第37話:美幸の買い物
今日、コナンは美幸と共に東都デパートへ買い物に来ている。勿論、美幸の服を買う為だ。
「ねえ、これ似合う?」
美幸はそう言って試着室のカーテンを開き、コナンに訊ねる。
上は背中にドクロのマークが描かれた黒色のTシャツ、下はEDWINの505だ。
「不良・・・とか言う前に小学生が着るか?」
ブチッ!──その嫌な音と共に、コナンの腹に米利堅が飛んだ。
「痛っ!」
「小学生は許すけど、不良は無いんじゃないかな?」
「すまん・・・。それより、俺はこっちの方が似合うと思うぞ?」
コナンはそう言って、女の子用の服を渡した。
「却下」
「何で!?」
「スカートだから。私はね、ジーンズしか履かない主義なの」
「あっそう」
「でも、上だけは頂くわ」
美幸はコナンが持っている背中に何かのキャラクターが描かれたピンクのTシャツを取り、カーテンを閉めた。そして1分、カーテンが開いた。
「やっぱスカート履いたら?」
「嫌だ。それよりデザインの入ってない茶色のTシャツ持って来て頂戴」
するとコナンは注文の品を取りに行き、直ぐに戻って来た。
「ほらよ」
そう言って茶色のTシャツを渡すコナン。
美幸は受け取り、カーテンを閉めると、着替えて開けた。
「気に入った。これにする」
その時、覆面をした二人組が拳銃を持って侵入し、金を出せとレジの店員に銃口を向けた。
「「何!?」」
と、二人はレジの方を見た。
「何モタモタしてんだよ!?」
パアンッ!──覆面の一人が銃を発砲し、弾丸が店員の頬をかすった。
辺りは一斉に静まり、お客全員がレジの方を向き、喚き始めた。
「うるせえぞっ、静かにしろ!」
もう一人の覆面はそう言って、天井に向かって発砲した。
「お前早く金を袋につめろや」
店員は怯えながら、袋にレジのお金を詰め始めた。時折、様子を窺ってはスキを探している。
「つ、詰め終わりました」
「ようし、ご苦労だった」
覆面はそう言うと、引き金を引いて店員の脳天を貫いた。
店員は驚いた顔で後ろへ倒れた。即死だ。
「ずらかるぞ!」
覆面はそう言うと、袋を持ってもう一人の覆面と去って行った。
辺りはもうパニック状態だ。
「警察、呼ぶわよ」
「ああ」
コナンは携帯を出し、110番通報をした。
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