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名探偵コナン
作:Daisy Katsura



第23話:野球


午前0時頃、一人の女性が歩いていた。
女性は「はあ」と溜め息を吐き、
「また彼氏いなくなっちゃった。」
と呟いた。
女性は酷く落ち込んでいた。
そんな女性の前に、ニット帽を被り、サングラスとマスクをした男が現れた。
そいつは、刃物を持っていた。
殺意に満ちた感じだ。
女性は足を止めると、
「きゃああああ!」
悲鳴をあげて逃げ出した。
しかし男は、何処までも追い掛けて来る。
女性は必死に逃げる。
(あそこの角を曲がろう!)
そう思った女性は、狭い路地に入り込んだ。
が、世の中そんなに甘くない。
女性が曲がった先は行き止まり。後ろには、さっきの男が立っている。
男は段々と女性に近付いて行き、
「死ねぇ!」
と叫んで、女性の胸に刃渡り10センチ程の刃物を、躊躇(ためら)いも無く突き刺した。
グサッと言う音と共に、女性の胸から血が勢いよく吹き出る。
女性は意識を失い、その場に倒れる。

──15年後──

カキーン!
と、光彦が投げたボールを、元太がバットで打つ。
そのボールは、灰原の方へ飛んで行き・・・。
「灰原さーんっ、ボール行きましたよ!」
そう言われ、ボールに気付いた灰原は、走り出した。ボールを追い駆けた灰原は、スライディングをキメると、リフティング、ヘディングへと繋ぎ、グローブでボールをキャッチした。
すると光彦が、
「灰原さん何やってるんですかっ?
これは野球なんですよ!」
続いて元太が、
「コナンじゃあるめぇし。」
そしてあゆみが、
「そうよそうよ。
(でもちょっと格好良いかも。)」
と、灰原に向かって、口々に言う。
その時灰原は、こう思った。
(俺はコナンだよ!)
その灰原に、コナンは目で、
「貴方は今、私なのよ?
私らしくしてくれるかしら?」
「悪かったな!」
と、同じく灰原も、コナンに目で合図をした。愛コンタクト、素晴らしい!
「灰原、早く投げろよ。」
そう言ったのは、バットを持ってる元太だった。
灰原は力任せに、ボールを光彦に投げた。
光彦はボールをキャッチすると、再び元太に投げた。
カキーンッと、元太はボールを打った。
灰原はボールを追った。
が、元太が打ったそのボールは、土手を越えて住宅街の方へ飛んで行った。
「ああ、行っちゃいましたね。」
「しょうがねぇ。
コナン、取ってこい。」
「小嶋君が出したんだから、小嶋君が行けば良いんじゃ無い?」
そう言ったのは、灰原だった。
「灰原、おめえ取らなかったんだから、おめえが行けよ。」
元太、凄え言い草だ。
「そんなんで喧嘩しないでさ、皆で取りに行けば良いんじゃない。」
「そうだな。」
「そうですね。」
コナンの言葉に、一同は賛成し、皆でボールを取りに行く事になった。




次回へ続くよ。












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