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after story 作者:かつどん

不幸の再結成

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不幸の再結成 5

ども、かつどんでーす。

center storyの方は順調に進んでいます。
多分一ヶ月後くらい?
小森 才人(こもり さいと)という人物はレースである。そして知っての通り殺人鬼である。さらに知っての通り、殺すことが趣味の純粋な殺人鬼ではない。
何度も言うが、それって殺人鬼じゃなくね?と思う人もいるかもしれないが、この世界での殺人鬼認定試験に合格しているため、殺人鬼と呼ばれているだけである。
小森はこの第三世界の人間ではない。彼の生まれは第五世界で、第八世界とのディメンションハンターである。
エンが死ぬ前、彼は第八世界にいた。と言うのも、彼は第八世界で働いていたからである。第八世界、猛獣の世界、その世界の住民は街ごとに対猛獣用の壁を作って難を逃れている。さらに第八世界の人間は第一世界に次ぐ戦闘能力を持つため、猛獣に対して勝負を挑む、いわゆるハンターと呼ばれる者がいる。
そのハンターの中で最も強いと言われていたのが今は亡き終止符(ピリオド)だった。
小森は第八世界でピリオドと出会い、レースになり、ピリオドに連れられて第三世界へ来て殺人鬼になった。
殺人鬼になった後は第八世界でピリオドの部隊に所属していた。もちろん先の第二世界の大決戦にも参戦しており、その時はレース部隊として須奈と同じく第二世界で戦っていた。そもそも、当時のレースは全員が大決戦に参戦していて、その脅威は全世界に知れ渡っていた。
第八世界は街ごとに別れているが、その全てを一つの王族が支配していた。それが東雲(しののめ)一族である。
しかし、とある事件がきっかけで東雲一族で跡継ぎ争いが行われた。
その時最有力候補と言われた人物が東雲 猫(しののめ ねこ)であるが、彼女は跡継ぎを一度辞退した。大決戦の際、彼女は自らを第八世界の王と名乗り、高山についた。それに従う様に第八世界は次々に高山に味方した。ただ一つの都市を残して…
ただ一つの都市、それは東雲 コチ(しののめ こち)が治めていた都市である。
コチはレースと色々とあり、同盟を組んでいる。さらにはレースとの交友の証として第八世界のレースだけで編成された部隊があった。それを率いていたのがピリオドであり、ピリオドが不在の時は小森が代理として率いていた。
小森はそういった経験があるのと、ただ名字が先代と同じという理由だけで第三世界の殺人鬼勢力、小森のリーダーになった。
小森 才人、レース名操縦士(リモコン)、そして無音(サイレント)という二つのレース名を持つ唯一のレースである。

「………」

その時小森はずっと黙っていた。
自分達のリーダーと名乗る少女が現れた。
これはレースにとって念願の出来事なのだ。しかしあまりにも唐突すぎる。いつもなら事前に連絡があるはずだ。
その考えは櫛原も同じ様で、

「これも壊滅状態だからかな?」

と言った。

「ふーん、で、あんた達がこれから私の部下になるってこと?」
「は?」
「………」

何言ってるんだこの娘。

「いやいや、レースにはそう言う様な上下関係はないからね、一応幹部がレースを率いていたけど、あれはそういうやつじゃないからね」
「え?そうなの?」
「うんうん、そういや、須奈からここを聞いたのかな?」
「須奈?もしかして須奈 真紅?」
「えっ?そうだけど…もしかして須奈を知らない?」
「いやいや、もちろん知ってるわよ、そうよね、あいつもレースの幹部なのよね」
「えっと、須奈にはまだ会ってないの?」
「あいつと会ったのは何年前かしら、あ、でもあいつらこそこそと私達を隠し撮りしてたりするし…」
「あ、あはは…」

櫛原は苦笑いするしかなかった。
しかし、これだけは聞いておかなければならない。

「須奈ではないとしたら、誰にこの場所を聞いたのかな?」
「別に聞いたわけじゃないわ」
「へっ?」
「たまたま、歩いていたら外からあんた達を見つけたから来ただけよ」
「え…たまたま?」
「ええ、あんた達なら見ただけでレースの幹部クラスだってことは分かるわよ」
「「………」」

その言葉に二人は黙った。いや、小森は元から黙っていたのだが…
ただ二人にとってそれは驚きだったのだ、レースにはレース度と呼ばれる度合いがある。レース達が勝手に付けた言葉で名前のセンスが問われるような言葉なのだが、レース達のレースの度合いを示すのに使われている。
レース度が高いほどレースの中でも上級の役に就くことが多い。
大抵は見ただけで分かるためあまり使われないのだが、この時二人は気配を消していたのだ。
レース度は見れば分かる、しかし、気配を消して見つからないようにすればレース度は相手に分からないようになる。
それに二人が気配を消していたのは二人が殺人鬼勢力、櫛原と小森のリーダーであるためだ。
もし、二人が会っていることがそこら辺にいるレースに暴露てしまえば、何かしらの事件が起きることは確実である。
そのため気配を消していたのだが、

「まさか見つかるとはね、しかも須奈より先に会いに来てくれるなんて光栄だね」
「ああ…そうだな」
「ん?どうやらリモコンに戻った様だね」
「さっきのこいつの発言でな、それより…」

小森は席を立ち、少女の前に立つと、

「これより、小森は貴方の下に降る」
「あ!それ僕から言おうとしたのに…」

櫛原は少し慌てて小森の隣に立った。

「僕達櫛原も貴方の下に降るよ」

二人の言葉を聞いて少女はにっこり笑って、

「うん、分かった」

と答えた。
酒々井さんと財府さんはね、ね!
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