表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もう勘弁してくれ

作者: 恩自衛民

「もう勘弁してくれ!」

そんな叫びが出るのは必然であった。

話は二時間前に遡る。 

 この俺 生牡蠣 ぼーえーだいじん は通勤中、電車内で脱糞してしまった。

 それまでなら良くある平日の朝の風景と言えるところであろう。

しかし、問題はこの後に起こった……

 生牡蠣意外誰も脱糞しなかったのだ。

これは異常なことである。

黒幕と思われるのはあのたらこ唇一人である。 

 たらこ唇はこちらを見ながらこういった、

「クソ漏らし」

 その瞬間またクソが漏れた。

 俺はたらこ唇に苛立っていた。

1発殴ってやろうと思った俺はそいつに向けて大きく踏み出した。

 ーー下痢便が飛び跳ね、服についた女子高生は顔をしかめた。


 空気が茶色くなっているように錯覚するほど悪臭が漂う車内で、俺とタラコ唇は向かい合った。

タラコ唇は言った。

「寄るな」

 そして、我らがヒーロー「ヤリチンマン」の異名を持つ矢野さとるが現れ、そのたらこ唇に濃厚な口づけをしたのだ。

 それはもはや芸術としか形容しがたいものだった。たらこ唇はビクンビクンと痙攣し死んでしまった。

 そのあと私は矢野さとるに抱かれて幸せなキスをした。そして生まれた1つの命が…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ