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メビウス ループ
作:優楽



50 控え2


 男子の2本目のゲームが始まった。美紀達が先生に呼ばれ何やら話している。
「先輩やりましたね。」
「でも疲れた。」
「次はどうします?」
「そうね…。次の交代は私と真下にして…。」
「ダメです。深谷先輩は速攻と合わせて8点取ってますから休まないでください。」
「次も私達が交代でいいですよ。」
「そう…。次はスローペースにする?それともまた…。」
「私は速攻主体がいいです。」
「私も同じです。」
「わかった。真下。」
「はい。」
「ちょっとポジションとマーク変えようか?」
「は、はい。亜希さんか…。」
「嫌?」
「真下はいつも亜希先輩とマッチアップしてるから嫌なんでしょ。」
「少しね。」
「頑張って。松本は?」
「あれ?」
「隅でバテてます。」
「松本〜。」
「はっ、はい。」
 松本が立ち上がって近付いてくる。
「次は私が逆に入って、スクリーンかけて、ディフェンスをスイッチさせるから、1対1頑張って。」
「はい。」
「あとリバウンドよく頑張った。」
「有難うございます。」
 疲れた顔してた松本に笑顔が出た。
「美穂。」
「はい。」
「フリーの人見逃さないで、どんどんパス出してね。」
「わかりました。」
「あと、私のプレーで気になった事ある?」
「なんかカッコイイです。」
「何それ?」
「キャプテンシーというか男前です。」
「褒め言葉?」
「はい。惚れちゃいます。」
「ありがと。」
 笑いそうになったが、レギュラーが見てると思い笑えなかった。
「それじゃ、少し休んでて。」
「はい。」
 1本目は20対14で終始リード出来た。先生がレギュラーに何か指示してる…、次は何かやってくるかもしれない。レギュラーは美紀が10点で亜希が4点だ。結局美紀を押さえないとダメだ。控えは私が8点の他は松本が6点鶴田が4点美穂が2点だった。その内速攻が8点…。

 2本目は、153センチの美穂に166センチの亜希がマークについている。相手もマークを変えてきたのだ。控えチームのリズムを作っていたのは美穂で、そこを潰されるとツライ…。次の鶴田も典子がマークだ。私か真下がトップの位置に入るしかなさそうだ…。真下のマークは新井がしてる。4番のプレーヤーの新井が慣れないトップのディフェンスだからザルみたいもんだ。
「真下。」
「はい。」
「トップでボール捌いて!」
「ガードですか?」
「出来るよ。」












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