第2訓 ネネちゃんのウサギはとっても恐いゾ
「しんのすけー。シロに餌あげなさい。」
「えー。だってシロが今ダイエット中だから」
「ずべこべ言うな」オラはシロに餌をあげに行った。
「ほーら。シロご飯だよ」いつもなら飛び付いて食べるのに、今日は小屋に入ったまま出てこなかった。ただでさえ今日はかあちゃんが、長電話でお昼の餌忘れたのに。やれやれダメな主婦だ。だからクビレなし三段腹になるんだぞ。
「シロ。ご飯いらないの?」しかしシロは食べない。風間くんに聞いたことがあるけど、ステレス(ストレス)が溜まるとご飯を食べなくなるらしいゾ。そしてオラはこの真っ赤なお月さんを見ながら、シロの心配をした。でめたしでめたし。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆深夜1時くらいに目が覚めた。
トイレに行きたくなったのだろう。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ここ桜田家には、沢山ウサギのぬいぐるみがある。
大きさ、色はそれぞれ違いはあるが、デザインはすべて一緒である。鬱憤を晴らすため、常に一つは装備している。特に一番のお気に入りは、ピンク色のウサギであった。この夜そのウサギの今日に泣かされるとは。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆トイレから出たネネはリビングから可笑しな音がするのがわかった。ドス ドス ドス ネネは母親のもえ子がウサギのぬいぐるみを殴っていると思った。いつももえ子はストレスが溜まると夜にウサギを殴ってた。やさしくて綺麗なお母さんがもえ子のネネに対するプライドで、ネネの前ではぬいぐるみを殴らず笑顔を絶やさなかった。しかし彼女の苦労もむなしくネネは彼女のことを
「普段はやさしいが怒ると恐いお母さん」と言うイメージが根付いてしまった。よくあることだと思い、気にすることもなく部屋に戻ると、ネネはあることに気付いた。ネネお気に入りのウサギのぬいぐるみがなくなっていた。部屋の中を探していると、2階からもえ子が降りてきたと思った。
「どうしたの?ネネちゃん?」
「ウサギちゃんがいないの。ピンク色の」
「あら。そのウサギちゃんなら目の前にいるじゃない。」
「え」ネネは一瞬氷ついた。自分に問い掛けていたのはあのピンクのウサギだったのだから。そしてそのまま気を失った。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ネネちゃんは今日休みみたいだゾ」珍しく遅刻して来なかったしんのすけが言った。
「おかげでリアルおままごとしなくてよかったね」マサオ君はそう言ったが、僕はネネちゃんの今日の休みと、例の事件が繋がってる予感がした。ボーちゃんは静かに寝ていて、ネネちゃんは休み、しんのすけとマサオ君は
「ん」がついても終わらないしりとりをして、僕は何か考えている。今までにないフォーメンションだった。幼稚園に着いたら、いつもの用に遊び。いつもの用に家に帰り、いつもの用に英語塾に言った。ネネちゃんが幼稚園に来たのはそれから三日後だった。
「ネネちゃんおはよう。」僕はいつものように挨拶したが、小さな声で、おはようと言った後、座席に座った。
「ネネちゃん。風邪大丈夫?」
「ネネちゃん。熱何度まで上がったの?」
「ネネちゃん。おかゆもしつこいお味だった?」ネネちゃんは風邪引いた時限定の質問攻めにあってたが、答えは一言で済ました。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ネネちゃん。何か困ってることない?」
「そうだゾ。オラ達に出来ることなら何でも・・・・・・・」「いいわよ。どうせ誰も信用してくれないのよ。」
「そんなことないよ。ねぇマサオくん?」
「え!何で僕!?」
「とっとと決めろ。このおにぎり」
「信じるよー」そしてとうとうネネちゃんは口を開いた。
「実は・・・・・家のウサギのぬいぐるみが喋ったの。」そして話の一部始終を話した。「前もなかった?そんなこと」
「わかったゾ。イーグルヘッドの作った操りマシーンで操られてるんだゾ」
「しんのすけ。ネネちゃんは真剣なんだからお前も真剣にしろよな。」
「ほーい」ホントに分かってんだか分からない返事をしんのすけはした。
「以前にもこんなことがあったの」その時は捨てに行ったが、無駄なこと。その日の夜中にそのウサギの夢を見て唸されて起きたら、ウサギと一緒に寝ていたと言うことはたびたびあった。
「じゃあオラ達春日部防衛隊でそのウサギを調べるぞ。」 |