第6話 ドキドキ・・・?
第6話 ドキドキ……? P.2
「はい」
「あれ?」
健斗は麗奈からアイスティーを受け取ると、すごく意外そうな表情を浮かべた
「うち紅茶なんてあったっけ?」
「うん。ほら、竜平さんにもらったやつ。ちょうどあと2個残ってた」
「あ……ああ〜……あれか」
健斗はベッドに溢さないように、麗奈の部屋の床に座って、シュークリームとアイスティーを飲んでいた
……この味わい……確かに店長特製のオリジナルティーだ
すごくおいしかった
「……そういえばお腹大丈夫なの?」
麗奈もアイスティーを飲みながら聞くと、健斗は笑いながら答えた
「ん〜……まぁそこそこ。つーかもう全然痛くないよ」
「そっか。よかった♪」
と言って安心する麗奈を見て、ちょっと照れ臭くなる
「ヒロくんは大丈夫かな?」
「歯は折れてないらしいじゃん?口の中切っただけだろ?」
「そう言ってたっけ?」
「言ってたじゃんかよ。そんな簡単に歯なんか折れねぇよ」
と言って、健斗は優雅な気分でアイスティーを飲む
「……う〜ん、何だか優雅ですなぁ」
と麗奈がふざけた感じで健斗にそう言ってきた
健斗はそれを聞いて軽く笑ってしまった
「俺も思った。3時にアイスティーにシュークリーム……シュークリームが優雅なのかは知らないけど」
「でも何かゆったりしてていいよね〜」
確かに扇風機に当たりながら、こんな風に冷たいアイスティーを飲むのはすごくゆったりとしててよかった……
よかったけど……
健斗たちはシュークリームを食べ終わったあと、残ったアイスティーを飲みながら……
「やっぱりあぢぃ……」
そう、それでもやっぱり暑かった
健斗は麗奈の部屋に置いてあった団扇を勝手に使って自分にあおいでいた
何せ、もう7月に入っているわけで、もうすっかり夏本番な暑さだ。もう少しで梅雨明けだし……
これからもっと暑くなっていくだろう
滴る汗を拭いながら健斗は深くため息をついた
「暑いよね〜……東京ではエアコン効いた喫茶店とか、コンビニとかで暑さ回避してたんだけどなぁ〜」
と麗奈も扇風機に当たりながらそう言ってきた
「東京はそういうのいっぱいありそーだもんな?ここはコンビニも喫茶店も、駅前にしかありませ〜ん」
と健斗がため息をつきながらそういうと、麗奈もため息をついた
「健斗くん、いつもはどうやって暑さ対策してるの?」
「うーん……下でエアコンつけてグーダラしてる」
「……それじゃ電気代バカになんないよ。それに地球温暖化反対っ!!」
「母さんと同じこと言うなよ」
「他には?」
「他には〜……チヨバァんとこかな〜」
健斗がそう言うと、麗奈は不思議そうな表情を浮かべた
「チヨバァ?」
「そっか。お前チヨバァ知らなかったっけ?こっから5分くらい行けば、チヨバァの店があんだ。そこでかき氷とか色々あってさ、そこで涼んだりするんだけど」
すると麗奈はへぇ〜っと関心するかのように言ってきた
健斗はそんな麗奈を見て、笑いながら言った
「よしっ!!じゃあ、チヨバァんとこに涼みに行くか?」
「これから?」
「まだ3時ちょっと過ぎだろ?お前行かないんなら、俺一人で行くけど」
「う〜ん……」
麗奈は何に悩んでるのか?健斗には分からなくって、不思議そうに麗奈を見た
悩んでる……というよりもちょっぴり恥ずかしそうにして、さらに嬉しそうだった
「……麗奈」
「え?……あ、うん。行く。行こうよ」
麗奈がふと我に返ったかのように、健斗に微笑みながらそう言ってきた
麗奈に抱く不思議な違和感に、健斗は戸惑いつつも、あまり気にすることはなかった
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