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after story 作者:かつどん

不幸の再結成

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不幸の再結成 4

ども、かつどんでーす。

前々々回を読み返して思ったのですが、あれは百合ではないですね。須奈という男が関係しているため百合ではなくなっていますね。
櫛原 久我丸(くしはら くがまる)という人物はレースである。そして彼は殺人鬼でもある。
殺人鬼といっても、殺さなければ生きれないというような純粋な殺人鬼でもなく、狩野 美憂(かのう みう)のように絶対に殺すというような意思も無い。それこそ人によっては殺人鬼とは呼べないかもしれないが、ただ殺人鬼認定試験に合格してしまったため、殺人鬼と呼ばれるようになった。この世界の殺人鬼と言われている人物は全員がこの殺人鬼認定試験に本人の意思とは関係なく、受験させられ、そして合格してしまった人物である。もちろん、人を殺すのが生き甲斐だというような純粋な殺人鬼ももちろんいるし、この試験で純粋な殺人鬼に目覚める人もいる。
第三世界の小川 雄大(おがわ ゆうだい)達が住んでいる街、というより地域では殺人鬼の勢力はレース、塚一同盟、酒々井十六忍武とはまた別に3つに別れていた。北の穴塚、南東の小森、南西の櫛原の3つである。
ただ、3つと言ってもその内小森と櫛原はレースの勢力であり、同盟を組んでいたため、実質穴塚とレースの2つの勢力である。
この殺人鬼の勢力はお互いに争ったりはしていない。一応殺人を実行するのは自分の属する勢力範囲内という決まりはある。しかしどの勢力も自由に行き来でき、どの勢力に付くかも自由なため、それぞれの勢力が争う必要も無く、争っても何の利益も無い。
また、レースの勢力に付くのはレースだけであり、レース以外の人物からは踏み入ることすら嫌がられ、付くことはない。
しかし、レースのリーダーであり、レースの創始者であるエンが死んだことの影響により、レースの勢力に属していた櫛原と小森もほぼ壊滅状態に陥った。
櫛原の幹部は、主君である櫛原と三国志の蜀を真似して呼ばれる様になった五虎将の六人からなる。エンの死により、先ず櫛原が自殺した。そしてそれを追うように五虎将の内四人が自殺または互いに殺し合い、死んで行った。そして当時五虎将の中で外交官に当たっていた人物が少しでも櫛原を守ろうと、自ら改名し、櫛原と名乗った。彼のレース名は元から付いていたもので、改名後も同じく呼ばれている。
先代の小森は先代の櫛原と同じくエンが死んだと聞いて自殺したが、今の櫛原が改名するよりも先に今の小森がその座に着いた。前の役職が外交官である櫛原はその交友を活かしてよく小森と会っていた。危機的な状態ではそれはまさに不幸中の幸いであった。
櫛原 久我丸、レース名写真家(フォトグラファー)、彼の活躍によりレースが最低限の被害で再構築されたのは確実である。

「やあ小森君、一応操縦士(リモコン)って呼んでおこうかな」
「お前に小森と呼ばれようが、リモコンと呼ばれようが、どうでもいい」
「じゃあ無音(サイレント)って呼ぼうかな」
「それは止めろ」
「はは、流石に冗談だよ、僕は君をその名前で呼ぶ時が分かっているさ」
「それなら別にいいが」
「それよりも須奈(すな)が動いたって言うけどまだ何も連絡が無いね、もしかして僕達は見捨てられたのかな?」
「さぁ、そうかもしれん、だがそれもいいかもな」
「ん?どうしてだい?」
「俺たちはレースとは関係なく生きる、例えレースが復活しようともまた壊れる事があるかもしれんからな」
「おいおい、恐い事を言うなって、でもまぁ見捨てられても無関係とはいかないと思うんだよね」
「それには同意だ、俺は引き継いだ小森を守るために戦うだろうな」
「こっちもそうかもしれないね、と言うより今のレース達はみんなそうだよ、レースとはまた別に自分達のグループを守ろうとしている、だからレース同士の殺し合いも始まってしまったんだろうね」
「須奈がどう動くか…だな」
「うん、例え見捨てられても…」
「見捨てるわけないでしょ」
「「!!」」

その言葉に櫛原と小森は驚いていた。彼らが驚いたのはその人物がそこにいたからではなく、その人物がこのタイミングで話に割って入ったからである。

「へえーこれはまたずいぶん可愛らしい娘がリーダーになったね」

それが櫛原のその人物を見た後の第一声だった。

「………」

それに比べて小森は黙っていた。

「私は財府 芦亜(ざいふ ろあ)、貴方達の新しいリーダーよ」
次回は明後日投稿予定です。
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