挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
after story 作者:かつどん

狡猾な裏切り

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

45/56

狡猾な裏切り 4

ども、かつどんです。

イエーイ
須奈「いえーい!」
火神「うるせぇ!」

外で消防車のサイレンが鳴り響く中、火神の事務所には須奈と火神はこれからについて話し合っていた。

火神「てめぇどうしてくれるんだよ!こんな大事にするなんて聞いてないぞ!」
須奈「まぁまぁ、落ち着いてよ、やってしまったらなるようになるだけさ」
火神「ちゃんと後始末までやってくれるのだろうな」
須奈「もちろん、向こうに話はしておくよ」
火神「はぁ…それより、今貴様がした会話は本当か?」
須奈「狩野とした話かい?もちろん本当さ、だけど宣戦布告ってのはもちろん嘘だよ、そんな手の込んだこと皆がやる訳ないし」
火神「一番目がやった事を手の込んだことって言うのか?」
須奈「あれは込み過ぎだ、なんだあれは、ダイナミック宣戦布告か?」
火神「それより爆破することはないだろ、尾嶋が死んだらどうするんだ?」
須奈「それはないよ、死なないようにやってたんだから、まぁ周りにいた奴がどうなるかは知らないけど」
火神「まさかお前…」
須奈「でも残念なお知らせだ」
火神「その尾嶋についてか」
須奈「そう、ちょっとややこしい奴に持って行かれたみたいでさ、こりゃ酒々井さんとこと全面戦争は避けられないか」
火神「それはいずれある事だ、それが今なだけだ」
須奈「まぁね、でもその酒々井ちゃんとの対決なら協力してくれるだろ?」
火神「ああ、俺は第三世界に派遣された古田側の人間だからな、高山側についている酒々井と戦うならもちろん手を貸す、だがそれが一番目や俺の利益になる場合だけだがな」
須奈「もちろんこれはただの戦さ、だから利益は無くとも戦功ならもらえるよ、それに第三世界の勢力にて酒々井がレースにとって替わる可能性が下がる」
火神「十分な理由だ、んでどうするんだ?いきなり酒々井の里に乗り込むのか?」
須奈「まさか~、先ずはとある拠点を攻撃しようと思う、今そこで戦準備が進んでいるみたいだからな」


滋賀県某町、そこでは酒々井十六忍武の勢力が戦闘準備をしていた。

尾嶋「で?なんでこんな所にレース達が攻めてくる訳?」

そこには先日住んでたアパートを爆破された尾嶋、そして、

鏡の仮面「阿部さんの言うにはレースにここを攻める様に教えたらしいけど」

仮面を着けた男がいた。
その仮面は男の顔を完全に覆っており、対面の尾嶋の顔を映すほど磨き上げられている。

尾嶋「いいの?その仮面って火神の所属している仮面十一座の仮面の一つでしょ?」
鏡の仮面「確かに、この仮面は仮面十一座の仮面であり、一つ前はレースの一人が着けていた仮面だ、お前こそ良いのか?レース達はお前に生活の場所を提供していたのだろ?」
尾嶋「その場所を奪われたのよ、あいつらに」
鏡の仮面「しかしよくもまぁ、こんなに人を動員出来たものだよね、この人数が酒々井一人の声で動いているなんて考えられない」
尾嶋「これはその一部だけらしいわよ」

そう、その場所、周りから見れば何かの工場にしか見えないその建物の中には二人だけでなく、忍が100人いた。
彼らは酒々井十六忍武の忍の一人、山田 千忍、千人で一人、一人で千人の忍である。
つまりここにいるのはその一割だけである。
その100人は忙しそうに戦の準備をしていた。

鏡の仮面「そういやあんたは第二世界で部隊長をしてたんだって?」
尾嶋「部隊長って言うより、一つの軍を任されてたわ」
鏡の仮面「すごいじゃないか」
尾嶋「いいえ、あんなの私には不向きだったんだわ、私は最前線で戦うことしか出来なかったの」
鏡の仮面「そうか、だがお前はその戦うことさえも拒んだと」
尾嶋「ええ、出来ることならレースとも戦いたくなかったわ」
鏡の仮面「和解の糸口も無いものか、酒々井十六忍武だって元はレースと手を組んでたんだろ?」
尾嶋「ええ、でも第三世界でレースに対抗出来るのがこの酒々井十六忍武しかいないから私にとっては助かったわ」
鏡の仮面「なるほどな~、しっかし阿部さんが用意してくれたあれ、動かせるの?」
尾嶋「ああ、あれね、大丈夫よ、あれくらいなら簡単に動かせるわ」
鏡の仮面「しかし、レースと言えば須奈だけどあの人が来たらどうやって戦えばいいんだ?」
尾嶋「粉師ね、あれでも弱点はあるのよ」
鏡の仮面「弱点?」
尾嶋「むしろ本当は弱点だらけね、一つは濡れたら風化出来ないこと」
鏡の仮面「濡れたら?」
尾嶋「ええ、一番目は手に唾液を着けて殴って一瞬で勝ったそうよ」
鏡の仮面「ひぇ~、流石一番目だな、だけど他にも弱点があるのか?」
尾嶋「ええ、一番効率的なのはレースのリーダーを殺すことね」
鏡の仮面「レースのリーダー?確か財府って奴だな」
尾嶋「そうなの?レース名とかは?」
鏡の仮面「レース?さぁ、聞いてないな」
尾嶋「やっぱり、レースのリーダーってレース名を明かさない決まりでもあるのかしら」
鏡の仮面「前のリーダーのレース名って何だったの?」
尾嶋「確か肯定(エンペラー)だったわよ、ただのダジャレだけど…」
鏡の仮面「それを言うならレース名って全部ダジャレだけどな」
尾嶋「そうね…!」

その時だった。
尾嶋が何かに感付いた。
周りの山田達も何かに気付いた様で、全員一点だけを見ていた。
ただ一人、鏡の仮面を着けた男だけは状況を理解出来ていない様であった。

鏡の仮面「どうしたんだ?」
尾嶋「来るわよ」
鏡の仮面「へ?」

ドゴーン!!!
っと爆発音が聞こえた。
見ると、この建物の壁の一ヶ所が爆破されていた。
建物が爆破される、この状況を尾嶋は見たことがあった。
そう、舞い上がった瓦礫の塵の中から現れたのはレース…

荒木「塚一同盟が一人、荒木 礼奈(あらき れな)

では無く、殺し屋集団だった。

東雲「同じく、東雲 猫(しののめ ねこ)
樋森「同じく、樋森 鈴(ひもり すず)
久我原「同じく、久我原 和美(くがはら かずみ)
浅野「同じく、浅野 真也(あさの しんや)

前回から簡略化された名乗りであった。
さらに後ろから、

財府「同じく、財府 芦亜(ざいふ ろあ)
須奈「同じく、須奈 真紅(すな しんく)
川須「同じく、川須 灰気(かわす はいき)
小森「同じく、小森 才人(こもり さいと)
櫛原「同じく、櫛原 久我丸(くしはら くがまる)

やっぱりレースも来やがった。

東雲「ちょっ!あんたらは違うだろ!」

レースの登場に驚いたのは塚一同盟であった。
酒々井側はむしろレース達だけが来ると思っていたから塚一同盟達が来たことの方が驚きである。

荒木「レースまで来るなんて聞いてないわよ!」
尾嶋「私たちはあんたらが来る方が聞いてないんだけど」
須奈「俺は尾嶋ちゃんがいることが驚きだぜ」

何故か三竦みで驚いていた。

樋森「ってか同じくって登場したけど、あんた達はレースでしょう!私達に紛れ込もうとしてるのよ!」
川須「いやぁ、丁度良い所に登場出来ると思ってな」
樋森「そんな理由で紛れ込むか!」

何故かレースと塚一同盟が言い争っていた。

久我原「まぁ、登場は終わったのだから仕方ないでしょう、別に私たちとレースが戦う訳ではないですし」
櫛原「へぇ、君が塚一同盟にいるんだ~」
久我原「えっ?あっ、貴方は…」

櫛原は久我原を見てにやけていた。
まるで何かを見透かした様に…。

櫛原「そうか、じゃあ塚一同盟って…」
久我原「た、たまたまですよ、おほほ」
東雲「あんた嘘下手ね」
櫛原「まぁでも俺が言ったらちょっとヤバイか…」
須奈「どうしたんだ櫛原、塚一同盟の真のリーダーでも分かったのか?」
櫛原「図星って自分で言って良いのか迷う」

レースと塚一同盟の言い争いは中々終わらなかった。
その間に尾嶋が山田の一人に呼ばれていた。

小森「そういや俺たちが火神に頼んでお前たちに出動してもらったが、俺たちのことは聞かされなかったのか?」
浅野「ああ、知らなかったさ、だが依頼主の依頼主がレースなんだったら、レースは俺たちの味方と言う訳だ」
須奈「そうそう、味方味方、俺たち味方」
荒木「あんたが言うと嘘くさいのよ」
須奈「ヒドイ!」

二つのグループの言い争いは終わらない。
酒々井側の準備している兵器にも気付かずに…。
☆ダイナミック宣戦布告☆

次回、待ちに待った戦闘あり。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ