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名探偵コナン
作:Daisy Katsura



第06話:コナン=哀哀=コナン


キンコンカンコン、とチャイムが鳴ると、児童は一斉に下校を始めた。
「江戸川君。」
灰原が昇降口で靴を履き替えているコナンに声を掛けた。
「何だ?灰原。」
コナンは靴を履きながら言った。
「今日、帰りがけに博士の所へ寄って行ってくれないかしら?」
「何でだよ?」
「来れば解るわ。」
「(来ればって・・・また何かの実験台に使われるのか?俺。)」
コナンはそんな事を考えながら、灰原と博士の自宅へ向かった。
「こっちよ。」
灰原はコナンを地下室へと(いざな)う。
地下室は研究室となっており、パソコンや薬品、実験道具やら何やらが沢山並んでいた。
「APTX4869の解毒剤の試作品が出来たの。飲んでみてくれる?」
そう言って、灰原は緑色の異様な液体が入ったコップを、室内の奥の方から持って来た。
コナンは受取り様にこう聞く。
「何だよこれ?」
それに対して、
「あら、聞いてなかったの?解毒剤よ。」
灰原はそう答えた後、
「これを飲んだ後、彼に抱きつけば、元に戻る筈よ。」
と付け足した。
彼と言うのが、工藤 新一、だと言う事は言うまでも無い。
「本当か!?」
そう言って、コナンは恐る恐る飲んでみた。
が、何も起きず・・・いや、体に異変が起き始めた。
「そんな筈じゃ!?」
灰原は驚きながらも、残った奴を自分でも飲んでみた。
すると、二人の体が磁石の如く、勝手にくっついたかと思うと、一気に退(しりぞ)けた。その衝撃で、二人は気絶してしまった。
それから数十分の事。
「ん・・・ん?」
灰原は目を覚ました。
「何が起こったんだ?」
灰原は男口調で言った。
「(え?)」
喋ってみて解ったが、声が何時もと違う。
灰原は、地下室を後にすると、素早く洗面所に向かった。
灰原は深呼吸をすると、ゆっくりと鏡を覗いた。
別に(はた)から見れば、何の異常も無い。だが・・・。
「は、灰原?」
灰原は鏡の自分を見てそう呟いた後、辺りを見回したが、灰原以外に誰もいなかった。
「う、嘘だろ・・・。」
灰原はそう呟いた。
最早、事情を説明するまでも無い。コイツは、見た目は灰原だが、中身はコナンだ。
と言う事は、自動的に灰原の方がコナンになっていると読み取れる。
灰原は、再び地下室へと向かった。
そして、そこには、案の定、コナンの姿が!
灰原はコナンの(もと)に駆け出すと、
「灰原、起きろ!」
そう叫んだ。
「ん・・・ん。」
コナンは灰原の声に反応するかの様に目を開けた、と同時に驚いて飛び上がった。
「ど、どうして私が!?」
驚くコナンに、灰原は事情を説明した。
「そんな馬鹿な事が!?」
コナンは、信じられっか、と言う顔で言ったが、これが現実である。信じずにはいられないだろう。
その後、二人は博士にこの事を話し、今後どうするかを相談した。その結果、三人の秘密、と言う事になった。
これからの、二人の活躍に期待しよう。




とうとう、踏み込んではいけない領域に踏み込んでしまいました。
今後はどんなストーリーになるかが期待されます。


※「そろから数十分の事。」を「それから数十分の事。」に修正しました。












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