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after story 作者:かつどん

狡猾な裏切り

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狡猾な裏切り 7

ども、かなりお久しぶりですかつどんです。

百合のソシャゲーが欲しい。
とある大通り、近くの標識には島の関と書いてある大通りに6人の人物が立っていた。
6人と言っても、何故か車のない大通りに2人と4人の二つのグループが離れて向かい合っている。

後沢『レース櫛原グループの後沢だって俺らの事は自己紹介しなくても知ってるか?』

二人側の内の一人が喋り出した。
いや、喋ったのはその一人が持っている刀だった。

角絵「いいえ後沢さん、例え相手が知っていても名乗るのは礼儀ですよ、と言うわけでどうもレース櫛原グループの角絵です」

ペコりと目隠しをしているもう一人がお辞儀した。
するともう片方の4人グループは次々と名乗り出した。

風早「酒々井十六忍武、風早」
波打「同じく、波打」
日影「同じく、日影」
土屋「同じく、土屋」

そして、名乗った後、すぐにもう片方のグループの一人が話出した。

後沢『お前らの後ろに大量の忍が隠れてるんだろ?』
日影「………」
後沢『なぁに俺たちの中だ、お前らだってここにいるのが俺たち二人だけじゃないことは気付いているはずだ』
風早「ええ、そうね、貴方たちの言う通り私たちには伏兵がいるし、貴方たちの伏兵だっていることくらい予想はついているわ」
土屋「葵姉さん、それ言って大丈夫なんですか?」

風早 葵(かぜはや あおい)、酒々井十六忍武では最も新しい人物であり、前酒々井十六忍武の風刀の使い手の姉である。
自分は酒々井十六忍武になることを辞退していたのだが弟が死んだため、風早一族で風刀を使えるのが自分だけになったため仕方なく酒々井十六忍武になった。
そんな彼女は他の酒々井十六忍武のお姉さん的存在だった。

日影「まぁいい、実際にお互いの戦い方は熟知している中だ」
後沢『ああ、だからいきなりやらしてもらうぜ!抜け相棒!』
斉藤「………(コクッ)」

喋る刀の所有者、斉藤さんが刀の言葉に頷いて、刀を抜いた。

斉藤?「ひゃはははは!久しぶりに暴れるぜ!」

いままで一言も話さなかった斉藤さんがいきなり話出した。
そう、今の斉藤さんは後沢が乗り移っているのだ。

後沢「おうよ!ひゃはっ、ひゃはっ!先手必勝だ!」

そして斉藤さんもとい後沢は酒々井側に向けて走り出す。

風早「風刀、鎌鼬(かまいたち)抜刀!」

迎え撃つは風早、藤原が火神から取り返した他の世界からも風属性最強の武器と言われている風刀を少しだけ抜いた。
すると刀から真空刃が飛び出し、向かってくる後沢に襲いかかる。

後沢「ひゃははは見える見える!」

本当は見えてないだろうが、風が流れる速さで位置が分かるのか、後沢は本体である刀を振り回して真空刃を全て弾いた。
斉藤さんからすれば本体は身体だけど…。

風早「くっ」
後沢「グラッチェぇ!」

後沢たちは位置を調整していたのか、風早が次の真空刃を放つ前に風早に斬りかかった。
こうなると風早は真空刃ではなく、風刀本体を使って応戦するしかない。
後沢のは力強く、かつ正確な刀捌きだった。
しかし風早は武士だ。
後沢と違って刀を使うことが本業であり、他の酒々井十六忍武にも剣道を教えている師範でもある。
そんな風早が後沢に遅れを取る訳がない。

後沢「ひゃっは!ひゃは!」

しかし後沢も負けていなかった。
後沢は第六世界のレースだが、その実態はあまり知られていない。
その動きは乱暴だが的確である。
また、風早は至近距離であっても真空波を打っている。
と言うより風刀を抜刀すると出てしまうのである。
これにより後沢への牽制にもなるが、後沢はその至近距離からの真空波でさえも対応している。
それだけでなく、風刀の真空波により、他の酒々井十六忍武も助太刀する事が出来ないでいた。
ただ一人を除いては。

日影「火刀、天照(あまてらす)抜刀」

それは日影の刀、火刀、天照である。
火刀は刀身の片面が光を直線に発している。
その光は、対象物を焼き切るほど強い光である。
つまり遠距離からであれば風早の助太刀ができると言う訳である。
だが、

角絵「させませんよ」

日影の前に角絵が割って入った。

日影「くっ、やはりな…」

すると日影は火刀を抜くのを止めた。

土屋「日影さん!土刀…」
日影「待て土屋!」

土屋が土刀で角絵に斬りかかろうとしたが日影はそれを止めた。

日影「こやつには攻撃するな」
角絵「まぁ、でしょうね、そうなるでしょうね」
土屋「くっ」

そのまま角絵と日影は動かなかった。

日影「この二人は風早とワシが引き受ける、土屋と波打は周りのレースを殲滅せい」
波打「うむ」
土屋「わ、分かりました」

そして土屋と波打は二手に別れて狭い道へと入って行く。

角絵「良いのですか?貴方たちの目的はレースの殲滅、ならば我々を殺さなければなりませんよ?」
日影「そうじゃな、だがお前はこちらが何もしなければ何も出来ないだろ?」

角絵と日影は動かない。
それに対して風早と後沢の戦闘は一層激しくなっていた。

後沢「エンザー!ドリゅゅゅゅゅゅ!!!イヤーエヤー」

と言っても後沢が五月蝿くなっただけであるが。
刀が憑依する前の斉藤さんとは正反対である。

角絵「しかし貴方たちはレースではない、噂くらい聞いているでしょ、レースはレースでしか殺せないと」
日影「………」

もちろん知っている。
かつて共に第一世界と戦った時、一の大侵略(ワンズインベーダー)と呼ばれる大戦の時、レースは第二世界のとある軍と乱戦になった。
しかしレースは誰一人死者が出なかった。
その時からレースはレースでしか殺せないと言われるようになったのだ。

日影「もちろん知っている」
後沢「ドリゅーわ!」
角絵「でしたら何か他に目的が?」
後沢「ぐしゃぁぁぁぁー!」
日影「もし他に目的があったとしても言うと思うか?」
後沢「いィじぇあー!!!」
角絵「思いませんね、流石は武士様です、失礼しました」
後沢「ごぶぁ!どわぁ!めけ!」
日影「………」
角絵「………」

この戦い、日影と角絵はお互いに自分の目的を果たしていたのかもしれない。
いや、風早と後沢も目的を果たしていたと言ってもいい。
何故ならこれにより酒々井十六忍武の恐れられている二人とレースの恐れられている二人がその場から動けなくなったからだ。
だから彼ら彼女らは全員戦の終盤になるまでその場を動かないでいた。
やっぱり百合もあるよって言って我々百合男子を釣ろうとしてる奴らはダメですね、クソですね。
やっぱり百合男子を釣るには百合しかないって言わないと、そしてその通りにしないと大変なことになりますね。
百合男子達は百合詐欺に敏感なのですよ?
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