第21話:縮む
その日、志保とコナンは、阿笠邸の地下にいた。
コナンが、元の体に戻る薬を開発したのだ。
「コレよ。」
コナンは、コップに入った紫色の異様な液体を、志保に渡した。
「くせ!」
志保は紫色の異様な液体から発せられる独特の匂いを嗅いで鼻を押さえた。その様子から、かなり異様な匂いがしていると言うのが解る。
「何だよ、コレ?」
「何って、話聞いてなかったの?」
「悪い。考え事してたから。」
「解毒剤よ。」
「何の?」
「(先が思いやられるわ。)」
コナンは頭を抱えた。
「それは、私と貴方を元に戻す薬よ。」
コナンは少し躊躇った顔で、
「本当に戻るんだろうな?」
「何よ?失敗作だとでも言いたい訳?
確かに、この間は失敗したわ。でも、今度は巧く行く筈よ!」
コナンは自身に満ちた顔と女口調で言った。
「騙されたと思って、半分だけ飲んでみなさい。」
コナンに言われた通り、志保はその紫色で異様な液体を、半分だけ飲んでみた。
するとすぐに効果が現れ、志保の体どんどん小さくなり、小学生くらいの小さな体になった。
「おい、体が入れ替わるんじゃなかったのか?」
「ごめんなさい。調合する分量を間違えたわ。」
失敗作である。
「また小学生かよ!どうしてくれんだっ?」
「どうしてくれんだって、どうする事も出来ないわよ!」
コナンは怒っていなくなってしまった。
地下室に一人残された灰原は、床に座り込むと、暫くの間その状態でいたと言う。
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