6.学校生活?
キーンコーンカーンコーン
「ねみぃー。」
「この頃眠そうだけど、何かあるの?」
「あぁ。こないだから、野球やりはじめた。」
「へぇ〜。そうなんだ。頑張ってね。」
笑顔でいるこの少女は俺のお隣さんだ。名前は伊井 沙代だ。
「あぁ。一応頑張る。じゃあ、眠いから寝る。」
「うん。おやすみ〜。」
「…う。涼!」
顔を上げると、淡田がいた。
「何だよ。」
「部活行くぞ。」
「もう、そんな時間か〜。まだ、寝てたかったなぁ〜。」
「しょうがないだろ。まぁ、頑張ろうぜ!」
「そうだな。」
「あれっ!狼は?」
「伊井としゃべってるぞ。悔しいよなぁ。あいつに彼女がいるのに、俺にはなぜ、彼女がいないんだ?」
狼と沙代は付き合っている。まぁ、お似合いカップルだ。
淡田に彼女がいないのは言うまでもない。
「邪魔しちゃ悪いから、先に行くぞ!」
「俺は邪魔したいな。」
おいおい、いくら彼女がいないからって、人の邪魔は駄目だろ。
「人の邪魔する暇があったら、練習して野球うまくなれよ。そしたら、モテるよ。きっと。」
無理だな。淡田が野球うまくなるなんて。
百歩譲って、うまくなっても、モテないな。この性格じゃぁ。
「そうだな。俺。練習頑張って、うまくなるよ!」
やっぱ、こいつバカだ。
「よし!気合入れてやるよ。」
パーン
「痛!強く叩き過だよ!」
「少し、力入れ過ぎた。ごめん。ごめん。」
ほんと、いてーよ。まだ、ヒリヒリするよ。
「お前ら、何やってんだ?もう、行かないと時間ないぞ。」
いつの間にか、狼が教室のドアの前にいた。
「ヤベェー!涼!時間見ろよ!」
時計を見ると4時だった。
「早く、行くぞ!」
「分かった。」
そう言って、三人で走り出した。 |