「やっと、弁当が食えるよぉぉ〜!!」
午前の授業が全部終わり、幸村は弁当を持って屋上へ走って行った。
「おい幸村、弁当ぐちゃぐちゃになるぞ」
そういって、幸村を追いかける政宗。
「政宗、早く!!」
「わかったって」
(…なんでいつも、こいつは元気なんだ?)
屋上には、幸村と政宗以外誰もいない。ここは、二人の憩いの場所。
空はとても青く、いい天気だった。
「いっただきまーす!!」
幸村は、早速弁当をあけた。
政宗も、幸村の横に座り、弁当をあけた。
パクパクと箸をすすめる幸村。
政宗が、玉子焼きを食べていると…
「政宗、その玉子焼き美味しそうだね」
幸村のキラキラとした視線を感じた。
「…食べるか?」
コクッと頷き、幸村は口をあけた。
政宗は、幸村の口の中に玉子焼きを入れた。
「うめぇ!!」
「そうか…///」
政宗は、照れながら言った。
「この玉子焼きは、政宗が作ったの?」
「あぁ〜そうだ」
「すごいなぁ〜政宗は、こんな美味しい玉子焼き作れるなんて」
「そういえば、お前弁当誰作ってんだ?」
「佐助が作ってくれる」
「…なっなんだと」
「ん?どうしたの政宗」
(…アイツの作った弁当なんか食わせたくない…)
そう思った政宗は、幸村に言った。
「これからは、俺がお前の弁当を作る」
幸村は驚いた。
「それは嬉しいけど、政宗に迷惑かけちゃうって」
「そんなことはどうでもいい、だから、これからは弁当作んなくていい、ってアイツ言ってくれ」
「うん、でも本当にいいの?」
「楽しみにしてろよ、最高の弁当を作ってやる」
それから、政宗は朝早く起き、二人分の弁当を作るのが日課になった。
END
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