美のつく少女が今日もイク縦書き表示RDF


 多分、大筋でこのような出だしになると思います。それから、あらすじに書かれた登場人物になるでしょう。次郎ではなく、太郎ちゃん視点で書いてみました。おそらく混合になると思います。
美のつく少女が今日もイク
作:荒木ヒロ


 私は、先生が土曜日だというのに学校へ行ってしまっていないので、暇をもてあましていました。それでこうしてパジャマのまま、ダラダラとリビングソファに寝転がり、お醤油の煎餅をばりばりと頬張って、先生が借りてきた時代劇の「えっちなびでお」を見ているのです。

 「……はぁはぁオギン殿! こりゃピンチですぜ。とうとう八方塞がりだ!
 ……大丈夫ヤシチ様。弱腰になってはなりませぬ。まだ助かるみちはあります。
 何?それは誠か!?
 (えぇ嘘!?)
 はい…私に良い案があるのです。お耳をお貸しになって…ごにょごにょごにょ…………な、なんだって!? 
 (うふ〜ヤシチさん、稲妻、ちゅっど〜んかしら?)
 それでは、オギン殿が!
 うふ……良いのよ。私はもう穢れた身故、野党の手込めにされようとも厭いませぬ。あなたをお守りできるのなら、わたしはっ、喜んでこの身、悪党どもに差し出しましょう!
 (オギンさん駄目よ。そんなぁ〜)
 あぁ、済まぬ。うぅ済まぬっオギン殿! 必ず、必ずや、このヤシチが、助けに参る! 
 どっかん! うひひ〜おらおら〜いたぞ〜。げっへっへっへ〜もう逃げるのは、諦めたのか〜い?ん?オギンさんよぉ。
 (はらはら)
 だまらっしゃいっこの外道! 近寄るな、あっ、私に触れるなぁ〜。
 (わくわく)
 うっしっしっし! そうやって虚勢を張れるのも今のうちだぜ?ね?だんな?
 ぐっふっふっふ(うきゅ〜悪党〜)、その通りよスケサブロウ。れろれろれろ〜。
 (れろれろれろ〜)
 あっいや、やめなさい!ううふぅ。ビリビリ〜!
ぶふひゃひゃ、いい体じゃ…じゅるり。(じゅるり)女狐にしておくには、惜しい女よくくく。
 (ああ、裸に剥かれて、荒くれ侍に乱暴に犯されてしまうのね?いやいや、覚悟を決めるのよ。ギンさん。全てはヤシチさんのため、そう思えば、例え火の中ですら、熱くはないはずでしょ)
 ほれほれ、ここはどうじゃ〜。くちゃくちゃくちゃ〜。
 (……徐に、私はパジャマのズボンの中に手をもぐもぐ侵入させて、パンツの中に手を思い切って突っ込んでみました。しかし、私の性器は濡れてはいませんでした……)
 あぁいやっどうするつもり!? きゃいや、そんなところ舐めないで、指っ指! あぁぁぁ〜……」

 先生は、私が不感症なのを案じて、ときたまにこういう「えっちなびでお」をレンタルビデオショップから借りてくるのですが、あまり効果はないようです。そもそも私は、不感症ではありません。PCの前でなら、ちゃんと絶頂を迎えることだってできるのです。ただ指を使ったオナニーではイケないというだけのことです。
それでも暇だった私は、昼間からあだるとDVDをいそいそと鑑賞して、時間を潰していたのであります。
 そこに突然、電話がかかってきました! 私は慌てて || (ていし〜)ボタンを押します。心臓はどきどきです! 来訪者が来ると、もっともっとバクバクになって、もう爆発しちゃいそうになります!
 でも電話でした。
 「もしも〜し? 太郎ちゃんですか〜?」な〜んだ。先生でした。先生は酔っぱらいさんのような緩い口調で話します。
 「先生…」
 「は〜い、私は先生ですよ〜? 太郎ちゃんですか〜?」
 「はい。私ですよ? 何かご用事ですか〜?」
 「あのね〜太郎ちゃんはもうお昼ご飯を食べましたか〜? ちゃんと一人でお留守番できていますか〜? エッチなビデオはどうでした〜?」きゅふ〜と先生は笑います。
 「はらら〜もうそんな時間ですか〜」お日様が天辺にいますよ〜。と、先生は朗らかに言います。
 「えっちなびでおですが、見終わったら巻き戻しておいてくださいね〜?」
 「先生? DVDですよ。ほら、この前先生が借りてきた、薄っぺらなやつです」
 先生は思い出して、納得してくれた模様です。
 「ごめんなさいね〜機械とかよくわからないんですぅ。で、時代劇はどうでした〜?」
 私が効果の程を告げると、先生は電話越しに落胆しました。
 「でも面白かったですよ」
 そうですか〜と先生はしょんぼりしているのだろうと思います。
 「……ところで先生、何かご用事ですか?」
 先生は思い出したように言います。
 「ああそうでした。大路君と御池ちゃんに、お弁当を届けてくれませんか? 忘れてしまったみたいなんですよ〜」もうしょうがない人たちですよね〜と、先生は呆れたように続けます。先生も、結構しょうがない人の部類に属していると思いますが、何を隠そう私もそうなので、言う資格はないかも知れません。けれども、先生はお酒を飲むことで、確りした人にもなれます。今、先生が半分とろとろになってしまっているのは、多分、朝飲んだウォッカの酒気が、時間の経過と共に薄れてきたからなのだろうと思います。さすがに、学校でグイグイお酒を飲むことはできませんから、仕方のないことですけれど……。

 食卓には、今朝方先生が詰めていったお弁当が、でんと二つ置き忘れてありました。お弁当の中身を想像すると、お腹が空いてしまうのはどうしてでしょう?
そういえば、もうお昼時でした。太陽さんが、ぴっちりと閉められたカーテンを空かすほど頑張っています。
 「お願いしますね〜?」はいは〜いと、軽く返事をして、私は電話を切り、DVDの電気を落とします。
あ、やっちゃった〜。ディスクを仕舞ってから消すのでした。失敗しっぱい。
私は、もう一度電気を入れて、ディスクを取り出します。ディスクの表面には、裸の女の人が大きなおち×××をなめなめしている写真がプリントされています。私はディスクをケースに入れて閉じ、ケースの裏面を一通り眺めてみます。
 なんだかすごいです。
 しかし、興奮はしますけれども、私の性器は全く濡れてきません。股関節の筋肉がうきゅる〜っと収縮することもないのです。下腹部が締まるという感覚もありません。
私の体は、どうやら普通の人とはどこか違うみたいなのです。どうしてでしょう……?

 それから、ひょいひょいとパジャマを脱いで裸になり、シャワーを浴びることにします。きちゃない体のまま、外に出るわけにはいきません。乙女の嗜みというものですよね。
でも私、シャワーを浴びるのが本当に大好きなんです。














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