第17話:志保への挑戦
その日、コナンとめぐみは、下校途中だった。
ドサッ!
彼らの後ろで、何かが落ちた。
二人は足をとめ、ゆっくりと後ろを振り向いた。
「きやああああ!」
めぐみが悲鳴をあげた。
続いてコナンも、女の子みたいな悲鳴をあげたが、落ち着きを取り戻すと、人が突き落とされたと思われる、マンションを見上げた。
ベランダで男が顔を出し、下を覗いていた。
男は視線を感じると、コナンの方を振り向いた。
コナンは男の顔を、シッカリ覚えた。
「めぐみちゃん!警察行くよ!」
そう言うとコナンは、めぐみを連れて警察に向かった。
午後5:00頃。
帰宅途中の志保、蘭、園子の三人が、男性の遺体を発見した。
その遺体は、転落したと思われるマンションから近くにあり、上から突き落とされたと言う事が解る。
「鈴木さん。警察に電話して。毛利さんはマンションの住人に聞き込みよ。」
志保がそう言うと、蘭と園子の二人は、テキパキと行動を開始した。
蘭はマンションへと入って行き、園子は携帯を出して警察に通報する。
「人が死んでるんです!」
園子は電話に向かって叫んだ。
「場所は、米花マンションの裏側です。」
数分後、警察が到着した。
その中には必ず、小太りで丸顔のチョビ髭を生やしたあの男、目暮 十三警部もいる。
「おや、園子君では無いかね!」
目暮は園子の顔を見ると、顔を園子に近付けて言った。
「ち、近いって・・・警部さん。」
園子は目暮を押して離すと、事件の事を詳しく話した。
目暮は全てを把握すると、
「遺体には誰も触っておらんだろうね?」
「江戸川さんが触ってるけど?」
園子の言葉に、目暮は遺体の方を見た。
目暮は遺体に触れている志保の所へ行き、注意をする。
「君、勝手に触れちゃ困るよ。」
「お着きですか、目暮 十三警部さん。」
志保はそう言って、例の赤い手帳を開いて見せた。
「ケイシチョウトクベツソウサ・・・警視庁特別捜査課!?」
目暮は目を丸くして驚いた。
「志保ちゃあん!
聞き込み終わったよ。」
米花マンションの角から、蘭がひょっこり顔を出す。
「聞き込み?」
疑問の表情を見せる目暮。
そんな彼に志保は、
「私が頼んだのよ。マンションの住人に、付近で怪しい人を目撃しなかったか、を。」
「あの、その事なんだけど・・・。」
蘭が俯き加減に声を出した。
志保は、どうしたの、と言う顔で蘭を見た。
そんな志保に蘭は、
「二カ所だけ、留守の所があったわ。」
「それって、何処と何処?」
志保は聞き返す。
その時、志保の携帯が鳴った。
志保は携帯を出し、画面を確認した。
画面には、「コナン」と表示されていた。
志保は通話ボタンを押し、受話器を耳に当てがった。
「江戸川 志保だな。
お前の弟達は預かった。返して欲しければ、俺を見付けてみろ。」
受話器の向こうからは、変声機を使った声が聞こえた。
「(何!?)」
志保の表情が変わった。
「無事なんだろうな?」
「勿論だ。気絶してるがな。おっと、下手な真似をしたら、二人の命は無い。」
ブツ!
電話が切られた。
「(灰原・・・無事でいろよ!)」
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