第34話:夢から目覚めると新たな被害者
その日、灰原は阿笠邸の地下研究室で、パソコンを前に伏していた。
スーピー──と、小さくて可愛らしい寝息が室内に木霊する。
そんな中、灰原は悲鳴をあげて起き上がった。
「嫌ああああ!」
その悲鳴を聞いた阿笠は、直ぐ様灰原の下へ駆け付けて来た。
「哀君、何があった?」
「あ、博士。嫌な夢を見たわ」
灰原はそう言うと、パソコンのモニターの電源を落とした。
「どんな夢を見たのじゃ?」
「前に工藤君にそっくりな小龍君が来たじゃない?その子と入れ替わる夢を見ちゃったのよ。私、もう入れ替わりは嫌だわ」
灰原はそう言うと、阿笠の横を通って部屋を跡にした。
「博士、邪魔するぜ!」
コナンはそう言うと、大人用の服を来た少女を連れて家にあがった。
すると、灰原が二人を出迎えた。
「あら、くど・じゃなかった。江戸川君じゃない」
灰原は少女に気付いたのか、慌てて偽名で呼んだ。
「こいつが灰原だ。こいつに今まであった事を全部話すんだ。大丈夫、こいつもあんたと同じたがらさ」
コナンは少女にそう言うと、自分の前に押し出した。
「あ、あの、私、変な薬を、黒尽くめの二人組に飲まされて、そしたら体が縮んで・・・」
えっ──灰原は驚いた。
「ちょっと、今何て?」
「だから、体が縮んだ、って」
この時、灰原は思った。
(ついに出たわね。新たな被害者が)
「まぁ、取り敢えず、博士に話して来るわ。あなた達はリビングで待ってなさい」
灰原はそう言うと、地下室へ行った。
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