第08話:米花公園殺人事件
コナン・・・じゃなくて灰原と光彦は、此処、米花公園のベンチに座って前回お買い上げになった推理小説を読んでいた。
とは言っても、読んでるのは灰原一人。小説のタイトルはベイカーパーク殺人事件だ。しかも、作者は工藤 優作と来た。
「読みたいの?」
灰原は覗こうとしてる光彦に聞いた。
光彦は慌てて、姿勢を元に戻した。
灰原は何事も無かったかの様に黙々と読み続けた。
その時、
「キャー!」
女性の甲高い悲鳴が聞こえた。
「(悲鳴!?)」
灰原は悲鳴に気づくと、悲鳴の下へ駆け出した。
「待って下さーい!」
光彦も後を追って・・・。
「どわ!」
光彦が急に立ち止まった灰原の背中にぶつかって尻餅を付いた。
「急に止まら・・・。」
光彦が言いかけた時、彼の目に女性の遺体が飛び込んだ。また、灰原も同じものを見ていると言う事は言うまでも無い。
コナンは自分が灰原である事を忘れ、
「光彦!警察を!」
光彦にそう叫んだ後、灰原は遺体へと歩み寄った。
光彦は、灰原の変貌振りに呆気に取られて固まってしまった。
「ボーっとしてねえで早く呼んで来い!」
灰原は光彦に怒鳴った。その時の灰原は、まるで、コナンを見ている様だった。
「は、はい!」
光彦は我に返ると電話を探しにいった。
灰原は、遺体の観察を始めた。
遺体は、死んでから間もなく、体温は下がっていない。着衣には乱れが無く、争った形跡も無い。心臓に包丁が突き刺さっている。この事から、被害者は刺殺だと言う事が解かる。
因みに、身分を証明するものは一切無かった。
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