れるのよ。」

「そんなわけだから,死んでたまるか戦線へ入隊してくれないかしら。」
入隊?なぜ?

「なんで俺は入隊しないといけないんだ?」

するとゆりは顔を近づけてきて,
「あんた馬鹿!?まじめに学校生活送るつもりなの?天使に消されたいの?」

「消されるってどういうことだ?」

「簡単に言えば成仏みたいなもんよ。まじめに学校生活を送ると消えるのよ。」

「で,ここ以外は安全な場所はないわよ。入隊するの?」
こうなったら仕方がない。乗りかかった船だ。

「分かったよ。入隊する。」

「よろしい,改めて歓迎するわ。」

彼女は命いっぱいの笑顔で,
「ようこそ,死んでたまるか戦線へ。」

こうして俺の非日常が始まった。
いかがでしたか?
次回もお楽しみに。


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