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メビウス ループ
作:優楽



19 宣言


 取りに行くものがあって、ショッピングセンターに寄ってもらった。3人は車で待ってた。
「文字の並びも確認して頂いてよろしいでしょうか?」
「大丈夫。間違いありません。」
「ありがとうごさいます。」
 商品を入れものにしまい店を出て、車に戻った。
「何買ったの?」
「内緒。」
「ふ〜ん。」
 車は家へと向かいだした。
「3人に聞いてもらいたい話があるんだ。」
「何改まって?」
「今すぐじゃないけど、真理を嫁にしようと思う。」
「…。」
「…。」
「…。真理だって広志くんの事好きなんだからいいと思うよ。」
「祝福してくれるか?」
「もちろん。健二だってしたはずよ。」
「二人はどう思う?」
「私は…、私は真理ちゃんをモデルしたかったんです。今の仕事紹介してくれたの桃だったし…、でも諦めます。結婚式は是非呼んでください。」
「ありがとう。」
「やっぱり男って、若い子がいいのね。」
「里沙…。」
「冗談です。私も歓迎します。絶対式に呼んでくださいね。仕事キャンセルしてでも出席しますから。」
 みんなそれぞれ桃子への思いがある。
「分かった。何年先か分からないけど招待状送るよ。」
「待ってます。」
 車だと家まですぐだった。
「汚いくて狭いけど我慢してな。」
「20年前だったら、ドキドキしながら入ったんだろうな〜。」
「ドキドキしろよ。」
「あんな話聞いたあとに、ドキドキなんか出来ません。」
「あとですれば良かったな。」
「本当ですよ。」
「お茶でいい?」
「はい。」
「広志くん私やるよ。」
「悪いね。」
「二人って、夫婦でもおかしくないよね。」
「コラコラ。ちゃかすなよ。」
「今日純ちゃんどうしたの?」
「デートみたい。」
「彼氏出来た?」
「どんな人?」
「店のお客みたい。」
「また変なのに引っ掛からなきゃいいけど…。」
「また?」
「あの子の旦那、借金残して逃げて…。」
「愛子の実家処分したのもそのせいなんだよ。」
「そうなんだ…。」
「広志くんには色々助けてもらって頭あがらなくて…。」
「よせよ。困った時はお互い様だよ。それは言わない約束だろ。」
「なんか二人って…。」
 そこで里沙は話を止めたが、言いたい事はわかってる。『パートナーを無くした似たもの同士。』とでも言いたそうだ。
「私達だって友達なんだから相談してよね。」
「うん。」
 お金の相談は友達をなくす。












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