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after story 作者:かつどん

無意味な復活

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無意味な復活 4

ども、かつどんでーす。

Qたまに関西弁混じってない?

A舞台は滋賀県ですので…
たまに間違って関西弁を使っているところもあります。そこはごめんなさい。
火神達が堂主館に向かった頃、同じく堂主館に入った人物達がいた。

「ひぇっひぇっひぇ、ここが堂主館、レースの終わりの地かえ?」
「その通りです、野木(のぎ)博士」
「何が出るか分かりません、気をつけて下さい」
「ひぇっひぇ、分かっておるわ、だがそれこそ研究のし甲斐があるぞよ」

堂主館に入って行った人物の人数は三人、一人は白衣を着た科学者だ。残りの二人の腰には刀と鞘がある、いわゆる侍だ。

「そう言えば、つい先ほど小さい結界がありましたが、そちらの対応はよろしいでしょうか」
「あ〜ありゃパスじゃ、ワシらにゃ何もできんぞよ」
「あの結界は一体…」
「お主らは知らない方が良い」
「分かりました、ご無礼お許し下さい」
「よいよい、わしゃお主らのように礼儀は気にしないぞよ、それに…」
「?」
「いや、何でもないぞよ」
「左様ですか」
(…あの結界は間違いなく川澄(かわすみ)の結界、とすれば中に閉じ込められているのは酒々井 忘兎(しすい わすれと)の死体、酒々井の侍である此奴らが酒々井の反逆者とワシらが繋がっていると知ればどうなるか…)

第二世界の大決戦の時、この第三世界の最大勢力レースは古田についた、この時酒々井もレースと共闘していた。もちろん第三世界ではあまり戦争がなかったため、第二世界に行って戦っていた。だが、レースが壊滅した後、酒々井は古田から高山に寝返った。
ではこの時、レースを壊滅させた勢力は何か、もちろん第三世界で高山についた勢力はあった。だがレースを壊滅させたのは第五世界からきたこの野木博士が率いる部隊でそこには安部や、酒々井 忘兎、そして藤原一族の一人も所属していた。
酒々井はその勢力に降伏したことになる。しかし、本当の理由を知っているものは古田側にはいない。

「ひぇっひぇっひぇ、玄関から何かあると思ったが何も無かったの、しかしここから先の方が危険は多い、何があるか分からんぞよ」
「それではそれがしが先を行きましょう」
(うねり)、お主にこの小型カメラとピンマイクをつけておくぞよ、これでその時の状況をできるだけ解説して欲しいぞよ」
「了解した、では参る」

こうして酒々井の侍の一人、畝は先に奥へ向かった。
彼らが目指しているのは堂主館の一番奥の部屋、そこへは通路一本で行ける、途中に部屋はあるが、この場合は無視しても構わないというのが彼らの考えであり、それは当たっていた。
畝が一人走っていると、

「やはり来たか…」

畝の周りに何十、何百本というナイフが出現した。そしてそのナイフの矛先は全て畝の心臓に向いている。
畝は慌てずに今の状況を報告した。

「畝!どうした!」
「ナイフだ」
「ナイフ?」
「ああ、俺の周りにナイフが浮いている、見た感じ全方位に二百本ずつくらいかな」
「対処できるか?」
「頭上にまで広がっていやがる、後ろにもあるから退くことが出来ないな、少し難しいかもしれんが、風早(かぜはや)、お前なら大丈夫だろ、後は任せたぞ」
「畝…」
「ん?何か出て来たな」
「どうした?」
「………ストップウォッチだ」
「ストップウォッチ?」
「おっと、何か紙が出て来た、十秒後にこれらのナイフはあなたの心臓に向かって発進します、頑張ってくださいね、と書かれている」

畝が紙に書かれていることを読み上げると、ストップウォッチのカウントがスタートした。

「風早、ストップウォッチがスタートした、一応反抗するが多分無理だろう、後は任せたぞ」
「畝…了解した、博士、我々も向かいましょう」
「おひぇ?行くのかえ?護衛は頼んだぞよ」
「もちろんです、お任せ下さい」

こうして、野木博士と風早も堂主館の奥へ向かった。
そして畝はというと、ナイフが発進されるまで残り二秒というところで腰にある刀に手をつけた。
そして、ストップウォッチの数字がゼロになった時、先ずは前方のナイフが畝に向って飛んで来た。
だが、ナイフは畝の数十センチ手前でまるで弾かれたように別の方向へ飛んで行った。
だが、畝は手を刀の柄を握ったまま動いていない…ように見える。
ナイフは前方から発進された後、発進されるナイフは段々と左右に広がっていった、だが左右同時に発進されても畝の数十センチ手前で弾かれた。
畝は動いていないように見えるが、実際にはナイフを一本ずつ弾いていた、全て居合で。畝の刀は空気抵抗を最小限にまで受けないように作られている、そして、それは居合切りには最適であった。そして畝の一族は居合にのみ専念された一族であり、畝の刀を使った彼らの居合は光速をも超える。そのため全く動いていないように見えるのだ。
だが…

「ちっ、やっぱり無理か…」

後方のナイフが発進されて、発進されるナイフが上方にさしかかった時、畝の左肩にナイフが一本突き刺さった。
畝の居合は自分と同じ高さである、前方、左右、後方に対しては光速超えの居合を放てるが上方には出来ない。しかし上方でも、高速の居合を放つことはできる。だが、数百のナイフ全てに対応することは出来なかった。
肩にナイフが一本突き刺さった後、次々とナイフは居合の間を抜けて動いての身体に突き刺さっていく。
それでも畝は最後までねばっていた。
刀を持つ手にナイフが刺さっても、鎖骨にナイフが刺さっても、まだ居合でナイフを薙ぎ払う。さすがに顔に向かってナイフが来た場合は躱していた。
そしてついに上方からのナイフは無くなった。

「はぁ、はぁ、はぁ、終わりか?」

そう思った瞬間、畝は上方に約十本のナイフが出現するのを見た。

「まだか…!」

畝が上方からのナイフに構えた時、あることに気がついた。それは上方だけでなく、全方位に合計五十本のナイフがあるということだ。
畝は全方位のナイフを見た時、この後どうなるのかすぐに予想できた。
さっきは前方から段々とナイフが発進したが、この全方位のナイフ、間違いなく同時に発進するだろう。
そうなれば畝に対抗は出来ない。
だがそれでも畝は、

「ふっ、そう来たか、ならば私は死後に後悔がないよう最後まで全力を出そう、聞こえるか?風早、最後は全方位からナイフが発進するようになっている、気をつけろ」

と言って、微笑みながら最後の五十本のナイフに構えた。

野木博士と風早が堂主館の通路を進んでいた時、堂主館の外に二人の男がやって来た。

「向こうに見える館、あれが堂主館だ」
「けっこう大きな建物ですね」
「確かに大きいが、中央の部屋までは通路一本で行ける、他の部屋へ行くのが少しめんどいだけだ」
「須奈という人はその中央の部屋にいるのですか?」
「それは分からん、だが先ずはそこへ向かう、一番罠が少ないからな」
「罠って…」

その二人の男とは、小川 雄大(おがわ ゆうだい)火神 鏡(かがみ きょう)だった。
しばらく更新はこのafterを進めます。
centerの次の章はちょっと大変ですので…

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