メビウス ループ(46/179)PDFで表示縦書き表示RDF


メビウス ループ
作:優楽



46 好き嫌い


 ヒロが風呂から出てくるまで教科書を見ていたが、分からない事が多い。というか忘れてる?
「おっ、勉強?今から赤点取らないように頑張ってるの?」
「そっちだって、いつ元に戻っても大丈夫なように、勉強しなきゃだからな。」
「気休め言わないでよ。元に戻れるかなんてわからないじゃん!」
「悪い…。」
「しかし男って楽だね。美容とか気にしなくていいし、髪もすぐ乾くし。」
「そうだね…。」
「ちゃんとお風呂でマッサージしてくれてる?」
「ん…、うん。」
「やってないの?そういえば昨日寝る前のストレッチだって、サボってたじゃん!」
「やるから…。」
「たく…。太ったら承知しないから!」
「それは平気かな。」
「なんで?」
「バスケ部入ったから!」
「えっ!バスケ?」
「そう。ダメ?」
「加藤さんって子まだいる?」
「ん?加藤さん?いるけどなんで?」
「いや〜、なんかその子が幸太の事好きだったみたいで、なんか逆恨みされてるみたいなんだよね。」
「そう、そういえば、真理が幸太と付き合ってるって思われてたぞ!」
「加藤さんに?」
「バスケ部に!いやなんか聞いたら、一緒に帰ってるのが見られてて、学校中がそう思ってる感じの話し方だったぞ。」
「やっぱり…。」
「学校では大人しい感じだったから、目立つなとか言ってたくせに、有名人じゃんか!」
「ん〜、自分から目立つようにはしてないつもりだったけど…。」
「結果目立ってたんだからしょうがないね。一応確認なんだけど幸太と付き合ってたの?」
「何?それって冗談?」
「わかってるよ。ちょっとからかっただけ。」
「たく!モデルやる前は全然モテなかったのに、いい迷惑だよ。」
「まぁ、こっちは友達が出来たって事で。」
「加藤さんとも?」
「加藤さんとはあんまり話せてないけど…。」
「加藤さんね…。」
「嫌いなんだ?」
「あんまり得意じゃないかな…。」
「じゃ、極力仲良くしないよ。」
「でも女バスって人数少ないよね?」
「私入れて3年は5人だね。」
「まぁ、適当にやって。」
「わかった。」
「クラスの方は?」
「前の席が女バス部長の美紀って子だから、なんとかなる。」
「あのデカくて、マジメそうな長谷川さん?」
「そう長谷川さん…?何?長谷川さんもダメ?」
「いや、もう任せた。」
「うん…。」
 その後は店の事について話した。料理と接客が出来たら、あとは衛生管理と経営だ。仕入は得意先があるから平気だろう。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう