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スランプです。やばいです。困りました。
内容は短い癖に稚拙で、区切りを考えた結果と言っても普段長く書いてるから納得いってない自分がいる。

そんな私は東方人形劇でお空の努力値上げを始めてたり(ぉぃ
幻想に惹かれた者達
僅かな時間の僅かな触れ合い

『はぁ………』

重い身体を動かしながら家事をこなす。何かに憑かれている感覚というのは、こんなものなのだろうか。

この数日、身体が突発的に虚脱感を憶えるという症状が身体に現れている。恐らく、私が倒れたときにはもうその波が来ていたんだろう。
そこから復活して、大事を取って多めに休んだ私はすっかり元気になっていた。はずだった。
しかし次の日辺り―――今現在、再びその症状が浮上している。夜更かしや無理な運動は一切行っていない筈なのに、気がつけば溜息が漏れる程の気だるさで一杯になっていた。

『早苗、大丈夫?』

隣で家事の手伝いを申し出た諏訪子様が此方の様子を心配そうに見つめている。
私の身体は数日前までは病人当然だったせいか、最近事あるごとに両名が私のやること成すことを手伝おうとしてくる。

お二人が煩わしい訳では決して無い。寧ろ嬉しいくらいだ。
ただ、今までそれを拒んでいた自分が、こうして結果的に助けられている。そんな状況を見て、今までの自分の行動が莫迦らしく感じただけ。
頼ってしまったらその甘さを捨てることはできない。人間とはかくも現金なものだ。

『大丈夫ですよ、このくらい』

作り笑いで誤魔化そうとする。ほんとはかなり負担が掛かっているけれど、これ以上手伝わせるのは申し訳ない。

しかし、そんな私を見てか諏訪子様は溜息を吐いた。

『早苗。無理するのは迷惑をかけまいと思ってのことかもしれないけど………やっぱり見てるこっちは心配なんだよ。
―――それとも、まだ私じゃあ早苗を支えるのは無理なの?』

神である少女の目に涙の粒が滲み上がる。それは彼女がよくやる゛嘘泣き゛なんだって分かってる筈なのに、弱ってる私はそれに動揺してしまう。

『ち、違います。あともう少しだから手伝って貰わなくても問題ないだけです。だから泣かないで下さいよ』

嘘を言っている訳ではない。事実、軽い風邪程度のものだからそこまで苦労はしていない。手馴れてる行動だから、無駄な動きもそんなにしていないだろうと思うし。

『うん、だからこそ手伝うんだよ!もうちょっとって所で気が抜けて~って可能性だってあるし』

やはり嘘泣きだった。明るくなった表情には先程までの哀しげな痕は残っておらず、分かっていたことだけに悔しい。

『―――分かりました。私はそろそろ休ませて貰いますから、後はお願い致します』

『任せてくれたまえ!』

ドン、と得意げに胸を叩くその姿は、なんだか体躯的に不相応に見えてしまう。
それでも、その姿は私にとってはとても頼もしく、この人を信仰できる喜びを新たに噛み締めた。

私は踵を返してその場から去る。出来るだけ平静に、息を止めてでも乱れを正さないと諏訪子様を心配させてしまう。噛んだ下唇に血が通わない程の僅かな時間だったが、ようやく自身の部屋付近まで辿り着けた。

『あっ――――――』

しかし、その安心感故か疲労感一杯の身体に鞭を打った故か、私は突如膝を落とし、訳の分からないままその場に倒れ込もうとした。
しかしその痛みとは裏腹に訪れたのは柔らかく暖かい何か。

『――――っと、大丈夫かい早苗』

その声が神奈子様のものだと朧気に理解するのには時間は掛からなかった。
神奈子様の顔を覗き込むと、安堵感に満ちた表情をしているのが分かる。助けられたのは偶然か、或いは―――

『はい、何とか………。もう少しで部屋かと思ったら少し安心してしまって』

『全く、だから仕事は私達に任せて早苗は寝てなってあれほど………』

呆れ混じりの説教が聞こえてくるが、それは決して厭なものではなく、逆に心配されてるんだという事実に喜びを感じる。

『はい、諏訪子様にも言われました。迷惑かけてすみません』

『迷惑とは思っちゃいないさ。
けど出来ればこんな無茶はしないで欲しい』

私は、力無くその言葉に頷く。

『はい……』

『そうと決まればっと……!』

突如、身体が意思とは反対に浮き上がりそのまま何かに支えられる様に体重を預けた。
回らない頭で何とか今、お姫様抱っこをされてるんだと理解する。

『か、神奈子様―――』

その言葉の続きは、出なかった。
だって、今の神奈子様の表情がとても嬉しそうだったから。

『何も言わないで、今は甘えなさい。
大丈夫、早苗は軽いから全然苦じゃないよ。だから―――ね?』

その言葉ひとつひとつが、まるで泣きじゃくる子供をあやす時の様な蕩ける感覚を帯びている。それは彼女は本当は蛇の神ではなく、慈愛の神ではないのかと勘繰ってしまうぐらい。

その優しさに私は色々なものを吸い取られた気分になり、ただひとつ、肯定の頷きを返すだけで精一杯だった。

それに対する言葉は聞こえず、微かに上下する動きから、ただその場から歩き出していると言うことだけ理解する。
部屋までの距離が、まるで近づくに連れて離れてるみたいに長く感じる。疲労のせいで神経が過敏になっているのか、はたまた今の状況をもっと味わいたいと思うが故の錯覚なのか。どちらにしても思考が矛盾してて、我が事ながら笑えてしまう。

『着いたよ早苗。さ、眠りなさい』

神奈子様の腕の中から、柔らかな蒲団の上へとゆっくり移行する。
起きてから時間は経っていないのに、まるで瞼は睡眠を欲せと必死に私を堕とそうとする。
しかし普段ならすぐに委ねるであろう快楽に、今だけは坑う。たった一言言うだけだ、時間も掛からない。
いや、時間云々の問題ではない。これは私自身がそうしたいからやるのだ。時間が無いならそれだけの間を提供すべく理性と戦うだけだ。何も変わらない。

『ありがとう、ございます』

そう、たったこれだけ。別に言わなくてもさしたる問題もない、当たり前の言葉。でも、お互いに理解(わか)っているからと言って疎かにして良い訳ではない。
これは、気持ちの問題なのだ。

当たり前のことの方が、やるのが難しい。当たり前―――つまりは常識。常識として存在するのならば、それがそうである限り世界はそれを当たり前にやっていかなくてはいけない。当たり前として世に伝わるには、そういった歴史がないと成立しない。
でも続けるというのは、たとえどんなに根付いたものでも容易いものではない。それよりも自身に都合がいいものが目の前にちらつけばそれを優先する。生物である以上欲求を満たそうとするのは自然なこと。喩え大多数がその常識に根付いてるとしても、必ず綻びはある。

でも、私にはそれが寂しく感じて堪らない。
ありがとう、たったこれだけの言葉を優先できない関係なんて私には窮屈すぎる。
こうやって今苦しんでいたとしても、感謝の念が伝わってるとしてもだ。

自己満足と言われればそうかもしれない。これも所詮欲求を満たしたいと思った結果だと罵られても反論は出来ない。
それでも、私はそれが正しいんだって信じている。

常識に囚われないこの世界には、私の思想に理解が及ぶ人は少ないかもしれない。いや、もしかしたら一人も存在しない可能性だってある。
でも、孤独だからといってやめる気は毛頭無い。これは私の勝手な考えだから。


―――でも、こんな私の勝手で誰かが笑ってくれるなら………こんなに嬉しいことはないと思います。


私はゆっくりと瞼を閉じる。あの一言を言えたお陰か、身体が幾分か楽になった気がする。これもある意味、病は気からの定義に当てはまるかもしれない。
意識が堕ちていく感覚が、虚脱感として全身に伝わる。抗っていた分、そのスピードは先程のを上回ったものになっていた。

そんな間もない数秒の中、額から頭にかけてのなぞられる感覚が走る。ゆったりと、味わうように流れるそれは、泣いてしまいそうな位幸せを増長させるものだった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ゆったりとした時間がどれ位経過したのだろう、フランは相変わらず私の腰を固定したまま眠っている。そして私は、それを邪魔せんと出来るだけ動かないよう勤めている。
パチュリーに頼まれてからもう二時間は経ったと仮定し、外を見ずとも紅が後光として床を染め上げている。これは明日になってしまうだろうか。
パチュリー自身が傍にいろと言ったのだから遅れてもあちらからすれば文句を言う権利は無いのだから焦りはないが、そんなことよりもフランがこの体勢で寝ていることで身体を痛めないか、ということの方が気がかりだった。
風邪とかに関しての心配もあるにはあるが、投影した毛布を掛けてあるので恐らくは大丈夫であろう。

普通行動を制限されるとなると、人間は不便さよりも窮屈さの方が強く感じるもの。しかし、その条件に一致している中でも例外はある。それが今の状況だ。窮屈にも感じなければ嫌悪感も無い。逆に自然と頬が緩んでしまうくらいだ。
―――それとも、これが父性なのだろうか。私には分からない。
ただ言えることといえば、彼女の幸せを奪うなんて莫迦な真似は、私には出来ないということだけだ。

『ん――――――』

この空間だからこそ聞こえた程度の微かな呻きが聞こえる。それに呼応するようにフランの身体も少しずつ色んな方向に動き出す。その数秒後、眠たそうな顔が此方へと向けられた。

『おはよう、フラン』

『あ―――うん、おはよう』

意識が混濁してるのか、気の抜けた返事が返ってくる。まぁあれだけ寝ていれば逆にスッキリはしないだろう。
フランが眠気眼を擦りながらその場から立ち上がると、背中に掛かっていた毛布が静かに落ちる。そのせいかフランはそれに連れて自分の身体を抱きしめて震える。

『ほら、寒いなら毛布は被っておきなさい。風邪を引いたら遊べなくなるぞ?』

『う、うん』

慌てて落ちた毛布を拾い上げ、毛虫の様にそれに包まると強張った表情が砕ける。ここまで分かりやすく喜ばれるとやっておいた甲斐がある。

『もしかして………私のせいでずっとここに居たの?』

『いや、私の勝手だよ。私がここに居たい、君を見ていたいと思ったからだから気にしなくていい』

『そう、なんだ………えへへ』

照れくさそうにするフラン。しかしこの会話に照れる要素があっただろうか。

フランはよちよちと不恰好に私の隣まで来ると、そのままベッドに腰掛ける。

『少しね、怖かったんだ』

突然の語りに、私は静聴する。

『寝て起きたんだって分かった時、さっきまでのことは夢だったのかもって思えて………少し戸惑っちゃった。
でも違った。お父様はお父様のままで、何も変わってない。そんな実感を持てただけで本当は飛び跳ねたいくらいだったの。変、かな』

自分で言った事が恥ずかしいのか、話すに連れて声は小さくなっていた。
変かもしれないと言う自覚は、他人からの視線で気付くもの。彼女の場合は変に見られたく無いが故に順序が曖昧になっている。更には臆病になっている節も見られる。変だと思われたくないから、自然と声も小さくなる。事実を突き付けられるのを恐れて。

―――だが、彼女の考えは全くの杞憂だ。
失礼かもしれないが、その程度の事を気にしてる様では私の胃は当に穴だらけだ。
寧ろ可愛らしいとは思わないか。夢を見てそれに怖がって勇気を出して問いかける。
何でもない事なのに、その問いに嬉しさを感じてしまう位だ。

『そんなことは無い。誰にだって人肌恋しさはあるものだ。君の反応は自然だよ』

―――パチュリーの言うとおり、この子は私に対して強い執着がある。何だか恐ろしいくらいに。
敬愛してくれるのは嬉しい。しかしこれから彼女は私が居なくなった場合どうするのだろう。別のところにバイトに行くとき、純粋に別行動を取るとき、ずっとついて来る訳にはいかないだろう。
仮について来るのだとしても、彼女は吸血鬼。行動は夜に制限される種族がついて来るとなれば、それはおのずと枷になる。
どうにかして彼女を説得できないと、どうにも動きにくくなる。どうにかしなければ。
『フラン、私はパチュリーの指示で香霖堂なる場所に行かないといけなくなった。遅くなるやもしれないが、大人しく待っててはくれないか?』

『うん、いいよ』

――――――む?やけにあっさりとしたな。それともただの杞憂だったのだろうか。執着があるとは言っても月並みで、少し彼女に失礼な考えを持っていたのかもしれない。

『そうか、助かるよ。じゃあ、いい子にしてるんだぞ』

恐らくはこの状況ではこう言うのだろう、と過去の記憶から抜き出す。何だか冷静に考えると恥ずかしい気分になる。

『うん!』

元気よく返事をするフランと共に部屋から出る。
廊下は少し赤みのかかった灯りが付いており、ここが本当の姿を現すのも時間の問題なんだと分かる。
靴音だけが響く廊下を歩く中、反対から影が訪れる。

『あ、シロウさんに妹様。お二人でどうなされました?』

影の正体はこあで、何かの作業をしたあとだったのか、眼鏡をかけたいた彼女の姿はまるで別人にすら感じた。

『あぁ、ちょっとパチュリーに頼まれたことで本人に会いに行くところなんだ。どこにいるか知らないか?』

『パチュリー様なら図書館に籠もってますけど………どんな入り用で?』

『香霖堂で何かしらの物資を買って来い、ないしは憶えて来いと言うな。だが買うには金がいるからな、本人も了承済みだから取りに行く所だ』

『分かりました。それなら私が立て替えておきましょうか?』

そう答えると彼女はポケットからがま口財布を取り出し、それを手渡してくる。

『いいのか?』

『えぇ。お互いに了承済みなら問題は無いでしょう。それよりここから図書館は遠いですから手間ですし』

柔らかく微笑んで手渡された手を重ねるように両手で包み込ませる。
彼女の厚意を今は受け取っておこう。

『ありがとう。今度人手が必要なら遠慮なく頼ってくれ。貸し借りではなく、気軽にで構わない』

『えぇ、頼っちゃいますね』

言葉を交わし終えると、二人は礼、フランは手を振る動作で見送った。そのすぐ近くにあった他とは違った装飾の扉を開くと、玄関へと辿り着く。

『では、行って来るよ』

『いってらっしゃーい!』

大手を振ったフランに見送られ、私は重い扉を開いた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


『あ、シロウさん。もう動けるんですか?』

門の前まで歩くと、そこには門番をしている紅美鈴が立っていた。

『何とか支障はない程度にはな』

『よかった~。倒れたって聞いたときは心配したんですよ?
でも驚きました。まさかあの魔理沙に勝負して勝ってしまうだなんて』

尊敬の念を込めた声で賛美する。この言い方だと、彼女は魔理沙に勝ったことが無いのだろうか。
いいのかそれは門番として。

『別に闘いをしていた訳では無い。彼女は逃げる為に、私はそれを阻止するべく動いていたに過ぎない。
そこにはただ、結果として目的の為にぶつかり合う道しか選べなかった脳の無い獣が二匹いただけのこと。闘いと呼べるにはあまりにも単純過ぎて、綺麗過ぎる』

『はぁ………』

言葉の意図を理解していないのか、生返事を返す美鈴。しかしそれを悠長に説明し直すには少し余裕が足りない。

『それはそうと、私はパチュリーの指示で香霖堂へと出かけるんだが』

『あ、はい。分かりました、開けますね』

重圧な音と共に鉄の柵が内側に開く。私は美鈴に一礼し、そのまま目的の場所へと歩き出した。
話が進んでないなぁ、やばい。ただでさえ長い予定なのに無駄に引き延ばしてる気がする。これも多分東方人形劇が再燃したせいだ!(ぉ

東方人形劇とはなんぞやと言う人に

ポケットモンスターの世界観を元に、ポケモンが東方キャラの人形に変更されたオリジナルのゲーム。萌えもんってのもありますから気になる人はチェック。

冷静に考えると、人形とはいえ草むらに早苗さんとかが居るって考えたらスグにでもポケモン(人形)マスターになるべく旅立ちますね。んで好きなキャラでメンバー組んで(それは今もやってる)………うん、自然ニート撲滅運動だね。

話は変わりますが、いつの間にやら小説の閲覧数が110万にもなってました。流石は人気のある東方とFateの小説、サムネクリック余裕でしたレベルの吸引力がありますね。
でも蓋を開ければ~みたいな駄筆ですいません。今回のとか特に。
私も出来る限り頑張っていきますのでご容赦を~( ´・ω・`)


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