42 チーム
加藤さんはバイトで来なかったので、私の他は亜希に長谷川さんに奈良さんだ。3年生はこの4人だ。
「真理って上手いよ。」
「本当、本当。」
「ありがと。」
「貴代もレギュラー危ないよね。」
「そうだね。」
「貴代って…?」
「バイトで帰っちゃった子。」
「あの子かぁ…。そうだ、みんな何て呼んでいいか聞いていい?」
「私はさっき言った通り『亜希』で、『美紀』に『典子』に『貴代』かな。」
「奈良典子。『典子』でいいから。」
「私も『美紀』でいいよ。」
「よろしく。みんな下の名前で呼んでるんだね。」
「真理も下の名前で呼ぶからね。」
「オッケー。」
「でも本当に経験者じゃないの?」
「やってないよ。」
「ふ〜ん。」
あんまり信じてないようだ。
「で、スタートはどんなメンバーなの?」
「センターが美紀、パワーフォワードが2年の新井由美、スモールフォワードが私でシューティングガードが貴代、ガードが典子か2年の鈴木美穂ね。まぁ、この6人が主要メンバーで、美紀以外のポジションは流動的な感じかな。」
と亜希が説明してくれた。
「ポジションとか分かる?小さい方から1・2・3・4・5って言い方もあるけど。」
「そのくらいは…。」
「ねぇ、美紀。」
「ん?」
「真理はどのポジションかな?」
「そうだな…、今日見た限りだと4番かな?」
「私より小さいのに?」
「カットインとかの強引な感じは4番タイプかな。」
確かに広志での高校時代は4番だった。
「ふ〜ん。真理は身長何センチ?」
「160位かな?」
実際はっきりは知らない。先生に借りたバッシュはちょうどよくてビックリした。
「貴代と同じだ!」
「パスも捌けるし2番〜4番ってとこね。」
「それじゃ貴代だけじゃなく私もうかうかしてられないないじゃん。」
「とにかく選手層が厚くなったわけだし大歓迎。辞めないでね。」
「なんか、プレッシャーだな…。」
「あとは体力アップだね。」
「3対3終わった後相当へばってたもんね〜。」
「そっ、そうかな?」
「体力強化ね。」
「頑張るよ…。そうだ、今度バッシュ買いに行くの付き合って。」
「今日履いてたのは?」
「あれは青木先生のお古借りたの。」
「そうなんだ。メーカーのこだわりある?」
「ないけど、なんで?」
「貴代が有名メーカーのアウトレットでバイトしてるの。社割効くかもよ。」
「明日聞いてみよ。」
「今メールで聞くよ。」
「サンキュー。」 |