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after story 作者:かつどん

護衛編

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護衛編 番外編

そういや、この話忘れてたと思って書きました。3.5の続きです。
どうして番外編なのかって?作者の気分です。
ここは少し街から離れた森の奥の小さな街。どの位かと言えば、瀬滝田(せたきた)中学校がある街の端っこにある小さな森を抜けた所にある、森に入って普通に歩いて30分くらいのそこまで街から離れていない街である。
そこには、一件のまるで城みたいな大きな屋敷があり、それ以外はただの住宅街だ。ただその住宅は全てサイコロみたいな設計で屋上があり、その上を走って行けるようになっている。
そして、その城みたいな…もう城でいいや。
その城で一人の忍が一人の男に頭を下げている。その忍は十二番目と戦った木吹(きすい)だ。第三世界と第十二世界のディメンションハンター木吹 高座(きすい こうざ)だ。

「申し訳ございません、阿部(あべ)殿」
「いやいや、君が十二番目を殺せなかったのは別にいいよ、逆によく死ななかったねと褒めたいくらいだ、だけどね、君は最悪な形で帰ってきた、わかるよね?新井(あらい)あずみを捕縛出来なかったのはいいけどね、君はバイロンを二体とも回収出来ずに帰って来た、これで君の主戦力のカードは一枚だけになったし、君自身の戦力がかなり減った、これは君の上司にとってもかなりの痛手ではないのかな?」
「………」
「うん、女王蜂蜘蛛を見つけた時点で狙いをプレイヤーである十二番目に変えたのはいいけどね、それが最善だからね、確かにカードを使っている本人を殺せばカードに指示を出せなくなるんだけどね、しかし、相手は十二番目だぜ?戦って簡単に殺せるような奴じゃねえだろ?君は最善の策をとって最悪な結果をもたらした、忍隊のリーダーである君がそんなんじゃ駄目じゃないか」
「…面目ない」
「ま、最善も最悪も一緒、同一ってことだ」

阿部の説教が終わり、木吹が歩いていると木吹に話しかける声があった。
その男は情報収集の役割を担っている内の一人で新人の川須 灰気(かわす はいき)だ。

「阿部さんに何か言われたのですか」
「ああ、ちょっと失敗してな、説教をくらったぜ」
「あまり気にしないで下さい、気にしたら戦場で命取りですよ」
「分かっている、あんな奴の言葉はあまり考える必要がないな、ただか己の改善に努めるだけだ」
「その意気です、頑張って下さい」
「そういや、お前誰だっけ?」
「川須ですよ」
「ああ、そうか川須か、すまない」
「いえいえ、おきになさらず」

木吹から見て阿部はただめんどくさい奴だが、その言葉は的を射ていて、少し考えてしまう。

「最善と最悪は同一か…」

川須と別れたあと、木吹は自分の家に帰っていった。そして、鍛練をしている。自分の仕えている酒々井(しすい)のために。
ただ、ひとつ引っかかることがあった、

「川須 灰気…」

木吹から見て阿部はめんどい奴だが、川須は認識しにくい奴だった。そこにいるのはわかるが、そこにいないように感じる。まるで自分がそこにいたくないと思ってしまうほどに。だがその心配は木吹の頭からはすぐに消えていった。まるで忘れたように。

木吹が家に帰ったころ、川須はある人物と会っていた。会っていたというより城の廊下を歩いていると偶然出会った、という感じだ。

「あら、川須さんじゃないですか」
須奈 麗亜(すな れいあ)…」

川須が出会ったのは一人の女性だ。ロングヘアーの眼鏡をかけた見た目は普通な女性だ。その手には手帳があった。

「お前がどうして生きている?」
「それは私が聞きたいですけど、まぁ死ぬ理由なんかありませんよ、ただ兄が死んだだけです、あと妹もですか」
「あの妹も死んだのか」
「ええ、それよりどうしてあなたがここに?ああ、阿部さんですか、あの人なら分かります」
「まあ、正解だが、お前も阿部にか?」
「いえ、私は自分の意思で、レースはあまり気にいらないので」
「そうか」
「私を殺しますか?」
「さぁ、どうだろうね」
「今殺しても読者の皆さんからは訳が分からないと思われるでしょうね」
「読者って…」
「まぁ私なんて殺す価値もないですけどね」

そんな会話をしながら彼らはすれ違った。

「すいません、裏切らせて頂きます」

すれ違うと須奈の足が浮いた。

「全く、何なんですかあなたは」

それが彼女、須奈 麗亜の最後の言葉だった。
彼女の首には縄があり、そこから持ち上げられている。彼女の首にくくられた縄は天井から吊るされているように見えるが、その先は天井にある棒を介して川須の手に伸びていた。普通に首を絞める殺し方である。
須奈は特に抵抗することなく、ただ、ただ、死んだ。そして持っていた手帳を落した。
川須はその手帳を拾ってこう言った。

「一体何者なんだ、須奈一族」

川須 灰気、レース名裏切り者(スパイ)、レースのためならレースをも裏切る最も気配を操ることに長けたレースである。
次は本当にcenterを進めます。
ただ、どう書けばいいか悩んでます。
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