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11 ヒグマの勢力圏

 日本人なら周知の様に北ではヒグマの勢力圏の拡大が問題となっていた。国内の北海道は何とか抑え込んでいるのだがロシアの極東連邦管区では人が明らかに劣勢の地域が拡大していた。


「ロシアはシベリアで猛獣達のダンジョンが増えていて大変らしいですよ。ダンジョンの氾濫で東西は分断された形で海路も南回りは使えない。樺太等の島々は半放置状態で日本に救援を要請しています」


「ダンジョンが在れば何とか凌げると思うけど?」


「ヒグマが居るんですよ。ヒグマのダンジョンが在るんです。軍事的支援なしに凌ぐのは困難でしょうね。ダンジョン開拓の技術も日本より遅れている様ですし」


 ヒグマはヨーロッパから北米大陸に渡って亜種が分布していて、ダンジョンの氾濫で勢力を拡大中の種の筆頭だ。ヨーロッパでは絶滅危惧種だったのに勢力を盛り返しているらしい。因みにホッキョクグマやグリズリーもヒグマの亜種で交配可能だそうだ。北極圏の周辺は人さえいなければ元々ヒグマの王国なのだ。


「強化されたヒグマを銃火器なしで凌ぐのは難しいな。でもロシア政府からの正式な要請が無い限りは日本は救援には動けないだろ。動いたら戦争になる」


「樺太が独立を宣言すれば日本政府が承認して動けませんか?」


「日本政府は動かないよ。ロシアと敵対する形では動かない。ロシア側から敵対の意志を示せば別だがそんな状況にはならないだろうな。それにロシア政府から救援要請があっても動くかは微妙だ」


「何故ですか?」


「まず日本にだって余裕がある訳ではない。自国領でもない島々を見返りも無しに救援は出来ないよ。それに救援するとなるとその地域のダンジョンを攻略せずには済まない。ヒグマの勢力圏に干渉する事になるんだから。人の勢力圏を守る形で動いたらそうなる」


「それは日本の勢力圏に入れながらでないと無理ですよ。日本の自衛隊と強化人が連携して動く事になると思うけど。街周辺のダンジョンを攻略して緩衝領域を造るんですよね」


「ロシアが許すと思うか?」


「ん~難しいかな?でも放置すると島々の殆どがヒグマの勢力圏となりますよ?そうなったら人の挽回はほぼ無理だ」


「ロシアから見たらその方がマシかもしれないぞ。日本の勢力圏に入るよりはな。まぁ、そこはロシア政府の判断次第だ」


「ヒグマから取り返すよりは人から取り返す方が楽だと判断すれば救援要請があるかもですね」


「且つ日本政府が勢力圏の拡大に動けば救援に向かうかもしれないな。上手く遣れば旧領の復帰だからな」


 ロシア政府から日本政府への救援要請はなかった。ただロシアは樺太から千島列島に至る全ての島々とカムチャツカ地方までを日本へ譲渡した。ロシアはこの辺りの領域については持て余していてバイカル湖一帯をとるかこちらをとるかでバイカル湖一帯を選んだ様だ。これは当然の選択だな。あちらの方が人口は多いしロシアの中央に近い。それで島々とカムチャツカ半島辺りは放置すればヒグマの勢力圏に埋もれるだけの領域にしか見えなかったから売れるなら売った方が良いとの判断を下したのだな。ロシアが日本から受け取った対価はお金ではなくてダンジョン攻略や開拓の技術ノウハウだった。それらは時間を掛ければロシアでも開発可能なものばかりなのだがその時間が無かった。ダンジョン時間は外の凡そ四十倍で過ぎてゆく、ダンジョンの中ではヒグマの強化獣が刻一刻と増加しているのだ。因みにカムチャツカ地方は日本が押し付けられた形だ。日本側は島々だけでも手に余ると考えていたのだが旧領だった事もあり島々の譲渡の話が来たのを断る事は国内政治的に難しかった。カムチャツカ地方についてはロシア側から勢力圏を維持できないかもとの話が有って、そうなったら千島列島に難民が雪崩れ込む恐れがあるなぁとなって押し付けられた。ロシア側は最悪の場合は西と東は完全に分断されると判断していた。今でもシベリア鉄道が機能せずにいて半ば分断された状況だからな。


「ロシアはこちらの想像以上に厳しいようだな。人口が希薄な事が相当なネックになっている様だ。島々どころかカムチャツカまで譲渡するとは」


「そんなレベルの話ではないんだ。当初はそれに合わせてオホーツク海の北側の殆ども対象だったんだよ。流石にそれは一気には無理となって取り敢えずはカムチャツカ地方までで済ませたんだ。でも半年後にはそこも日本に引き渡される。そこまで追い詰められているとみるべきだな」


 交渉の当初ロシア政府はマガダン州とチュクチ自治管区まで一気に譲渡する話を持ち掛けてきた。日本政府はそれは手に余るとして段階を分けて受け入れる事に同意した。カムチャツカ地方に続いて半年後にはマガダン州とチュクチ自治管区からもロシア軍は引き上げるのだ。


「……あのロシアがか?」


「ああ、その他にも様々な協約が結ばれている。ロシアは最悪の場合はシベリア連邦管区までは獣の勢力圏に埋もれると判断しているらしい。そうなったら東側の独立もしくは日本への併合も止む無しって感じだ。言動は強気一辺倒だったがな」


ロシア側は最悪の場合太平洋側は切り捨てる覚悟で内陸部の防衛に回る様だ。内陸部を失えば完全に東西に分断されて太平洋側は失う事となるからな。空路だけでは維持は難しいだろう。


「そこまで追い込まれているのか。それで日本が領有する島々とカムチャツカはどんな状況?」


「ロシア軍は撤収中だ。日本は自衛隊と強化人を送り込んでダンジョンを攻略している。向こうの攻略済みのダンジョンにも乗り込んで開拓中だ。ヒグマなら何とか抑え込むノウハウを持っているからな。狼に関しては対処法を模索中だが」


「上手く行ってるの?住民は救援を求めていたとはいえ国籍まで変わるとは思っていなかっただろうに」


「ヒグマの脅威に比べればたいした事ではないさ。日本国民になるのが嫌な人にはハバロフスクに移って貰う事になっているし、少なくとも向こうの強化人は納得済みだな」


「強化人が協力的でロシア軍が素直に撤収するなら問題は無いかな?でも如何遣って協力を取り付けた?」


「日本のダンジョンの開拓技術がロシアより多角的な展開と発展をしていただけだな。向こうのダンジョンに乗り込んで日本のダンジョン風に開拓しただけで今ではかなり協力的になっている」


 人はダンジョンの中で住む場合、普通は外の環境の延長で農業や牧畜をしていた。これは何処の国でも同じ傾向で普通は自分の知っている環境以外で農業や牧畜を行おうとはしないし、知らないから行えない。

 でも日本では一つのダンジョンの中の各層を北は北海道から南は沖縄までの様々な環境に設定して田畑を造って作物を栽培したり、川と湖を造って魚を放流したり、山や平原を造って家畜を放牧したりしていた。変わり者の長谷部一家が自家消費分なんだからどうせなら好きなものを食いたいし好きな様に遣りたいと思い付くまま好き勝手に遣って出来てしまったからだ。ダンジョンの外なら絶対に失敗する。でもダンジョンの中では出来てしまった。それを日本政府が国内のダンジョンで秘かに且つ積極的に進めた。長谷部一家が始めて日本政府が国内に広めたのだ。

 日本でもダンジョンだからと言って北海道や東北でバナナやパイナップルを栽培しようとするとする人はいなかった。世界中の何処のダンジョンでもそれは可能なのだがそんな事をしようとする人はいなかった。何処の農家も自分で食べたいものではなくて売ってお金になるものを作っていたのだからそれが普通だ。そもそも作り方も知らないしな。


「それは確かに食生活は豊かになるけど大丈夫なのか?人は結構保守的だろう?」


「結構慣れるものだよ。外では二ヶ月でもダンジョン時間では七年近いんだ。それに向こうの環境に合わせて開拓しているからな。当初は亜熱帯の層やフロアを造ってもこちらから移住するだけで向こうの人に強制する訳ではないし中で交流が続けば何れは馴染む」


「そんなものなのか?」


「そんなものだよ。今回の日本からロシアへのノウハウ提供でこのダンジョンの開拓方法がロシア全土に広まれば少なくとも食料の心配は確実に無くなる。そしてダンジョン内の人口も急上昇だ。日本がそうだったからな」


「後は獣達から人の勢力圏を守り切れるかどうかか」


「一応ロシアへはヒグマ対策のノウハウは提供しておいたからヒグマはかなり凌げると思う。だけど他の獣達には効果がないかもしれんなぁ。狼対策は日本も模索中だからな」


 最近の日本では人の勢力圏外縁の獣の勢力圏との干渉領域においては獣のダンジョンへの侵入を防ぐ為に浅層をわざと貧弱なままにして未成熟なダンジョンに偽装したりしていた。

 ただ、猪にはあまり通用しない様だな。肉食の猛獣はダンジョンの浅層で獲物が居ないと判断した時点でそれ以上奥へは入らないのだが雑食の獣はそうでもないらしい。ダンジョン内の地面を掘り返したりして食い物を捜したりしている内に奥に入り込んだりするそうだ。特に猪は鼻が鋭くて層が違うと空間も違って匂いも遮断している筈なのに嗅ぎ付けたりするらしい。

 ヒグマ対策としては浅層に熱帯のフロアを追加して暑さを嫌うヒグマを寄せ付けない工夫をして効果が上がっていた。虎、豹、狼はインドや東南アジアも生息域だから効果があるかは未知数だな。


「取り敢えず島々についてはヒグマが凌げれば何とかなるだろう。後はダンジョン外の住民が適応できるかどうかだけだ。樺太は比較的外に住む住民も多いし馴染むのに時間が掛かるかもしれんな」


「馴染むってダンジョンにか?」


「ああ、ダンジョンなしではヒグマには対抗できんだろう?ロシアでもダンジョンを利用してこれまで人の勢力圏を維持しているんだから問題はない。ただ中の開拓内容が違って様相が変わるからな」


「日本でもあのダンジョンにはまだ慣れない人がいるんだがなぁ」


 日本の都市部のダンジョンは浅層は外に合わせた様相だが奥の強化人が住む層は様相が違っていて何でもありだ。最近では擬似的な海も造られて海産物は近場のダンジョン産だな。鮭、鮎、鰻の放流も始めていた。傍から見ると上手く行くとは思えないがダンジョンだと上手く行ってしまうんだろうな。なにせ今では毛ガニやズワイガニ、タラバガニまでダンジョンで獲れるんだから。


「慣れない?それはダンジョンの外の人の話だろう?日本ではダンジョン内の強化人の住む層は全てそうなっている。山も湖も在って外よりも住み良い環境だな。ただ文明の利器はないからそれだけは不便だが」


「それならダンジョンの外で住んで中は楽しむだけにすれば良い。殆どの日本人はそうしているだろう?」


「殆どなのか?遠くない内に中に住む人口の方が多くなる勢いだぞ。外で五年は中で二百年だ。それに今産まれている世代は中に居る連中と同じだ。百年以内にダンジョン内に住む事に抵抗のある奴は居なくなるだろうな」


「外の百年は中で四千年だぞ。四千年あればダンジョンの内も外も今のままではない気がするけど?」








 ある日、ロシア軍と入れ替わる様に見慣れない迷彩柄の戦闘服を着た連中が村にやってきた。カムチャツカ地方はロシアから日本に売られたのだ。中には憤って反発する者もいたが村民は概ね歓迎していた。ヒグマの脅威が迫っている中でロシア本国からは見捨てられたも同然の状況だったからだ。村民もダンジョン出が殆どで祖国に対する恭順も薄まっていた。反発したのは外で住んでいた村民の一部だけだ。


「ここは日本の領土となりました。既にご存知とは思いますがロシアは人口が希薄な領域については選別して軍を住民と共に撤収を始めております。それを望まない方々は自助努力で何とかする事になっています。此処は日本領となったので我々の保護下に入りました。御不満のある方々についてはハバロフスクに送る事になっております。此処までで何かご質問は?」


「カムチャツカの北は如何なる?」


「半年後にはマガダン州とチュクチ自治管区からもロシア軍が住民と共に撤収する事が決まっています。残る事に決めた方々もかなりいるようですよ。そこもここと同じ様に日本領として我々の保護下に入ります。そこから先のサハ共和国へは状況次第です」


「……日本は如何動くつもりだ」


「それは上が決める事なので分かりません。上手く行けば進出して領有し保護下に置きますが最悪の場合は此処すらヒグマの勢力圏となり、我々はあなた方を引き連れて日本本土に撤収となります」


「この村を捨てるのか?」


「日本とロシアの協約によって日本が領土として併合しなければ今頃はそうなっていたと思いますよ。日本が併合に合意したからこの村にも存続の機会が出来た訳です。次は無いと思いますよ。お隣のアメリカはアラスカで手一杯だしそんな余裕のある国はない。日本国民として協力すれば存続の可能性は高まります。他は独立して国を興すぐらいしか選択肢はありません。でも独立するならもう少し力が無いと無理だとは思いますね」


「後から独立する事は可能なのか?」


「……無理ですね。ヒグマの脅威から守る為にはダンジョンを次々と攻略する必要がありますが我々がそれを行う事でそれは日本人のダンジョンとなります。これを覆すのはあなた方では無理だと思います」


「此処のダンジョンはロシアのダンジョンではないのか?だったらそれを守ればロシアに復帰する事も可能だろ?」


「調べたのですが此処のダンジョンはこの村のダンジョンですよ。独立していて他所とは繋がっていないでしょう?」


「他所と繋がっていない?何を言っている。ロシア国民の開拓したロシアのダンジョンだろう?」


「あなたはダンジョンの住民ではありませんね?ダンジョンの外で暮らしている」


「そうだがなんだ文句でもあるのか」


「ダンジョンの住民には承知の事なんですがダンジョンは主が同じだと繋がるんですよ?日本では殆どのダンジョンが繋がっていて移動可能です。此処のダンジョンはロシア本国のダンジョンとは繋がっていません。独立しています」


「何で?」


「さあ?ロシア側の方針でしょうか?此処から西側に逃げ込まれるのを嫌ったのかな?多民族国家で文化が多様で繋げるのが難しかったのかもしれませんね。此処のダンジョンは他所のダンジョンの住民を受け入れた事が無いでしょう?」


「此処のダンジョンの奴等は皆村民だ。外からも血を入れるが角付きはまだ受け入れた事は無いな」


「でもこれからはそうなります。そうしないとヒグマの脅威からは守れませんから」


「……そうすればヒグマの脅威からは逃れられるんだな」


「少なくとも北海道では成功していますよ?ただ人が少ないのが此処の問題です。それで日本から送り込む事になっています」


「何人だ?大勢で来て村を乗っ取るつもりじゃあないのか」


「五十人程です。それに乗っ取るも何ももう日本の領土なんですよ。占領軍とかではないんです。あなたも今日からは日本国民なんですよ。お嫌なら今ならまだロシア側に移住する事も可能ですが」


「……ああ、そうだったな」


 ロシアでは都会のダンジョンはともかく地方では民族や宗教でダンジョンが分かれている様だ。これは多民族国家だから仕方のない話ではあるな。ロシア人が八割だそうだから何とかなるのかな?中国みたいにはならないよな。ヨーロッパとアラスカでもヒグマの勢力圏が拡がっているらしいのだがどうなっているのかな?








 半年後、ロシア政府は日本との協約に従いマガダン州とチュクチ自治管区からロシア軍を撤収した。既にウラル連邦管区とシベリア連邦管区では日本から入手したダンジョンに関するノウハウを活用して本格的な防衛が始まっており撤収したロシア軍はそこに投入された。


「如何だ上手く行きそうか?」


「ダー。日本の手法でヒグマの被害は激減しております。虎、豹、狼には効果は弱いですが効かない訳ではありません。更なる工夫をすれば対処可能かと思われます」


「領土を割譲しただけの意味は有った様だな」


「ダー。これを活用すれば日本に割譲した領土の奪還も夢ではありません」


「その話は無しだ。極東連邦管区は既に日本の経済圏に入っている。下手に突っつくとハバロフスクまで失うことになり兼ねん」


「でも将来的には充分に可能かと」


「お前はダンジョンの事を忘れている。我々の一年はダンジョン内では四十年だ。三年もすれば百二十年に相当する。それを覆せるとはとても思えん。今出来なければ無理だ。近々に日本が潰れでもしない限りはその機会はない」


「近々に日本が潰れればよろしいんですか?」


「何か良い方法はあるか?このダンジョンの氾濫による惨禍からは島国の方が守り易いんだ。核兵器もダンジョンの所為で効果が薄い。近々で日本が潰れる目は無いと思うぞ」


「ダー。理解しました。残念ながら無理そうですね」


「極東はサハとハバロフスクまでが領土として残れば良しとする。最悪はそこも切り捨ての予定だ。そんな事よりも南と西だ。この新たに手に入れた力を利用してヨーロッパ方面と中近東方面の権益を拡大する」


「ダー。理解しました。獣達からの被害が大きそうな人々に救援の手を差し伸べるのですね」


「そうだ飽くまでも救援だ。侵略ではない。困っている人々を助けるのだ。これについては日本も了解済みだ。日本との協約でアジアにおける日本の権益を認めている。日本が恐れていたのはアメリカにこの情報が漏れる事だ。あそこのテロリストを警戒している様だな」


「現状で日本にはこちら側には手を出す手段が有りません。南の海路は寸断されて日本が自由に航行可能なのは現状ではロシアかアラスカぐらいです。こちらでは我々の好きに出来ますね」


「その通り、奴等にはユーラシアの西側に来る手段がほぼない。奴等にとってヨーロッパは遠すぎる。混乱の中国に手を出す程馬鹿ではないだろうし東南アジアに出るにも一苦労だ」


「ユーラシアの西側は我らのものですか」


「飽くまでも救援だからな。そこを間違えない様に」


「ダー。了解しました。直ちに救援計画を建てる事とします」


ロシアの方針はユーラシア西側の獣達の勢力圏の拡大で困っている人々の救援だ。

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