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after story 作者:かつどん

無意味な復活

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無意味な復活 11

ども、かつどんでーす。

無意味な復活も11まで来ましたね~
さっさと終わらせないとね~
中々終われない…
堂主館、それはレースの元拠点であり、レース幹部の最後の場所。レースのリーダーであるエンが死んだ事は既に知られているが、その堂主館がどうなっているかを知る者はいない。
調査に向かっても帰ってこないからである。もちろんそれは須奈の仕掛けた罠によって全員殺されたからである。ただ一人を除いて…
そしてもう一つ、この堂主館を見守る物がいた。それは者というより物と呼ぶ方がふさわしい。なぜならそれは実体を持たないからである。

「水鉄砲!」

浅井が放った大量の水は二人の火神を巻き込み、さらには火神を一人殺した直後の藤原まで巻き込んだ。

「うぐ…」

大量の水が一気に押し寄せたため、二人の火神は気を失った。
だが残り二人の火神はすぐに拳銃を取り出し、二人の火神ごと藤原を撃った。
粉師究極奥義 風化とは自身の身体を実体と粉の間にする事であり、物理攻撃を受けると受けた部分が粉になる。もちろんそれは粉を常に操らなければならない。しかし、粉師にとってはそれは自転車に乗るよりも簡単な事である。
だが、粉を簡単に操れると言っても、濡れてしまえばそれは粉師の支配が及ばなくなる。
つまり、風化は濡れると無効になる。
そして、その事を火神はよく知っていた。
火神は拳銃を使うがあまり拳銃の扱いに慣れていない。そのため、よく狙わなければ、または狙いやすくなければ弾を当てる事は難しい。
火神がこの堂主館で撃ったのは目の前にいた野木博士、真っ直ぐに向かって来た殺し屋(キラー)、そこまで動きがなかった須奈 真紅(すな しんく)の三人で全員狙いやすかった。
今回の藤原も目の前にいて、狙いやすかったのだが、気を失っている二人の火神が重なっている。
そこで火神が降した決断は、火神ごと撃ち抜くということだった。
二人の火神は気を失っていたため、浅井との戦闘には参加出来ない。さらに浅井に拳銃を使っても先ほどのように渦潮で防がれる。
そのため、火神は気を失っている火神ごと藤原を何発も撃った。

「へー、まさか私を利用するとはね、まぁ分かってたけど」
「粉師の弱点は水、これはいつだって変わらん」
「うん、じゃあさ、私はどうするの?」
「………」
「私だったら、そこの防御仮面?を着けていても水で溺死させる事ができるんだけど」
「そうだな…」
「何?もうネタ切れ?」
「なぁ一つ聞かせてくれ」
「何?」
「ここまで来たのは俺たちで二人目と三人目なんだよな」
「ええ、そうよ」
「じゃあ俺たちの前に来たのは誰だ?」

この質問の答えを火神は知っていた。だが一応聞いてみた。

白鳥 白夜(しらとり はくや)よ」
「やっぱりか、だがあいつはどうやってこの試練をクリアしたんだ?」
「してないわよ」
「ん?それはどういう事だ?クリアしてないのか」
「ええ、私たち三人を見るなりすぐに逃げて行ったわ」
「なるほど、だからあいつは須奈が生きているという事だけを知っていて何もしなかったのか、それとも俺に任せたのかもな」
「利用されているかもね、あなた達」
「どの道俺は誰かに利用されてここに来たんだ、それは関係ない」
「そう…そうだ、私はさぁ本体とはつながってないのよね」
「それはどういう事だ?」
「他の二人は本体とつながっている、つまり全ての情報が本体にも伝わっているの」
「という事は俺たちがここにいるのも全て須奈は知っているのか」
「ええ、そうよ」
「だったらお前は本体と連絡出来ないのか?」
「そういうこと」
「それは何故だ?」
「せっかちな人ね、もちろん説明してあげるわよ、私は身体も心も須奈じゃなくて浅井 理沙なの、だから本体からは初めの連絡、ここであなた達を殺せという事しか受けてないわ」
「そうか、という事は…」

そこで火神は少し考えた。

「?どうしたのかしら、私の対処方でも思いついたの?」
「いや、他の二人は本体とつながっているという事は、さっきの藤原は身体だけ藤原に変えて中身は須奈のままだったという事か」
「あーそういうことになるわね」
「なぁお前ら」

と、そこに火神でも浅井でも、もちろん僕のでもない声が聞こえた。
声の方を見ると、そこには黒い塊がいた。黒い塊といっても何か煙みたいな、ドス黒いオーラが集まった物が動いている。
その黒い塊は犬の形を成していて、犬のようにゆっくりとこちらに歩いてくる。

「お前は、何だ?」
「あなた、何?」

火神と浅井はその犬を見て声が被った。

「俺だ」
「いや、誰だ」
「俺は不幸の神、生邪(ウィジャ)、そう言ったら分かるか?」
「いや、分からん」
「不幸の神?」

生邪、不幸の神、神という事は第四世界の人なのだろうか、いやそもそも人なのか?

「不幸の神…第四世界の者か」
「そうだ」
「へー不幸の神ね、もしかして人じゃない何かだから、誰か人に取り憑いているとか?」
「流石須奈 真紅の中にいるだけあるな、鋭い」
「誰かに取り憑く…それってもしかして…」
「まぁお前らの考えている通りだろう」
「貴様、エンの本体か?」
「エンの本体、それは少し違うな、エンはただの人間、俺はエンに取り憑いた神だ」
「つまりお前はエンの本体ではなく、レースの本体という事か」
「そういう事だ」

えーと、つまり…レースは壊滅したけど、レースの元凶は生きているということか。ん?ん?

「で、レースの神様が何用ですか?」
「ああ、俺も須奈の復活を望んでいてな、お前らに加勢しようかと思った」
「ほう」
「ちょーーーっっっと待ったーー!!」

浅井さんが何か叫んでいる。

「何で敵が増えるのよ、聞いてないわ」
「安心しろ、俺は何も出来ん」
「「「は?」」」

生邪の言葉に思わず三人とも聞き返してしまった。

「ちょっと待て、何も出来んとはどういう事だ?」
「その通りだ、だって誰かに取り憑いてないと能力使えないもん」
「もんじゃないよ!何か出来ないのか?」
「出来ることなんてお前らの不幸を食べる事だけだ」
「それはそれでしてほしいな」
「それでだ」

生邪は浅井の方を見た。

「3対1だがどうする?」
「あれ?僕も入っているの?」

それに、あなたも何も出来ないんじゃ…

「くっ、どうするって…わーかったわよ、降参するわよ」

何でだ。

「逃してくれるのか…」
「べ、別にただ負け戦をしたくないだけなんだから、勘違いしないでよね」
「………」

大丈夫、そうとしか思えないよ。

「それはそうと」

そこで火神は浅井と生邪の両方に尋ねるように聞いた。

「この奥にいる須奈は今、どんな状態なんだ?こんな試練まで仕掛けておいて」

その質問に浅井が答えた。

「須奈の今の状態は彼にとって最悪な状態よ」
生邪を登場させた理由…浅井の倒し方が思いつかなかった!
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