第九訓 鍋は皆で食べるもの。
「野原しんのすけコロス。野原しんのすけコロス。」暗黒のカスカベ。そこでは何か不気味なうめき声がしていた。
トオルは昨日見た夢の続きを見た。
急にテレビをつけた時のように一瞬光った。
そこでは、怪我した自分を頑張って運ぶしんのすけの姿があった。トオルが起きたことに気付くと、おっと驚き、今まで見たことのない顔で微笑んでくれた。
はっとトオルは目を覚ました。
目を開けるとアクション仮面と頭の冴えるあいちゃんが、岩の前に立っていた。
「どうしたんですか?」トオルが聞くとアクション仮面が嬉しそうに報告してきた。
「トオルくんやったぞ。秘密の入り口が見つかったぞ」嬉しそうなアクション仮面と裏腹に覚めた感じのあいは、暗い顔していた。秘密の入り口は見つかったものの入り方がわからないらしい。
「トオルはどう思います?」
「僕は鍵かなにかがいると思うな」トオルはその秘密の入り口と言われるものを見てみた。
なんだこれ?秘密の入り口と言われるものは古く錆びた鉄のドアだった。チャラチャラした付属品もなく、ドアノブが唯一付いてあるだけだった。
「どこでこれを?」アクション仮面にトオルは聞いてみた。
「私が魔界文字を百年岩にあったことを見抜いた。」
「合言葉だゾ!」
「合言葉?」後ろにはしんのすけがいた。
「なぜ合言葉なんだ?しんのすけくん!」
「先週のアクション仮面で=回想=========
博士の部屋の扉を開けようとするアクション仮面。しかし中々開かないようだ。『アクション仮面。合言葉よ』アクション仮面の相方であるミミコが言う。
『で合言葉ってなんだ?ミミコくん?』『小林幸子よアクション仮面』アクション仮面はうなずき『小林幸子』すると扉が開いた。
って言う訳だゾ」
アクション仮面はそんなこともあったなとうなずいた。
「そんな話もあったね」とマサオ。
「ヒラケゴマ」とネネ。
「お・ー・ぷん」とボーちゃん。
「宅配便ですぅ〜」とぶりりぶざいもん。
どうやらしんのすけが叫んだためみんな起きてしまった。
「アクションキック」
「しん様LOVE」
「上地くんかっこいい。」
「巨乳のおねいさん」
「私が見えんのかこのポンコツ扉」
みんな自分が言いたいことをいい始めたが扉が開く気配はない。
「皆よく考えて言おうよ」この混乱を止めたのはトオルだった。
トオルとチータ以外は皆叫んでたし、チータは昨日よっぽど疲れたのかまだ寝ていた。止められるのはトオルだけだった。
「けどもえPLOVEじゃ開かないゾ。」
しんのすけが耳下で言ったのに対してトオルは睨んだ。
「流行語とかはどう?」
「だっちゅうのっとか?」
「どんだけ古いんだよ!」
ゴゴゴゴゴゴ
「ん」全員が振り向いた先には扉が開いていた。
「だっちゅうのが合言葉なの」トオルはアクション仮面に聞いた。
「いやちがう。恐らく君が言ったどんだけっと言うセリフだろう。」
「そんなことどうでもいいから早くいこうぜ。」いつの間にか起きたチータが洞窟に入っていった。
トオルはヤレヤレっと思いながら洞窟に入っていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆「いやぁ〜。すみませんね。こんなところに止めてもらって、オマケに酒まで。」四本目のワインを開いた銀時が言った。
「てめぇ。万業屋。おま。飲み過ぎだ。こら」土方は長谷川に言った。
「あんたも飲み過ぎだ。」
ここは長谷川を泊めてくれると言ってくれた青年が連れてきたアパート『またずれ荘』である。
テーブルを銀時、土方、長谷川にアパートの住人と思われる太った色黒でたらこ唇の青年に、長谷川をここまで連れてきた青年が鍋を360℃取り囲んだ形で座っている。
太った色黒な青年は四朗と言う名で大学一年生にして21歳。つまり三年浪人した訳である。もう一人の青年は正樹と言う名で、生真面目そうなメガネを掛けた青年だった。
その時、
ドーン
玄関が物凄い音をたてて開いた。そこには、緑色の巨大なゴキブリのような生物がいた。
「俺に任せろ。」
土方は勢いよく立ち上がり腰に着けてある真剣を、全く離れた方向にあるテレビを一刀両断した。
「何やってんだよ。トッシー。ヘキサゴン見れなくなっちまったじゃねぇかー」
目の前にいる生物は銀時にとっては眼中にあるようだ。
『きえぇぇぇ』
生物は銀時に鋭い己の爪を向けた。
「あん。めんどくせい」
銀時はヒョイと避けると、モンスターを木刀で殴ったつもりだが銀時の木刀は長谷川の頭をたたきわる勢いで殴った。
「てめぇ。マダオさんが痛そうだろうが。謝れ。」
「お前こそお前のせいでヘキサゴンの視聴率が下がったじゃねぇかー。羞恥心に謝れ」
『きえぇぇぇ』
『うっせー』
土方と銀時はモンスターの頭を自分の刀で叩き切った。
「早く殺せよ」四朗は二人に聞こえる声で言ったが二人には聞こえていないようだ。
「大体、ジャンプ読まないでマガジン読んでる奴のきがしれん。」
「いや。ジャンプよりマガジンのほうが面白い。」
もちろん、長谷川は伸びている。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆しんのすけ達は洞窟の中があるおぞましき光景を見た。
「ここから先は来ちゃいけない。」
アクション仮面が止めたためしんのすけ以外はそれを見なかったのだが。
「なにぃ。こ・これ?」
さすがのしんのすけは怯えていたようだ。
「やはりされていたか、15骸骨の呪い。」
「なにそれ?」
「魔法会で封印が使われるときランダムで殺害された人間の死体を共に封印するという風習があるんだ。」
しんのすけの足元には踏み場もないほど骨が敷き詰められていた。
そして、若干不安定にたっているテーブルの上には頭蓋骨を串刺しにした刀があった。
しんのすけは頭蓋骨から刀を取ってみた。
刀はしんのすけの身長の2倍ほどあった。
「うわぁ」
後ろで悲鳴が聞こえた。
「チータ」チータが2日前現れた雷雲に乗ったモンスターの横たわっていた。
「貴様。その子に何をした?」
「我が名はイラクラ。ICCO親衛隊伍番隊隊長だ。この子には寝てもらっているだけだ。」
「おのれ。アクションビーム。」
アクション仮面はイラクラに対してアクションビームを放ったが、イラクラは笑いながらアクションビームを吸収した。
「俺の狙いは野原しんのすけだ。どけ。」
イラクラはアクションをぶっ飛ばししんのすけに自分の鉈を突き刺そうした。
反射神経なのか?しんのすけは又切りソードを抜いた。
その瞬間しんのすけの体は金色に輝いた。 |