9・練習試合・後半
今の状況は、まぁ前回を見ていただければ分かると思う、水谷でした。
「水谷。練習通りに投げれば、大丈夫だ。」
狼の激励で、調子がちょっと上がったかも…
最初のバッターは8番かぁ〜。
アウトコース低めのサイン出してきやがった!低め苦手なのに。とにかく投げる。
バン
「ストライク!」
140出た〜。練習しといてよかったぁ〜。
次は、インコース高めにフォークかぁ。
フォークはまだ微妙なんだけどなぁ…。
カキーン
打たれた。
「ファールボール。」
ふぅ〜。ファールだ。やっぱ、まだフォークは駄目だな。
次は、ストレートかぁ。
バン
「ストライク。バッターアウト。」
「よっしゃ!」
やっぱ気持ちいいな。
気分も上がって来たし、頑張るか。
「ゲームセット。」
終わった〜。チームは負けたけど、俺は失点なしで四つ三振取ったぜ。
「ありがとうごさいました!」
「水谷。なかなかよかったぞ!今日は。この調子で頑張れ!」
「はい!」
やった!監督に褒めれた。
「淡田〜。どうだった?」
「よかったぜ!っていうか、俺試合出てねぇし!何がどうだった?だよ!」
そういえば、淡田は出てなかったんだった。
忘れてた。
「まぁ、次は出れるよ。きっと。」
「そうだな!」
狼は4打数4安打だった。
何やっても凄いな。狼は。
それ比べて淡田は。
「はぁ。」
「なんだよ。その人を哀れむような目は!」
淡田と狼を比べちゃ駄目か。 |