ハロウィンのともだち
ふかい ふかい 森のおくに ひとりのオバケがすんでいました。
オバケは もうすぐやってくる 一年にいちどのおまつり ハロウィンが とても とても たのしみでした。
ある日 オバケは 森をでて さんぽにいきました。
足がないオバケは すいすい 空をとんでいきます。
森をぬけて お花ばたけをみて 大きな川をわたって すると ひろい ひろい はたけがありました。
はたけには はじめてみる やさいが たくさんはえていました。
オバケは ドキドキしながら やさいを じっとみつめたり さわったりしました。
すると オバケは なにかにぶつかってしまいました。
「イタイ イタイ」
オバケは あたまを おさえました。
「あれ? あたまが大きくなってるぞ」
すると あたまから こえがきこえます。
「あれ? なんだか せがたかくなったぞ」
オバケは かんがえました。
川にもどって 水にうつったじぶんのかおを のぞきこみました。
「あたまが カボチャになってるぞ」
オバケはびっくりしました。
カボチャは よろこんでいいました。
「せがたかくなって いろんなものがみえるようになった。 空をとべるようになって いろんなところにいけるようになった」
オバケも たのしくなりました。
「ふたりなら なんでもできるかもしれない」
オバケとカボチャは いっしょにくらしました。
ハロウィンの日 オバケとカボチャは 森にいきました。
オバケは くらいところがすきです。
森には 大きな 大きな木が たくさんはえていています。
オバケは カボチャに だいすきな森をあんないしてあげました。
「まじょさんも こんな森にすんでいるのかな?」
オバケはいいました。
ずっと ずっと とおくの森にすんでいて ハロウィンの日だけ みんなの前にやってくるまじょ。
オバケは まじょにあいたくて しかたがないのです。
「はやく まじょさんにあいたいなあ。」
オバケは たのしそうにいいます。
「たのしみだ。はやく あいたいなあ。」
カボチャもいいました。
すると 森の上を なにかがとんでいきました。
「まじょさんだ!」
ふたりは こえをそろえて いいました。
オバケは おいかけようと 空をとびます。
でも あたまのカボチャがおもたくて なかなか おいつけません。
「カボチャがおもたくて とべないよ!」
オバケは いいました。
すると オバケのあたまから カボチャがとれて じめんにおちてしまいました。
かるくなったオバケは なにもいわずに とんでいってしましました。
カボチャは くらい森でひとりぼっちに なってしまいました。
オバケは いっしょうけんめい まじょを おいかけました。
どれだけ がんばっても オバケは まじょにおいつくことができません。
「まじょさんまって!」
オバケは 大きなこえで よびました。
すると まじょはとまって いいました。
「あんたの 大切なものはなんだい?」
「大切なもの?」
「それといっしょに 山のちょうじょうへ おゆき」
そういうと まじょは また とんでいきました。
オバケは 大切なものはなにか かんがえました。
ふと カボチャのことを おもいだしました。
すると こんどは かなしくなりました。
いそいで カボチャをさがしに 森のなかにもどりました。
カボチャは じっとしていました。
オバケは カボチャをみつけると なんどもあたまをぶつけました。
「イタイよ いたいよ」
カボチャはいいました。
なんど あたまをぶつけても いっしょになることはありません。
あきらめたオバケは カボチャを もちあげていいました。
「山のちょうじょうへ いこう」
オバケは いっしょうけんめい とびました。
山のちょうじょうにつくと もう 夜になっていました。
空には たくさんのほしが みえました。
オバケは カボチャをあたまの上まで もちあげました。
すると 空いっぱいのほしが ながれぼしにかわりました。
「大切なものは ともだちだ」
オバケは いいました。
「ずっと いっしょに いよう」
カボチャは いいました。
ふたりは ながれぼしがきえるまで ずっと 空をながめていました。
読んでいただき、ありがとうございました。ストーリーは、今日見た夢からなっています。どうして夢の主人公がオバケだったんでしょう…。絵本のようなイメージで書いてみたのですが、いかかでしたでしょうか?感想など頂けるとうれしいです。
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