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after story 作者:かつどん

無意味な復活

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無意味な復活 14

どもーかつどんでーす。
須奈編やっと完結⁉かな?
レースがレースを裏切ったことにまだレースのことをそこまで知らない僕だけが反応してしまった。
後で聞いた事だけど、どうやらそのレース幹部の一人はレースを裏切る事が何回も、何十回もあったらしい。

「まぁあいつが生きているなら別にそれでいいんだが、それよりお前だ」
「何?まさか、殺す気⁉」
「引っかからんぞ」
「だよねー」

何だったんだ今の会話は…

「お前はどうすれば俺たちの仲間になってくれる?」
「おいおい、前から仲間だろ?」
「分かった、言い方を変える、どうすれば俺たちの味方をしてくれる?」
「何をしても無意味だよ、俺がここから出たくない、というか死にたいと思っているからね」
「それは何故だ?」
「だから、エンが死んだからだって言ってるでしょ」

須奈の口調に段々苛立ちが混じってきた。どうやらさっさと終わらせて欲しいらしい。
だけど僕は目の前にいる人が生きているのに死にたがっている、そして自分の死に他人まで巻き込もうとしているという状況に耐えられなかった。やっぱり、せっかく生きているのだから死にたいなんて思って欲しくない、僕はそう感じていた。

「エンや皆がいない世界で生きるなんて耐えられないんだ、生きる必要性が見つからない、全くもって無意味だよ」
「まぁお前らレースはレースのために戦う、または楽しいから皆で戦うのどちらかだからな、だからそのレースがなくなる、皆もいなくなってしまったら生きる必要がなくなったのと同じだからな」
「じゃ、じゃあさ…」

そこで僕が発言してしまう。

「代わりの人を見つけたら良くない?」

僕がその台詞を言うと、須奈は早速ツッコミをいれてきた。

「お前、それって人にはどうせ代わりがいるって言ってるのと一緒だぜ?最悪かお前」
「さ、最悪って」
「それにエンの代わりになる奴なんているかよ」
「お前が代わりになったらどうだ?須奈」
「俺?俺には無理だよ」
「だろうな、そこでだ須奈、こいつはどうだ?」

そう言うと火神は僕の頭をぽんっと叩いた。

「え⁉ぼ、僕⁈」
「ああそのために連れて来たんだ」
「僕を連れて来たのってこのためだったの?」
「ああ、その通りだ」

僕がエンって人の代わり⁉ってそのエンって人を全く知らないけど、僕に務まるのかな。

「いやいや、何いってんねん、無理に決まっとるやろ!そいつはレースですらないやんけ」
「関西弁が混じってたな」

あ、やっぱり僕には無理なんだ。

「こいつじゃダメなのか、こいつと初めて出会った時と同時にエンの死亡を聞かされたからこいつならもしかしてエンの代わりになれるかもって思ったんだが」
「え⁉そうだったの!」

そう言うと、火神と出会った時、火神は「お前、もしかして…」って言ってたような…

「じゃあ俺必要なしじゃん」
「「確かに…」」
「ZZz」

やめてー、皆で必要なしなんて言わないで~。ってか生邪さん寝てますやん。

「そうでもないぞ、一応12世界からの援軍の護衛という役割りがある」

火神さんが僕にフォローをいれてくれました。

「…すまん、寝てた」
「おはよー」

あっ、起きた。

「はは、やっぱりエンの代わりなんていないんだ」

須奈が薄ら笑いで言う。
すると、生邪が

「いるぞ」

と言った。

「「「はぁ⁉」」」

流石にこれには皆が反応した。

「エンの代わりがいるってこの世界にか?」
「当たり前だ、この世界には不幸が多い、だからエンが死んでも食事には困らなかった、エンの代わりになれる奴もいる、俺には分かる」
「あんたが言うなら本当だろうな」

そこで火神はもう一度須奈に問いかける。

「では須奈、そのエンの代わりになる奴が見つかり次第俺の所で保護する、という条件で俺たちの味方をしてくれないか」
「うーん、じゃあ一つ確認するね」
「何だ?」
「もしもちゃんとレースが復活すれば前みたいにレースという勢力として動いてもいいんだよね」
「………もちろんだ」
「よし、じゃあ分かった、君たちに協力しようかな」
「ふう、よかった」
「あ、ちょっと待ってね」
「どうした?」
「お別れを言ってくるよ、先に行ってて」
「分かった、では先に行く」

こうして僕達は須奈をおいて先に堂主館を出た。

「これで一先ずミッションクリアかな」
「何か僕役立たずですね」
「まぁでも須奈を奮い立たせたのはあんたの言葉よ」
「確かに、あの須奈の気持ちを動かすとは大した奴だ」
「そうなのですか…ってなんであなた達が一緒にいるんですか!!」

何故か浅井さんと生邪が一緒に堂主館を出ていた。

「あっ!そう言えば私須奈の中に戻らないといけないんだった」
「しまった、つい場の空気に流された」
「いやいや、お前らはただ出たかっただけだろ!」
「ん?そう言えば俺はこれからどうすればいいんだ?」
「知らん、そのエンの代わりという人物を探したらどうだ?」
「そうか、そうしよう、ではさらばだ」

そう言うと生邪は上空に飛んで行った。
浅井さんもまた堂主館に戻って行った。

一方堂主館では、須奈が一人で何かを喋っていた。

「なぁ、どうやら俺はまだ死ねない、というより死なないらしい、俺も早くそっちに行きたいんだけどな、けどさ、エンの代わりになれる人がいるなんて聞いてからそれをほっといてそっちに行くなんてことは仲間を見捨てるのと一緒だよな、そんなことしたらそっちでお前らに嫌われるよな、それだけは嫌だな、だから俺はまだ生きてみせる、お前らとそっちでも楽しくやっていけるようになってから死んでやる、だからさ、いや、ここはあの人の言葉を借りるのがいいかな、あの人もこう言ってここから去ったんだ、俺にも言わせてくれよ、すいません、裏切らせていただきます」

須奈はレース幹部で生き残っているもう一人の口癖を言った。
だがその後に、

「うん、やっぱり、全くもって無意味だ」

自分の口癖を言って、堂主館から出て行った。
レース幹部の生き残りはもう登場させてますよー。まぁその時にレースだってことを言っていましたけど…
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