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after story 作者:かつどん

護衛編

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護衛編3.5

うわー、フラグたてまくり祭り
この話はこの章の最後に読んでもかまいません。…一体いつになるやら。
小川(おがわ)新井(あらい)が巨人と蜘蛛に挟まれていた時、瀬滝田(せたきた)中学校の屋上で様子を見ていた男がいた。
その男は大男で、かなり目立つ奇抜な格好で、三角の笠をかぶっている、その笠も変なデザインだ。
そこに、もう一人の男が現れた。
さっきまで誰もいなかったはずの場所にいきなり出現したように見えた。
しかし、本当は気配を消していたが奇抜な格好の大男に気付かれたようである。
現れた男も大男だが、奇抜な格好の大男より一回り身が引きしまっているような男で、ゴーグルをかけている。

「ふむ、あれは灼熱巨人バイロン、しかも二体、あれを召喚したのはお前だな木吹(きすい)、確か、木吹 高座(きすい こうざ)だったけな」

奇抜な格好の大男はゴーグルをかけた大男、木吹に言った。
それに対して木吹は

「あの蜘蛛を召喚するのはお前しかいない十二番目」

奇抜な格好の大男、十二番目と呼ばれた大男はその返事になってない返事に、

「あの女王蜂蜘蛛は我の友達だからな」

と、言った。

「それより木吹よ、どうしたのだ一体、酒々井(しすい)の忍が何故ここにいる」
「そんなの決まっている、お前を殺しに来た」
「ほぅ、そういえばお前は先の大戦で死んだはずでは」
「今から死ぬお前には言っても意味はないことだ」
「そんなこと言わずに冥土の土産に教えてくれないか」
「レースの真似か?」
「さぁ どうだろうか」

宣戦布告をされても余裕の笑みを崩さない十二番目。
それはその笑顔が普通だと言った感じな不気味な笑顔だった。

「我を殺すのはいいが、我は第一世界の者だ、第三世界のお前が勝てると思うか?」
「もちろん、一対一で勝負してもらうぞ」
「いいだろう」

十二番目が承認すると、一体の蜘蛛を呼び寄せた。そして、蜘蛛が口から出した剣を手に持った。
その剣はかなりの毒が染み込んでいる。

「そうか、それがその蜘蛛の名前の由来か、毒の剣を持っているため蜂蜘蛛なんだな」
「それもあるが、まるで蜂みたいに集団で生きるから、というのもある」
「そうか、それでは、行くぞ」
「ああ、こちらも」

十二番目はそのまま毒の剣で戦ったが、木吹は懐から小刀を二本取り出して戦った。

その戦闘は拮抗してはいなかった。しかし、どちらかが優勢という事もなかった。
常にどちらかが殺されても不思議でない状況だった。
戦闘力では圧倒的に十二番目が上回っていた。しかし、木吹の得物は二本の小刀である。
十二番目の剣を片方の小刀で伊那してもう片方の小刀で斬りつけるといった戦闘方法だ。
小回りがよい。
だが、十二番目の剣を伊那すことはかなりの技術がいる。
さらに、斬りつける方の小刀も十二番目は簡単に避ける。
互いにいつ決着が着くかも分からない状況で、

「ふむ、これが第三世界の、しかも忍の戦い方か」
「どうした、いきなり」
「いや、関心してな、相手に本気を出させないとは、なんとも戦いにくい、まぁそれが目的なのだろうがな」
「…」
「レースの真逆と言った感じか」
「あいつらと一緒にされては困る」
「昔、というよりつい一ヶ月前は一緒に戦った中ではないか」
「俺は酒々井様について行く、酒々井様のために動く、ただそれだけだ」
「殺すには惜しい男だ」
「死ぬのはどちらかな」

再び戦闘に入ろうとする二人。
すると、そこに、
ひゅん、ひゅん、とたくさんのナイフが二人の足元に飛んで来た。ナイフは十数本だが、二人は後ろにかわした。

「おいおい、殺し合いか?笑えるねぇー俺も混ぜてくれよー」
「白鳥…」

そこにいたのは白鳥(しらとり)だった。白鳥 白夜(しらとり はくや)、昨夜人を一人殺した殺人鬼だ。

「我の記憶が正しければお前は今第七世界にいるはずだぞ」
「なんだそりゃ、俺の偽物でも現れたのか?そりゃかなり笑えるねぇ」
「ちっ 白鳥か、十二番目この勝負預けた」
「ん?そうか、我としてはありがたい限りだ」
「ふん」

木吹は懐から煙幕弾を取り出し、下に投げつけた。
煙が晴れると木吹の姿はなくなっていた。

「おいおい、一人逃げてしまったぜー、というわけで、十二番目、殺し合おうぜ」
「誰がするか、それより白鳥、何故ここにいる」
「あ?昨日も言ったろ?エンが死んだんだよ、全く笑えるねぇ」
「初耳だ」
「ん?そうだっけな」
「いや、だが納得がいった、何故酒々井の忍が我の命を狙うのか、そういうことだったのか」
「?どう関係があるんだよ」
「いや、今一番目からこの第三世界が違和感だらけだから調査して来いと言われて調査中だ」
「それはそれは、ご苦労さん」
「エンが死んだと言えば、それだけでいいだろう」
「…笑えねぇな」
「それより白鳥、お前がここにいるのはそのエンの死因調査だな」
「!」
「図星か、まぁエンが死んでもまだ幹部達が生きているかもしれないからな」
「はっ どうだろうね」
「まったく生きてても厄介なやつらは、死んでも厄介だな」
「そりゃどうも、最高の褒め言葉だぜ」
「そういや、バイロンを一体倒したが、もう一体はお前の仲間が倒したらしいな」
「あいつらが仲間?笑えるねぇ」
「同じレースではないか」
「俺はレースを仲間だとは思ってねーよ」
「そうなのか?それは珍しい」
「そういやよー さっきの話だよー、蜂蜘蛛の名前の由来は蜂みたいに集団で生きるって言ってたけど、蜂って集団で生きるのか?蟻ならわかるけどよー」
「お前知らないのか?まず蜂は集団で生きる、蜜蜂がいい例だ、他の蜂も一つの巣で集団で生きる」
「そうなのか?」
「それに、蟻は蜂の仲間だ」
「へー、初めて知ったぜー さすが虫ならお前らに聞いたら早いな」
「いやいや、我々にも知らないことがいっぱいある、何もかも知っていたら第一世界はあんなに危険ではないだろうな」
「まぁ、確かにな」
「そうだ、エンについて調べるなら堂主館(どうしゅかん)へ行くといい、きっとあそこで死んだだろうからな」
「へー、そりゃどうも」
「一応、川澄(かわすみ)も調査に行ったらしくてな」
「なんだ、あの陰陽師が先に行っているのかよー」
「だが、途中で引き返したそうだ」
「なんだそりゃ、何があったんだ?」
「敵が出て来たらしい、たぶんエンを殺した奴らだろう」
「へー、だったら仇討ちと行こうかねー」

十二番目との長話を終えて、白鳥は普通に階段を使って降りて行った。
そして、十二番目は、

「まったく、嘘が下手なやつだ、あれは一応、堂主館に行ってくるって感じだな、蜘蛛の話にそらすといい、エンの話になると笑ってなかったな、まぁそれがレースなのか、あれは黒雛(くろひな)と何かあったな、まぁひとまず一番目にエンが死んだと伝えるか」

そう独り言をつぶやき、

「五十三番目、よろしくたのむ」

と言うと、足元に魔方陣みたいなものが現れ、この第三世界から姿を消した。
わけがわからないよ。って思った方もおられると思います。
まぁ、次の次で説明するかと思います。…多分。
(なんか前にも言ったような気がする…)
次回(9部)は能登君が登場します。彼は生きています。
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