あ〜……この第5話……
かなり、ながぁいですね?
どうもすみません……
でも、小説の構成上そうしようと思っていたので、ご了解ください
また、グッラブ!1巻目の評価をお願いします
またこの小説の評価感想もよろしくお願いします
第5話 挑戦、変わる勇気
第5話 挑戦、変わる勇気 P.16
4人にはまだ、本当のことは話したくなかった
だから、松本絢斗から部活の勧誘をされたという話を通していた
その捏造した事実には一番納得してきたのは早川で、他の3人に説明すると、他の3人は納得してくれた
そして授業は終わり、健斗はゆっくりと立ち上がった
それを、麗奈が不思議に思って訊いてきた
「健斗くん?どこいくの〜?」
麗奈にそう訊かれても、健斗は振り返りもせず、黙って教室を出ていった
その様子を、麗奈は見つめていた……
もちろん健斗が向かった場所は屋上だった
柵に身体を寄りかかせて、深くため息をついた
こっから見える田舎の風景を眺めていた
やってしまった……あまりの怒りにとんでもないことになってしまった……
あの松本絢斗とサッカーで勝負することになるなんて、そんな事態になるとは思ってなかった
松本絢斗に負けたくなかったから……つい口走ってしまったあの想い……健斗は深くため息をついた
どうしていつも後先考えないかな〜……
一応……松本絢斗との勝負は麗奈を巡っているんだよな……麗奈に話した方がいいのだろうか?
けど、麗奈には話せないよ……あの松本絢斗が健斗に言ってきたこと……麗奈に酷いこと言いやがって
健斗はあの松本絢斗の顔を思い浮かべ、腹ただしくなり、唇を噛み締めるようにしていた
と、するとだった
突然屋上の扉が開くような音がして、健斗は後ろを振り向いた
すると、そこには麗奈が微笑みながら健斗を見ていた
「麗奈……」
健斗は困ったような表情を浮かべていた
そんな健斗を気にせずに、麗奈はゆっくりと近づいてきた
「け〜んとくんっ!!お弁当いっしょに食べよっ!?」
相変わらずの元気良さに健斗は何だか安心してふと微笑んだ
麗奈はそんな健斗を見ると少し黙って、お弁当を床に置いて健斗と同じように景色を眺めた
「ふぁ〜……こうして見るとやっぱり田舎だね〜」
「今更かよ」
健斗が笑いながら言うと、麗奈は照れるように笑った
そして、しばらく二人は黙り込んでいた。健斗自身、何を話せばいいのか分からずにいた
何て言えばいいのか……何を話せばいいのか……
健斗はドギマギしながら麗奈をチラッと見た。
健斗は深くため息をつくと、ゆっくりと麗奈から離れた
「弁当、食おうぜ」
健斗がそう誘うと、麗奈はゆっくりと頷いて、健斗の元に駆け寄った
二人は柵に寄りかかるように座ると、ゆっくりとお弁当箱を開けた
今日もこれは麗奈の手作り弁当だった
今日も美味そうだ
「いただきま〜すっ」
健斗がそう言い、卵焼きを一口……
………
「美味いっ!!」
本当に美味いっ!!
この卵焼きは最高だった……しかも今回は塩味だし……
「エヘヘ♪健斗くん塩味の方が好きって言ってたから」
と言って照れながら笑う麗奈が何だか可愛いくって、健斗は少し見とれてしまった
松本絢斗が麗奈を奪おうとする気持ちが分からなくもなかった……だけど……
………
「……健斗くん」
「……ん?」
麗奈はゆっくりと健斗に微笑んできた
「さっきの話、嘘でしょ?」
「え?」
麗奈ははぁっとため息をつくと呆れ返るように言ってきた
「健斗くんって嘘下手だよね〜?」
「な、何がだよ」
健斗が訊くと、麗奈はゆっくりと顔をあげて、健斗に笑いかけた
「サッカー部に勧誘されたなんて、嘘でしょ?」
「えっ……」
健斗はちょっと意外に驚いてしまった。さっき、ちゃんと納得してたから、まさか嘘だって気づくことはないと思っていた
「……話してよ。本当は何を話してたの?」
健斗はちょっと戸惑っていた。それは言っていいことなのか、わからなかったから……
すると麗奈はまたゆっくりと笑って空を見上げて、優しい雰囲気で言ってきた
「だってさ、私と健斗くんって、家族でしょ?家族なんだから、相談してもいいって……健斗くんが言ったんだよ?」
健斗はそれを聞いてふと麗奈を見た
麗奈は頬をピンク色に染めて穏やかな表情を浮かべていた
その表情が何だか心地よくって、健斗はゆっくりと笑ってしまった
「……松本絢斗に……告られたんだろ?お前」
健斗がそう言うと、麗奈はふと顔を強ばらせて、頬を赤く染めた
「……うん」
「……この前さ、俺……松本絢斗と喧嘩したんだ」
健斗がそう言うと、麗奈は驚きを隠せないのか、健斗を見てきた
「本当に?」
「……うん……それで……」
するとだった
突然また扉が開き、健斗と麗奈は前を向いた
するとそこには、ヒロと佐藤がお弁当を持って、そこに立っていた
健斗と麗奈を見ると二人は口を開けていた
「あ〜?こんなとこでイチャついてたのかぁ〜」
と佐藤がニヤニヤしながらそう言ってきたから、健斗は顔を赤くして言った
「べっ……別にイチャついてねぇよ」
「け……健斗と麗奈ちゃん……二人とも……やっぱりそう言う関係だったのか……そんな……嘘だ……」
と、ヒロが口をパクパクさせて、驚きと絶望の表情を浮かべていた
健斗は呆れ返るように深くため息をついたあと、ゆっくりと二人を見た
「早川は?」
健斗が訊くと、佐藤がちょっと顔をしかめてため息をつくように言ってきた
「あの子、松本さんと話に言っちゃった」
「で、二人で食うのがめちゃくちゃ拒否したのが俺で、二人を捜してた」
「そりゃあたしの台詞っ!!何でこのあたしがあんたみたいなエロメガネと食べないと行けないのよ……」
「んだと〜!?こっちの台詞こそだ、この筋肉ゴリラァッ!!」
「はぁ〜!?あんたこそインテリオープンスケベメガネェッ!!」
二人が言い争っているのを、麗奈は可笑しそうにクスクスと笑っていた
健斗もそんな麗奈を見るとふと可笑しくなって、声を上げて笑ってしまった
何だかさっきまでモヤモヤした気持ちがなくなってきた
「じゃあ〜、みんなで食べようよ?ここ気持ちいいんだよ?」
と麗奈が笑いながら言うと、ヒロは麗奈を見て感激そうに言ってきた
「さっすが麗奈ちゃんっ!!優しいなぁっ!!」
と言って、健斗たちの元に飛び込むような形で座った
佐藤はそんなヒロを見ると呆れ返るようにため息をついた
佐藤もゆっくりと近づいて、健斗たちを合わせて四角形になるように座ると、突然ニヤニヤしてきた
「でも、あたしたち邪魔だったかな?」
佐藤がそう言うと、健斗は顔を赤くして怒鳴るように言った
「バッ……バカッ!!別にこいつとは何もねぇって」
健斗がそう言うと、佐藤はクスクスと笑った
「まぁ、あたしたちも山中くんのことが気になって来たんだけどね」
と佐藤が言うと、健斗はふと表情を緩めて不思議そうな表情を浮かべた
「山中くん、松本さんに呼ばれてからちょっと様子が変だったから。やっぱり何かあったのかなぁ〜って」
佐藤にそう言われて、健斗は口を閉ざしながら驚くように二人を見た
ちゃんと、心の内を読まれていたことに対して驚いてしまう
するとヒロが呆れ返るように言ってきた
「お前と何年付き合ってると思ってんだよ。お前の考えてることなんて、お見通しだっつ〜の」
と言いながら、ヒロは健斗の頭をグリグリしてきた
そして健斗を見て可笑しそうに笑った
「早く話せよっ」
「……ヒロ……」
ヒロの笑顔が嬉しくって健斗は下をうつ向いて笑った
ヒロだけじゃない。佐藤や麗奈の優しい笑顔も嬉しかった……
昨日、麗奈に自分で言ったことが、逆に気づかされているということに、健斗は気づいた
だからそれが嬉しくって、健斗は笑っていた
けど……抵抗はあった
麗奈をチラッと見ると、健斗の視線を感じてゆっくりと微笑んだ
「別に大丈夫だよ?私は……」
「……うん……」
麗奈があの松本絢斗に告白されたということを、あまりみんなに話したくないんじゃないかって思っていた
だから話しづらかったけど……健斗はため息をついてゆっくりと話そうと決意した
少々抵抗はあった
けど3人を信じて、健斗は今までのことを、全て3人に話してみた
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