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第8話 大和司は、奇跡を起こす。

ということで、ヒロイン登場回(?)です。

その少女の死体は、美しかった。

神々しいといったほうが適切だろう。


これまでラノベや漫画で鍛えてきたファンタジーに対する知識を頼ることなしに、

エルフだということが容易にわかる。


閉じられた瞳はどこか満足そうに閉じられていた。

その子は、今まであったことのあるどんな女の子よりかわいかった。

もともと理系だったので、そんなに多くの女の子とあってはないんだがね。。。

芸能界でも、このレベルの子にはめったに会うことができないだろう。


思わずため息が出る。


それにしても、どうしてこの子は檻に閉じ込められていたのだろう。


その答えはすぐにわかった。

きっと、奴隷ということなんだろう。


首には白い金属のようなものでできた首輪がされていて、

手足にも枷がはめられている。


こんなかわいい子が、奴隷になって、

しかも、こんなところで死んでいるなんて・・・


この世界は思っていたより大変な世界なのかもしれない。


おれの生きていた世界は、もちろん奴隷なんてものはなかった、

外国の奥地にいけば、人身売買といったものも行われているとは、

インターネットの記事などで見たことはあるが・・・


馬車が使われているということは、技術レベルは中世といったところなんだろうか。


また少女に目をやる。

おなかを食いちぎられているとはいえ、その部分はきれいになくなっていて、

死体であることはあきらかだが、忌避感を受けることがない。


「まるで、まだ生きてみるみたいだ」


そっと手に触れてみると、身体は冷たく、

命が失われていることは明らかだった。


その冷たくなった左手には、何か刺青のようなものが彫られている。

なんだろうこれは?封印?なにか厨二臭を感じるような。


まあ、考えてもわかるものではないか・・・


もう死んでいしまっているとはいえ、

あまり女の子をじろじろ見るものではないな。


どうしよう、さすがにこの子をここに放置していくわけにはいかないよな。


うーん、どこかに穴を掘って土葬にしてあげるしかないか。

などと、ちらちらと、少女の死体をみる。


「本当にもったいない・・・」


思わず声が漏れる。


この世界の神もなかなか酷だなぁ。心からそう思う。


「神・・・か・・・」


頭の中で魔法のリストを思い浮かべてみる。

もう封印したと言っていたところだが、考えることがあった。


レザレクション(蘇生)、セレスティアルヒール、ハイヒール、ヒール、ショートヒール、エリアヒール、リジェネレーション・・・回復魔法を並べていく。


おれは、目当ての魔法を見つけると、その少女へと右手を向けた。


「マギアデイ ショートヒール」


少女の身体が白い光に包まれる。


血の気を失っていた肌が色味がもどっていく。

失われていた内臓がよみがえる。

どこかにぶつけたのだろう身体にあった痣あざも消える。

折れていた、首の骨がつながる。


そして、最後に「パキンッ」と何かが割れるような音がして手の甲にあった紋様が消え去る。


白い光がその輝きを失うと、少女の身体は完全に元の状態へと戻っていた。


「おおっ」


予想していたとはいえ、われながら、目の前の結果に思わず声がでる。


奇跡でしかないだろうこんなの。


にしても、回復魔法の中で一番弱い魔法で、蘇生ってどうなんよ

・・・ホントに壊れているな・・・


これで、素直にリザレクションとかを唱えていたらどうなっていたのやら・・・

この子が、ムキムキマッチョになったりしそうで・・・

ブルッ・・・寒気がする。


そっと少女の手を取って脈を確認すると、確かな脈拍を確認できた。

たぶんこれで、大丈夫だろう。


傷を治すと、今度は手枷足枷が気になる。

こんな細い手足に、枷がつけられているのは非常に痛々しい。


「うーん、外せないかなぁ」


そう言いながら、手枷を弄る。


いわゆるテレビで見る刑事が使うような手錠とは違って、

木製の板と金属とで作られているものだが、金属の部分に鍵穴がつけられている。

やっぱり鍵がいるかなー、そう思いながら上下の板を少し力を入れて引っ張る。


バキッ


・・・結果オーライだよな・・・(汗)

そのままの勢いで、足枷も外しておく。


あとは、この首についている首輪みたいなやつか・・・

具体的には何かわからないが、白い金属みたいなものでできており、

表面には複雑な紋様が刻まれている。


まさか首飾りってことはないよな・・・

なんとも言えないが、紋様が若干まがまがしいような気がする。


ということで~、こいつも外してっと・・・力任せにその首輪を引きちぎる。


ビリッ


「痛っ!」


「静電気きた、静電気。」


冬でもないのに・・・静電気体質だからなぁ、金属触るの怖いです(><)

なんてところを思いつつ、改めて少女の姿を眺めてみる。


「こんなところかな~」


と、視線が、少女のおなかに固定される。


失われていた内臓がすっかり復元されていて、

破れた服からは真っ白なお腹が見えている。


かわいいおへそに見蕩れることしばし・・・


「ハッ」


現実に帰ったおれは、アイテムボックスから上着を取り出すと少女にかけた。


「んっ・・・」


少女が少し身じろぎをする。意識を取り戻したんだろう。


その瞳が少しずつ開かれていく。


われながら、ストーリー展開が非常に遅い気がします・・・

そして、もうちょっと表現力がほしいですねぇ・・・


こんな小説をお気に入りにしてくださった方、ありがとうございます。

時間つぶしくらいにはなるように頑張っていきたいとおもいます!


印の位置>左手の甲に変更しました。

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