ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
004-006
 ノエルタリア。
 孤独になると、彼女のことが脳裏を占める。
 考えてしまう、どうしても。
 あの賑やかな道連れといると、いやでも面倒事が次から次へと降って湧くので、センチになるヒマもなかったのだが。

 狂気にかられるまま、一時おれはわざと、命知らずな真似を何度かやってみたが死ねなかった。
 こうなると強運なんだか凶運なんだか。
 つまらなくなっておれは、無謀な行為をやめた。
 理性が戻ったのだ。

 ノエルタリア。
 あの時のおれは、本当に無知なガキだった。
 でも今は……今のおれなら、もしかしたら。

 ノエルタリア。
 ばかげた考えかもしれない。でも、ありえないことじゃない。
 二百年のときを超えることがでたのなら……もしかしたら、遡ることだって!
 いつか、そのうち、なにかのきっかけで!

 今のおれになら、できるかもしれない。
 状況をくつがえすことが。
 あなたを救うことが。

 一縷の望みを心に灯して、おれは生きることにした。
 この、付録の人生を。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。