健です
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第6話 ドキドキ・・・?
第6話 ドキドキ……? P.3
健斗は部屋に戻って着替えて、欠伸をしながら階段を降りて、先に外に出た
その瞬間、とんでもなく暑く感じた
やっぱりかなり暑い……耳を澄ますと、すでに蝉の声が聞こえる
本当にもう夏なんだなぁ〜……
健斗は庭の縁側に置いてあるチャリを運ぼうとする
するとゴンタが健斗が来たことに気がついて、ゆっくりと健斗に近づいてきた
「ゴンタも行くか?」
するとゴンタが首をかしげるように、吠えてきた
「チヨバァんとこ。あそこで涼みに行くんだけど」
するとゴンタはくぅ〜ん……っと甘えた声で、ゆっくりと日陰のところで伏せて目を閉じた
「……何だよ……行かないか」
健斗は苦笑しながらチャリを塀の外まで運んだ
麗奈が着替えるのを待ちながら、健斗は暑さに耐えていた
早くチヨバァんとこ行って涼みに行きたいなぁ〜
でも……チヨバァんとこに行くのは、もう一つ目的というか……もしかしたらラッキーかもしれないという考えがあった
だから楽しみだった
今日、いんのかな〜?
そんなことを考えながら麗奈を待っていると、麗奈が家の戸を開けて家から出てきた
健斗に近づいてきて、可愛らしい笑顔を送る
「お待たせ♪」
「……………」
健斗は麗奈に見とれるようにちょっと驚いて麗奈を見つめていた
麗奈は太陽の光を反射して輝くような白いワンピースを着て、頭に麦藁帽子をかぶっていた
何だか……めちゃくちゃ可愛いかった
「……何?」
「べ……別にっ」
健斗は恥ずかしそうに顔を剃らすと、麗奈はニヤつきながら健斗の肩を掴んで言ってきた
「もしかして〜……私のワンピ姿に見とれた?」
「別に……見とれてねぇし……早く乗れよ」
と健斗が頬を赤く染めながら言うと、麗奈はむっとした感じで言ってきた
「む〜……これ、可愛くない?」
と突然聞いてきて、健斗は戸惑ってしまった
「何だよ。急に……」
「……別にぃ……」
と言ってふてくされるように言ってくる麗奈にまた違和感を感じた
健斗は麗奈を後ろに乗せて、麗奈を見る
そしてまた前を向き、ちょっと頬を赤くして照れながら呟くように言った
「……か……可愛いよ」
「え?」
健斗はそれ以上何も言わなかった。恥ずかしくって、何で自分でも言っちゃったのか分かんなかったけど……ふてくされた麗奈を見て、つい言ってしまった
すると麗奈は嬉しそうに頬を赤く染めて、健斗の肩を掴みながら言った
「……本当に?」
「う、うるさい……2度も言わせんな」
すると麗奈は健斗の背中に手を当てて、ギュッと手を握りしめた
頬を赤くして、本当に嬉しそうだった
そんな麗奈を見て、健斗は自転車をこぎながらやっぱり違和感をわいた
何か……急に女の子らしくなったっていうか……
何だろ……
こんな麗奈もスゲー可愛いからいいんだけど……何だか変な感じ
いきなり寝顔を見られることに気にしはじめて、クリームとってやったら逃げちゃって……可愛いかどうか聞いてきて……可愛いって言ったらすごく嬉しそうにしてて……
…………
「な、なぁ」
「ん?」
健斗はちょっと顔を赤くしながら戸惑って聞いた
「お前さ、最近何か、変じゃね?」
「え?」
麗奈はキョトンとしながら健斗を見た
健斗はそんな麗奈を見て、深くため息をついた
「……何でもない」
やっぱり気のせいかな?あんましこういう反応は変わってないし……
ただの気のせいだと思う
何だかんだで、麗奈も年頃の女の子なんだし……
………
「風が気持ちいい〜♪すっかり夏だね〜?」
麗奈も辺りに響く蝉の声を聞きながらそう言ってきた
「そーだな」
「ねっ、今度さ海行こうよ海っ」
「ん〜……今度な今度」
「今度っていつ〜?」
「う〜ん……暇な日かな」
「明日行こうよ明日っ!!」
健斗はそれを聞いてクスッと笑った
「明日は早ぇーだろ。8月くらいに行こうぜ」
「え〜?8月〜?」
すると麗奈がふてくされるように頬を膨らませて言ってきた
「それじゃ遅くな〜い?」
「バーカ。遅くねぇよ」
そんな他愛のない会話を交わしながら、健斗たちはチヨバァの店に向かっていた
するとチャリで進んでいくと、目の前に一件の店が見えてきた
健斗はそれを見ると笑いながら麗奈に言った
「あれがチヨバァの店だよ」
「結構広いね〜」
「まぁ〜な……」
チヨバァの経営するこの食店は古くからあるいお店だった
この食店はチヨバァが自らかき氷や他にも焼きそばやフランクフルトとか、軽い軽食を出してくれる
麗奈の言うとおり、結構広いこのガレージの店
小さな丘の上に建てられていて、ガレージに幾つか席を設置されてる
そこで食べるのがいい
そこから見える、この田舎街の風景が素晴らしいものだった
健斗が小さな丘を上りながら、麗奈が驚くように言ってきた
「こんなとこにこんないい場所があったんだ〜♪」
丘を上りながら、健斗にそう言ってくる麗奈に健斗は笑っていた
丘を上りきって健斗はチャリを止めて、ゆっくりとガレージのところへと歩いていく
「TIYO」という色とりどりに光る蛍光灯で出来た看板が健斗は子供のころから好きだった
すると、机や椅子などをふいている一人のおばあちゃんが健斗を見ると、笑いながら近づいてきた
「うっすチヨバァ」
健斗も笑いながら言うと、チヨバァは相変わらずの元気良さで言ってくる
「な〜に、お前また来たんか〜」
とにっこりと笑いながら言ってくる
「またでもねぇよ。この前団子ありがとう」
「いい、いい。どうせもらいもんだから」
するとチヨバァは後ろにいる麗奈にゆっくりと微笑みかけた
「こんにちわ」
すると麗奈もいつもの調子で元気良くあいさつしてきた
「こんにちわ〜♪私、大森麗奈ですっ!!」
「元気で可愛い子だね〜。あんたの彼女?」
そんなことを言ってきたチヨバァに健斗は少し頬を赤くして言った
「チゲーよ。こいつが居候の子。前も話したじゃん」
「あ〜……この子がねぇ。よろしく麗奈ちゃん。あたしゃ、天土千代って言うんじゃよ?」
「チヨさん?」
「あ〜あ〜、チヨバァでええ。みんなそう呼んどるから」
するとチヨバァは健斗を見て言ってきた
「そういや〜、健坊。ヒロ坊も来とるよ」
「その呼び方止めろって……ヒロも来てんだ」
そう言いながら、健斗はゆっくりとガレージの方を見ると、そこにはヒロと佐藤が笑いながら何やら話をしていた
あの二人も来てたんだ……
「あんたはまた……が目的かい?」
健斗はそれを聞いて、顔を赤くして戸惑いながら言った
「ち、チゲーよっ!!ただ涼みに来ただけだっつ〜のっ!!」
「遊んでばかりいないで、ちゃんと勉強しろ」
「……うるせぇっ!!」
「年寄りに向かってうるせぇっとはなんじゃ!?それより健坊……この前あの子を泣かしたのあんたかい?」
「えっ!?お……俺じゃねぇよっ!!」
一瞬それを聞いて少し悲しい気持ちになったけど、自分じゃないって言ってしまった……半分は自分のせいかも……
それにしても相変わらずのチヨバァの元気よさ
現代の高校生と口を張り合うほどの元気よさ。元気がいいのはいいんだけど……
元気よすぎるんだよ
そのへんは麗奈と似てるなぁ〜……
「お〜、俺かき氷……ブルーハワイね」
「はいはい。麗奈ちゃんはどうする?」
チヨバァはにっこりと笑いながら麗奈に聞いた
麗奈も微笑みながら答えた
「じゃあ、私も同じやつで」
「はいよ〜」
チヨバァは笑いながら店の奥へと進んでいった
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