ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
初投稿にして初作品です。
なるべく分かりやすく、を心がけて書いていきたいです。
拙く、一部一部が短い小説になると思いますが、お付き合いくだされば幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

なお、ある程度の予備知識がないと理解できない場所がありますが、
そこはGoogle先生などに訊きながら読み進めていただければと思います。

実は完全に見切り発車なんだぜ…これ。
プロローグ
 
 ――モンスターハンターという職業がある。

 普通の人間にはとてもじゃないが対処できない、“モンスター”と呼ばれる生き物との戦いを生業とする狩人(ハンター)たち。

 俺もその中の一人だ。

 そして、自慢じゃないがこの世界じゃ結構有名なハンターだったりする。

 ポッケ村、という名の雪山の中の小さな村、俺はその村の専属ハンターとして働いていた。

 着任した当時は駆け出しだった俺だが、その村で次々と依頼をこなしていくうちに、いつしかハンターズギルドからも一目置かれる狩人となっていた。

 山ほどの大きさを持つ龍やら、その頭骨を背負ったでかい蟹やら、そんな化け物を討伐しろという国からの依頼にも幾度か参加したこともある。

 “G級”ハンターとして認められてからは、より危険な地域へと赴き、強大な力を持ったモンスターと戦った。


 …で、二年ほど前のことだ。崩竜と呼ばれるどでかいモンスターが村の近くに現れた。

 世話になっている村のみんなの為にと、俺は単身その化け物(ウカムルバス)に挑み、まあ、メチャクチャ大変だったんだが…なんとか討伐することができた。

 今までほとんど姿を見せず、生態も分からなかったモンスターと一人で戦い、それを討伐したという武勇伝で、俺の名前は一躍有名になった。

 それからは村に「俺の弟子になりたい!」…なんて言ってくる若手のハンターが何人もやってくるわ、とてもじゃないが村からじゃ向かえないような所から依頼が舞い込むわ、とにかく慌ただしかった。

 受けられない依頼はどうしようもないとしても、弟子希望ってのは素直にうれしかったから、希望者の中から何人かを選び、この二年間は彼らを成長させることに力を注いだ。

 ……訓練所の教官が何かを言いたそうにこちらを見ていたのは無視し続けた。

 今思えば、このときにはもう自分のこれからをどうするか、決めていたんだっけ。





 ―― 一週間ほど前に、俺は慣れ親しんだポッケ村から旅立った。

 もう俺がいなくても、この村はやっていける。そう確信したからだ。

 あの辺りにはすでに特別危険なモンスターは存在しないし、よしんば現れたとしても、俺の弟子たちが村を守る。あいつらならそうそう負けたりはしないだろう。

 俺が使っていた武器や防具もほとんどを弟子に譲ってやった。手元に残したのはいちばん愛用していた一振りの太刀と防具一式。新しいスタートを切る、という意味も含んでのことだった。

 旅立つ、と村のみんなに伝えたときには、寂しそうな顔をしてくれたが、誰も止めはしなかった。…とてもありがたかった。引き止められていれば俺は残っていたかもしれない。

 本当に名残惜しいけど、俺も新しい一歩を踏み出したいんだ。

「ヌシには未来がある。こんな小さな村で一生を終えるような男ではない」

 村長はこう言って俺を送り出した。

 そう、俺はもっと見たかったんだ。この世界を。まだ見ぬモンスター達を。自分の力がどこまで通用するのかを。もっとずっと先を。




 ――とまあ、そんなことを回想しながら俺は街道をすすんでいる。

 目指しているのはメゼポルタ、という所だ。最近になって、そこに世界中から腕自慢のハンターが集まってきているとか。

 ポッケ村からはポポ車、アプトノス車を乗り継いで六日と、徒歩で三日。つくづくポッケ村は田舎だったんだと思った。いいところだから文句は無いけど。

 車に乗り合わせた商人にメゼポルタについての話を聞いてみると、「こいつ田舎者だ」という目を向けられた。ムッとはしたものの、いろいろと詳しく教えてくれたから、まあいいや。

 新たに発見されたモンスターの噂も聞いた。エスピナスとかいう竜や、アクラ……なんちゃらとかいうよく分からん奴もいるらしい。

 ハンターとしては、ぜひ一度ぶつかってみたいところだ。

 ……これらは先日の話。すでに車の旅は終わり、徒歩の旅となっている。

 メゼポルタへの道をがちゃがちゃと防具の音を響かせつつ、これから自分を待っている未来を想像し、ニヤニヤと笑いながら歩いている俺。

 傍から見たらかなりアブナイのかもしれないが、どうにも自分の興奮を抑えられそうに無いし、そもそも頭防具でこのニヤケ顔なんぞ見えやしない、とすでに開き直っている。

「待ってろよ、化け物ども! いまぶちのめしてやるからなぁ~!!」

 そう叫んで、俺は意気揚々と走り出す。…叫ぶ前に辺りに人がいないのを確認したのはご愛嬌。聞かれてたら恥ずかしいだろ?



 新たなる始まりの地、メゼポルタまであと二日。




 ………………

 ………

 …




 ……のはずだったんだけどなぁ。

「おい、どこだよ、ここ…」

 気づけば俺は、見渡す限りの砂漠に囲まれていた。


主人公の装備なんかは次話で明らかにする予定です。

ぶっちゃけポッケとメゼポルタの距離は適当です。
ちなみに自分はMHFプレイヤーではないので、Fの知識はほとんどありません。
MHP2Gの延長線上の物語だと考えてください。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。