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第1話「死後の世界」
「・・・うぅ。」

目を開けると,丸い月が視界に入ってきた。満月だ。
月が見えることから夜だと分かる。

仰向けの体勢のまましばらく空を見つめた。
後頭部には冷たいアスファルトの感触が伝わってくる。

まだ頭がボォーっとしている。

「ここは・・・どこだ?」
首を傾けて周りを見渡す。学校の校舎のようなものが見える。
うちの学校か・・・。そう納得しようとしたが,俺はこの場所を知らない。

そもそも何で俺がここにいるんだ。
記憶を探ってみるが何も思い出せない。

すると,校舎の方から銃声が聞こえてきた。

「・・・何だ,一体?」

ゆっくりと起き上がる。
自分の姿をよく見ると俺は学生服である。しかしうちの学校の制服ではない。

「・・・あっ,目が覚めましたか。」
突然の声に後ろを振り向く。

そこにはポニーテールで制服姿の小柄な少女がいた。
少女はkeyコーヒーを片手に持ち,こちらを見つめていた。

キレイな人だなぁ・・・。無表情なのがどうかと思うが。

「・・・いりますか?」
少女はもう一本keyコーヒーを取り出し渡してきた。

「ありがと。」
俺は素直に受け取り,一口飲んだ。普通に美味しい。
少しの沈黙の後,

「君は誰なんだ?ここはどこなんだ?」

すると少女は,
「・・・人に聞く前に自分のことを言うのが礼儀です。」
ごもっともです。

「すまない。俺の名前は・・・えっと小田桐アオバだ。」
何で,俺は今,名前がすぐに思い浮かばなかったんだ。

その少女は機械的な口調で,
「・・・私の名前は遊佐です。ここでは『死んだ世界戦線』のオペレータをやっています。」
『死んだ世界戦線』・・・なんじゃそりゃ。

「『死んだ世界戦線』って?」

「現時点では『死んでたまるか戦線』と名乗っています。まぁチーム名みたいなものです。」
言い終わると遊佐はコーヒーを一口飲んだ。
遊佐の顔は相変わらず無表情である。

「・・・2つ目ですがここは死後の世界です。つまりアオバさんは死んでいます。」
えっ?俺が死んだ?何を馬鹿な・・・。
そう思い遊佐の顔を見るが嘘をついているようには見えない。

「・・・本当なのか?」

「・・・本当です。」
遊佐の言った言葉をすぐに受け入れることが俺には出来なかった。



いかがだったでしょうか?
次の話から内容を多くしていきます。
なるべく早く話を進めていく予定です。
これからも読んでいただけたら嬉しいです。


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