名探偵コナン(10/43)縦書き表示RDF




大危機で大ピンチです。ついでに、パソコン推奨、とは言いませんが、パソコンで読んだ方が良いです。


名探偵コナン
作:Daisy Wig



第09話:灰原大危機


米花公園にて、身元不明の女性が遺体で発見された。
第一発見者は、悲鳴を聞いて駆けつけた、コナン・・・じゃなくて灰原と光彦である。
「灰原さーん!お巡りさん連れて来ましたよー!」
光彦が、お巡りさんを連れて走って来た。
「どうしてお巡りさんなのかしら?」
「公園の前に立ってましたから。」
成る程。それなら、光彦がお巡りさんを連れてきたのも頷ける。
「コホン!
あ、あの、君たち。」
お巡りさんが二人に声を掛けた。
「何かしら?」
灰原が聞く。
「その、悲鳴が聞こえた時、怪しい人とか、み、見なかった?」
お巡りさんは、妙にそわそわしながら聞いた。
それに対して灰原は、
「(どうしたんだ?あの人。妙にそわそわしてるけど・・・。)」
そう思いながらも、
「見なかったわ。」
と答えた。
「そ、そう。じゃあ、後はお兄さんに任せて、君たちは帰りなさい。」
お巡りさんは冷や汗をかきながらそう言った。
「行きましょ、円谷君。」
灰原はそう言って、光彦と手を繋ぎ、現場から立ち去った、と見せかけて、物陰に隠れてお巡りさんを観察した。
「何なんですか?」
光彦が聞くが、灰原は慌てて光彦の口を塞いだ。
「黙って。」
灰原は、お巡りさんが、女性の遺体を弄っているのをジッと見つめていた。
その時、お巡りさんが、硬直した遺体の手を無理矢理開き、何かを取って去った。
「(何か持っていった!)」
灰原は飛び出すと、お巡りさんの後を追った。
「待って下さい。」
光彦も一緒に後を追う。
そして、追う事数時間。米花町内の何処かにある廃墟ビルへと辿り着いた。
「円谷君。警視庁に行って、米花公園であった事と、此処の事を話して来て頂戴(ちょうだい)。」
灰原はそう言った。
「解りました。
灰原さんは?」
「私は、彼を見張るわ。」
そう言うと、光彦を置いて、廃墟へと足を踏み入れた。
置き去りにされた光彦は、灰原に言われた通りに、早急に警視庁へ向かった。
「(さて、どう出るか?)」
灰原は物陰に隠れ、出るタイミングを考えていた。
が、それも面倒になったので、お巡りさんの前に飛び出した。
「米花公園で女性を殺害したのは貴男(あなた)ね?」
灰原はお巡りさんに訊ねた。
それに吃驚したお巡りさんは、振り向き様にこう言う。
「な、何の事だい、お嬢ちゃん?」
お巡りさんはとぼけたが、
「とぼけたって無駄よ。
私、見ちゃったんだから。貴男が遺体の手を無理矢理開いて何かを持ち去るのを・・・。」
「ふっ、見られていたのか。だけど、何故それで俺が犯人なんだ?」
「私が遺体を発見した時、貴男は公園の外にいた、とお友達から聞いたわ。」
「それがどうした?」
「悲鳴が聞こえたのに、どうして直ぐに駆けつけて来なかったのかしら?」
灰原はお巡りさんをニヤリと睨み付ける。
「聞こえなかったんだよ。」
「それはどうかしら?
あの時、私は入り口付近のベンチに座っていたわ。それなのに、どうして、私に聞こえて、貴男に聞こえないのかしら?おかしいわよね?」
お巡りさんは突然、灰原に拳銃を構えた。
「君の言う通り、俺が殺した。アイツが悲鳴をあげた時、俺は別の道から外に出た。その後だよ。俺を連れに来た餓鬼が現れたのは・・・。
だが、残念だったな。真相を知ってしまったお前は此処で死ぬんだ。」
灰原は、武器も麻酔銃も何も持っていない。丸腰だ。灰原は死を覚悟した。
「罪に罪を重ねて、一体何になると言うの?」
「ふっ、お前に俺の気持ちが解るかよ?解らねえよな?妻をあの女に殺された俺の気持ちなど!」
パアン!
灰原の言葉が気に障ったのか、お巡りさんは言い放つと、銃を発砲した。
銃口から飛び出した弾丸は、灰原の足を貫通して穴を開けた。
その衝撃で、灰原は後へ数メートル飛び、落下すると、直ぐさま足を抑えて起きあがった。血が大量に出る。
「次は外さねえからな!」
そう言って、お巡りさんは再び発砲した。
灰原は直ぐに避けたが、銃弾が頬を掠め、傷を作ってしまった。
「(クソッ!これじゃあ灰原の体が!)」
灰原は取り敢えず考えた。今、自分に出来る事は何か?
「(ん!?)」
灰原はさっきまで身を隠していた瓦礫の山を見付けた。
灰原は咄嗟に、そこへ隠れた。
「おいおい。隠れるなよ。死にたいんだろ?」
パアン!
お巡りさんは、灰原の隠れた瓦礫に向かって発砲した。
銃弾が灰原の顔の真横1cmを通り過ぎる。これには、流石の灰原も吃驚した。
「(やばい!今動いたら、確実に殺られる!)」
灰原はそう思った。


                                     To be continued...




次回へ続くぜオラ!。
by.峰 不死子(みね ふじこ)












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